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絵本は「大人の学び」に使えるツール

絵本の楽しみを案内する人、大久保徳久子です。

絵本を大人が自然科学を学ぶための
ひとつのツールとして使った
ワークショップを開催しました。

ワークショップ
「生き物のもようは、何のため?」
日 時 2024年2月10日(日)
場 所 埼玉県越谷市SOKO802
参加者 第1回目は14名 第2回は13名

講師は、
自然遊びを伝えるプロ
動物を伝えるプロ
絵本のプロ
 (わたしです) 
三人が結集。


知ってるようで知らない
生き物の「もよう」に焦点を当て
生き物の生存戦略を考えるプログラム。


「もようの目的ってそもそも何?」
「しかもどうして、あの模様?」
「えー、じゃあ、オスだけなのはなぜ?」
「あんなに派手なのって、つまり・・・」

いろんな言葉が飛び交いました。

遊んでいるみたいなことが、学びの入り口


でも、講座が始まってすぐさま
考え始めたのではありません。

まずは、絵本の読み聞かせに爆笑。

目を細め絵本を覗き込んで
獲物を狙う
ハンターの目になってみたり。

さらには、大人が席から立ち上がって
部屋をウロウロウロウロすること10分以上。


外から見たら、
「何してんだ?あの人たち」の状態です。

遊んでるようでいながら、
これらも学びのための大切な
体験のプロセスです。

大人がまず、体験してみないとね


体験から、「なぜ」は生まれる。
「なぜ」を学びにつなげる。

これは、いま教育を考える人たちが
みんな口を揃えて言っていることです。

でも、実際大人が
自分で体験しようとなんてしません。

ついつい、子どもにやらせようとしてしまう。

だけど、大人が自分で体験してみると、
入り口になる「遊び」が
どんなに大事か分かります。

大人が楽しく体験していれば
子どもにも楽しさはストレートに
伝わるはずです。


ワークショップの最後に
「新しい視点で世界を見てみようと思う」
こんな感想が飛び出しました。

体験は、ちゃんと
重みをもって受け止められていたということです。

そのほかにも
「自分がちゃんと見ていないことに驚きました」
「動物の模様は、隠れるためだけにあると思っていた」
「実際に体を動かして体験したことは、とても新鮮でした」
などの感想が聞かれました。


大人の学びに、絵本が大活躍!


このプログラムの中で
絵本は大切な役割を持って活躍します。

通常屋外で行われる
自然体験の学びに、絵本を活用するメリットとして
以下の点が挙げられます。

・動物や昆虫、植物がみられないかもしれないという
 不確実な状態ではなく、確実に見ることができる。

・文と絵(写真)があることで、理解しやすい。

・誰にでも分かる表現が、選ばれている。

・基本子どもに向けて良心的に作られている。(例外はあるにしても)


絵本を
「子どもに寝る前読むと良いらしいもの」
との認識だけだと、本当にもったいない。

みなさんの活動や、
生活の中で、きっと絵本が活躍できると思います。

どう絵本を活用できるのか、
一緒に考えてみませんか。


都内での開催も決定。
https://yushin.or.jp/?p=1418

台東区蔵前での実施になります。



絵本×自然体験 体感型大人の学び第2弾は、
鳥に注目する
「スズメはいちばん身近な野生動物?」

申込みはすでにスタートしています。

ご興味のある方は、こちらから、お申込みください。
https://lit.link/ookubotokuko


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