楽しい!の裏にあるものはたのし~! 知らない世界に触れられて、楽しかった~! これは「トコさんの絵本講座#28 おもしろ図鑑大集合」を 終えての第一声です。 楽しかったことが伝わってきて 主催者として、ホッとする瞬間です。 これだけを読むと、 提供された情報に満足している笑顔が 想像されると思います。 でも、本当の講座の面白さは そこだけに留まらないと、 何百回も講座をしてきた わたしは知っています。 その裏に大事なものがないと こんなに楽しいと感じる講座にはなりま
お弁当に入れる鮭 ブリの照り焼き、 お鍋に入れるタラ。 イマドキ、食卓にのぼる魚は 切り身のことが多い。 わたしも 丸ごとの魚には親しみのない イマドキの生活者のひとりです。 そんなわたしが、 魚をテーマにしたワークショップを仲間とともに 8月に2度も主催しました。 小さいときにみていると、強いワークショップの中では 魚のクイズや、ワークもあります 切り身生活が長いわたしには、 できるか怪しい程度の難易度。 釣り人や、漁師さんならできるかもと でも、それ以外にちょ
子どもって、なんでダンゴムシが好きなんだろう。 「虫はいやー」と言う子も、 ダンゴムシだけは、なぜか持ててる。 大人の女性でも、 「虫は嫌いだけど、でもダンゴムシは、 かわいい」とおっしゃる。 そのダンゴムシ、実は 昆虫じゃないって知ってるでしょうか? 虫の絵本は、慎重に選ぶ特別虫マニアではない方たちと一緒に こんな虫をテーマにしたワークショップを開催しました。 まずは虫の絵本を全員で楽しみました。 虫の絵本は、慎重に選ばないと、入り口から 虫嫌いさんにはしんどいワ
市がくれたのは、ブックスタート事業かも住んでいる町や市が絵本をプレゼントされるケースがあります。 これはイギリス生まれの活動でブックスタートと呼ばれています。 イギリスでは1992年から 日本では2001年から実施しています。 このブックスタート、自治体ごとに導入を決めています。 現在取り入れている自治体は、 日本の1,741自治体のうち、1,111。 絵本の配布だけを行っている自治体もあり そこを含めると1,507になります。 (2024/7/31現在 NPOブ
アッチッチな熱量絵本を読んであげれば、必ず読書好きになる。 こんな言葉を耳にしたことがある人は、いませんか? わたしは、子どもを育てている間、 何度も「絵本を読む=本を好きになる」を聞いてきました。 わたし自身が絵本の仕事をしていることを差し引いても、 驚くほどに、各方面から見聞きしました。 教育熱心な地域で子育てをしていたこともあり、 「子どもへの読み聞かせ熱」は アッチッチ~なほどのアツさでした。 え? いまはもう読んでないの? けれど、そんなアッチッチ時代は、
関東が梅雨入りしたとたん、重苦しいほどの湿気です。 じと~っとした空気、 ツライです。 絵本の講座を主催するわたしのできることとして、 雨の絵本の セレクションをお届けします。 梅雨の期間だけ 期間限定でお届けする 「梅雨を楽しくする雨の絵本30選」 1日1通ずつ、雨の絵本を 解説つきでご案内するメールを お届けします。 カンタン登録で 雨の日がちょっと楽しくなるかも。 絵本編集30年の視点で選んだ 赤ちゃん絵本から 大人ごのみの絵本まで いろいろ取り揃えてお待
子どものような好奇心を持ち続けている大人に 絵本と自然をコラボしたイベントを 継続して開催しています。 空を飛べるって、憧れるよね 晴天の6月、早朝。 池がある広めの公園に行ってみると、 ツバメがびゅんびゅん飛んでいました。 なんて青空に映える鳥だろう。 あまりに気持ちよさそうに飛んでいるので、 そのあと仕事に向かわなければならない自分が 少し惨めに感じました。 ツバメは、どこに行ってしまうのかわからない 不思議な飛び方をしていて、 その自由な飛び方にも心奪われます。
「どっちを先に読んだらいいですか?」 絵本講座のときに、 園や小学校で読み聞かせボランティアをしている方から 質問されました。 どっちというのは、この2つの事です。 A 短くて愉快な話 B じっくり聞いて欲しい物語 わたし自身も、保育園で赤ちゃんから、小学校で6年生まで 17年間読み聞かせを続けています。 現場を知っているので、このご質問の意図はよくわかります。 長くやっていても、毎回毎回読む順番はじっくり考えます。 具体的にどうするのか「どっちを先に読んだからいいだ
