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自由に飛べる鳥たちが、代わりに失ったもの

子どものような好奇心を持ち続けている大人に
絵本と自然をコラボしたイベント
継続して開催しています。


空を飛べるって、憧れるよね


晴天の6月、早朝。
池がある広めの公園に行ってみると、
ツバメがびゅんびゅん飛んでいました。

なんて青空に映える鳥だろう。

あまりに気持ちよさそうに飛んでいるので、
そのあと仕事に向かわなければならない自分が
少し惨めに感じました。


ツバメは、どこに行ってしまうのかわからない
不思議な飛び方をしていて、
その自由な飛び方にも心奪われます。

世の中にはいろんな動物が存在してるけど、
人間が憧れる率ナンバーワンは
鳥なのではないかな。

そんな鳥をテーマにした大人向けワークショップ
2回目。

鳥について子どもにどう伝える?

ワークショップ
「スズメはいちばん身近な野生動物?」
日 時 2024年6月15日(土)
場 所 東京都台東区 おくらまえ
参加者 3名 

講師は、
自然遊びを伝えるプロ
動物を伝えるプロ
絵本のプロ
 (わたしです) 
三人が結集。

内容はこちらと同じ内容。

しかし、前回が一般の大人だったのに対し、今回はネイチャー系の指導をされる立場の方たち。知識はじゅうぶんある。

鳥について、どういう形で、どの順番で、
どうフレキシブルに子どもたちに伝えていくかを
試行錯誤する勉強会のような会話が続きました。

「そういえば、スズメの頭の動きはこんな感じ」
「ハトはこうじゃない?」とマネして見せてくれる方もいて
その観察力に驚いたり。

子どもに動きを真似してもらうのは、すごくいいかも。

むしろ、なぜ飛べるのか?


そのあとには、鳥はなんで飛べるのか。
そんな話になった。

そうそう、それはめちゃくちゃ
わたし自身が知りたいことだ。

鳥が、特殊な「飛ぶ能力」を持つためには、
他の動物と何が違うのか。
翼をくっつければ、どんな動物も飛べるわけではないだろうから。

みんなに仮説を立ててもらってから、「こういう説が有力」と
動物のプロに話の話を聞いた。
その話の行き着く先には、ちょっと切ないものだった。

まるで人魚姫の話のように
飛ぶ能力を得るために、鳥には失ったものがあるという。

(詳細は、これからワークショップを受ける方のために
伏せておきますね)


この話も含めワークショップの中では、
簡単にスマホで調べてしまわずに、
参加者さんと一緒に考えることができたことで、
「では人間は?」「わたしたちの社会に置き換えると?」と
横展開に考えることができた。

わたしの時代にはなかった総合学習って、こんな感じかな。

絵本のプロとして、参加しているわたしからは、
対象年齢や理解度に応じた
絵本や図鑑の比較ポイントをお話しました。

きっと子どもたちの待つ現場で、
寄り添った選書の助けになってくれるはずです。

次回テーマは虫


大人といとい、次回のテーマは「虫」。
子育て支援や教育現場でも、
「虫は嫌い」な方がたくさんいるのは知っています。

好きになってとは言いません。

同じ地球の仲間は、どんな生活をしているのか。
そこに視点を向けてみませんか。
なにか面白いことが見つかるかもしれません。

何かを教えるのではなく、見つけてもらう工夫をちりばめた
そんなワークショップを通して
子どもたちにも「見つける体験」を伝えられる大人を
増やしていきたいと考えています。

申込詳細はこちら
https://www.reservestock.jp/events/934367

お待ちしています。

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