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知ったところでお金にはならないが、知ると世界が違って見える

絵本の楽しみを案内する人、大久保徳久子です。

鳥のこと、知ってるようで、知らない。

そもそも、「鳥って」と主語を大きくして
知ろうとしたことはなかった。

世界の珍しい鳥について知らないのは
仕方ないとしても、
スズメ、カラス、ハトなんか、いつも見ているのに。

見慣れた風景の中に、鳥は入っていたのかもしれない。


大人のワークショップ・第2弾


そんなわたしも一人の講師として参加した
大人が自然ついて感じて考えて対話する
絵本を使ったワークショップ第2弾を開催しました。

今回のテーマは「鳥」。

ワークショップ
「スズメはいちばん身近な野生動物?」
日 時 2024年5月18日(土)
場 所 埼玉県越谷市SOKO802
参加者 第1回目は4名 第2回は4名

講師は、
自然遊びを伝えるプロ
動物を伝えるプロ
絵本のプロ
 (わたしです) 
三人が結集。

そもそも鳥は、どんな形をしているのか。
鳥の体には、何が備わっているのか。
そんな話からスタート。

かわいい鳥の絵本も登場しつつ、
その後はくちばしに注目したワークを
いくつか体験へ。

これが、今回の目玉です。

想像して「こんな感じだろうな」と思っているのと
実際にやってみるのでは大違い。

「うわ~疲れるぅ」
「こんなこと、鳥はやってるの?」

同じことをひたすら繰り返し、動きのムダを感じて、
しだいに疲労感を感じてくると、
今まで以上に鳥を愛おしい目で見守りたくなる。
そんな気がしてきます。

なぜなぜが止まらない

子どもが、言葉を覚え始めた時期に
やたらと「これは何?」「なんでなんで?」と
しつこく聞く時期があるけれど、

ワークを体験した人たちは、まさにそれ状態。

鳥に関する問いが、止まらないだけでなく
どんどん深くなっていきました。

「鳥って、なんで○○なんだろう」
「長い距離を渡ってくる必要がそこまであるの?」
「ここが、こうなってるのは、△△だからじゃないかなあ」

鳥のアレ、なんでだろう。
鳥のココが気になる。

ああ、面白い。

どんどん鳥を知りたくなる気持ちが
深まり、疑問に仮説を立てて、調べたり、話し合ったりが
自然に始まっていました。

しかも、超前のめり。

好奇心が熟成する


鳥の専門家でもなければ、
一生の中で、こんなに鳥の話をすることは
ないでしょう。

鳥のことをいろいろ知って、のめり込んでも
お金にはならないし、ステイタスが上がるわけでもないんです。

でも、知るって楽しい。
鳥をもっと見たくなる。
好奇心が熟成してゆく。


地球の仲間たちの話を
一緒に分かち合う時間を過ごしたメンバーは、
全員、見えない宝物を抱えた表情で
帰って行かれました。

【参加者さんの感想】---------
「くちばしの見方が変わった!なんたって、面白かった」
「鳥の多様性・たくましさに感服しました」
「体験があったことでしっかり頭に入りました」
「これから鳥に注目してみます」
「学校や学童で、子どもたちにも体験してほしい」

絵本・図鑑をどう使うか

ワークと並行して、
絵本や図鑑もたっぷり準備して、ご案内しました。

ただの絵本紹介とは異なり、
どのタイミングでどんな絵本が入ると効果的なのか。
子育てや、子育て支援をされている方には
とても喜ばれます。


現在、大人といといは、
埼玉県越谷と東京都台東区の二拠点で開催しています。
それぞれ募集開始しております。

・2024年7月20日 埼玉県越谷市
「ダンゴムシは虫じゃないの?」

もう一度やった鳥の回の様子は、こちら。


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