絵本を読むシチュエーショををいつもと変えてみたら、 見つけたことがありました。 爽やかな5月、外で絵本を読む5月、爽やかな風の中、屋外で絵本を読む機会が2回ありました。この2つはどちらも、仕事として「絵本」を使う中でのことでした。 1つは、「絵本で話そう~ゆるっと哲学」。 絵本を入り口にした対話の時間。 もう1つは、絵本の勉強会。 こちらは23年間毎月続けている、編集仲間との勉強会です。 でも、ふつうに家族が子どもに絵本を読むシーンでも 同様のことが言えるんじゃないか
読むべき名作らしいけれど 絵本講座やセッションで 「いい絵本を教えて」と同じくらい 「この絵本、どこがいいのかわからない」の相談を受けます。 子どもは何度も読んでと言うけれど、 今すごく売れてるらしいけど、 読むべき名作らしいけど、 \この絵本、どこがいいのか、わからない!/ ということです。 この問題、わからないという事実だけに留まらず、 ここからなぜか 自分責めに入っていきます。 「わからない」自分を責める こんなにうちの子が好きなのに。 みんなが読んで感動し
絵本の楽しみを案内する人、大久保徳久子です。 鳥のこと、知ってるようで、知らない。 そもそも、「鳥って」と主語を大きくして 知ろうとしたことはなかった。 世界の珍しい鳥について知らないのは 仕方ないとしても、 スズメ、カラス、ハトなんか、いつも見ているのに。 見慣れた風景の中に、鳥は入っていたのかもしれない。 大人のワークショップ・第2弾 そんなわたしも一人の講師として参加した 大人が自然ついて感じて考えて対話する 絵本を使ったワークショップ第2弾を開催しました。
絵本の楽しみを案内する人、大久保徳久子です。 大人が自然について考えるワークショップ 場所を埼玉から東京に移して 開催しました。 「もようは何のため?」の正解は このワークショップは、 知ってるようで知らない、生き物の「もよう」に焦点を当てた ワークショップです。 「生き物のもようは、何のため?」の問いに対して 絶対的正解はありません。 自分の体を通してみたり、 対話の中で他者の意見を聞いたりして 問いを手探りしていきます。 興味津々のツワモノたち 今回の参加者は
ちゃんとした読み聞かせをしようとし過ぎて 辛くなってる人は多い気がします。 誰だって最初はドキドキしてる ふだん絵本講座を主催しているわたしが、 小学生に読み聞かせを スタートしたのは、いまから18年前。 その後は場所を小学校から保育園に変えて 読み聞かせを継続中。 絵本を通した 子どもたちとのやりとりが面白くて 18年続けてきました。 始めて読むときは 前の日からドキドキしました。 ふだん緊張しないタイプなのにも関わらず、 四年生を前にして たくさんの目が注目する
絵本の楽しみを案内する人、大久保徳久子です。 絵本を大人が自然科学を学ぶための ひとつのツールとして使った ワークショップを開催しました。 知ってるようで知らない 生き物の「もよう」に焦点を当て 生き物の生存戦略を考えるプログラム。 「もようの目的ってそもそも何?」 「しかもどうして、あの模様?」 「えー、じゃあ、オスだけなのはなぜ?」 「あんなに派手なのって、つまり・・・」 いろんな言葉が飛び交いました。 遊んでいるみたいなことが、学びの入り口 でも、講座が始まっ
小学生が哲学で対話する。 北アイルランドに実在する 公立男子小学校が舞台のドキュメンタリー映画 『ぼくたちの哲学教室』が、 めちゃくちゃ素晴らしかった。 小学校に哲学の授業がある。 きっちりと、主要科目に入っている。 こう聞くと驚くかもしれない。 けれど、そこには深い背景が存在してる。 北アイルランド紛争の爪痕がまだ、 街の隅々まで残っていて、 子どもたちの生活にも影を落としていた。 憎しみの連鎖を断ち切るには、 暴力対暴力の図式ではダメだ! 哲学よる対話を用いる
夏はどんどん伸びる時期。 子どもは夏休みに一気に成長する。 と、思う。 なんのエビデンスもないのだが、 夏休み明け、久しぶりに会う子を見て 「うわ、顔つき、違うね」 「一回りデカくなったなあ」と感じた経験のある人は 多いのではないかと思う。 それと同じように、 夏休みに子どもの「読書」も成長する。 これは、わたしが子育てをしていて 毎年感じていたことだ。 時間があれば、なにが起きる? 夏休みは、そうでない子もいるだろうが、 たいていは、普段の生活よりも 時間の余