hitujinomei

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怒り

怒りで周りが見えなくなる 怒りの吐き口に怒りの種を知らずに撒いている そしてまた怒りに火をつけて堂々巡りだ このレベルの怒りに対するリフレッシュ、気分転換には身体…

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6日前

は?

・瞑想をしているとあぐらの上に置いてある手、手首から先がパンパンに膨らんで巨大化しているような、どうにも重いなあと思えてならない時が多々ある。これはアリスとは関…

hitujinomei
2週間前
2

はい

昔の人はあまりに美しいものを見たり感じたりした時に自殺していた。 現代においても私にとっては春の風はちょっとうますぎて頭がおかしくなりそうな感じはある。 詩人は…

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2週間前

やつらにも言い分がありそう

20後半になってから鼻毛がやたら出るので気にして全然それ用じゃないぶってえハサミの先で飛び出している鼻毛を切ったりしている。 何でそんなに出るようになったんや。老…

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2週間前
1

今日この頃

10時にガス警報器のおじさんがインターホンを押した。 僕は性急にドタバタと階段を上がる迷いのない足取りに勧誘とかではないな、誰だろうとなった。が、すぐに、あ、ガス…

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2週間前
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夢日記

1 僕は歩道に面した大きな和室の窓を全開のまま外出していたのに気づいた。 誰か入り込んでやしないか、と様子を伺っていたら40絡みのおっさんが飛び出してきた。足を窓に…

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3週間前
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日曜日に雨

夜中のどこかの街角で、ハザードを炊いたまま、エンジンをかけたまま、その車の持ち主はどこへ行った?    子供の頃から演劇の渦中よりも緞帳の裏にあるかもしれない世界…

hitujinomei
1か月前
1

怒り

怒りで周りが見えなくなる
怒りの吐き口に怒りの種を知らずに撒いている
そしてまた怒りに火をつけて堂々巡りだ

このレベルの怒りに対するリフレッシュ、気分転換には身体を動かしてうんと汗をかいて疲れさせるのが一番いい。酒やタバコ、ファストフードでは太刀打ちできやしない。

腕立て伏せ、腹筋、スクワット。私は梨の礫になるしかない。思いは秘めてそれでいて呪いは使わないと決めている。

自分は気のいいちっぽ

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は?

・瞑想をしているとあぐらの上に置いてある手、手首から先がパンパンに膨らんで巨大化しているような、どうにも重いなあと思えてならない時が多々ある。これはアリスとは関係ないやつ。分かるんだ。脳のどこかの慢性的な疲弊、損傷が黄色白赤の配線を入れ違えた時のように間違った場所でイかれたブザーが鳴り続けるように、そこで発現してしまった。だけ。

・労働から帰宅すると部屋は蒸し風呂。太陽はまだ西の中空にあり、わた

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はい

昔の人はあまりに美しいものを見たり感じたりした時に自殺していた。
現代においても私にとっては春の風はちょっとうますぎて頭がおかしくなりそうな感じはある。

詩人は何かを語る気はなかった。語るという態度には自惚が含まれている。自分は日陰の虫ケラだ。

ライトワーカーは愚痴以上ちょっとばかし気の利いたもの以下の文章を描き飛ばして、A4コピー用紙にタイプしたそれを街中に撒き散らしては、何の話題にもならな

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やつらにも言い分がありそう

20後半になってから鼻毛がやたら出るので気にして全然それ用じゃないぶってえハサミの先で飛び出している鼻毛を切ったりしている。
何でそんなに出るようになったんや。老いなんかな、だらしない。

まあ、鼻毛にも言い分がありそうなので聞いてみる。

鼻毛「お前よーそもそもこっちは生まれてこの方ぶっ壊れとんねん。お前んとこの親父の遺伝や、鼻がよーないのはなあ。慢性副鼻腔炎や。お前もガキん頃よー耳鼻科行っとっ

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今日この頃

10時にガス警報器のおじさんがインターホンを押した。

僕は性急にドタバタと階段を上がる迷いのない足取りに勧誘とかではないな、誰だろうとなった。が、すぐに、あ、ガスの取り替えの業者が来る日を今日にしていた気がすると思い当たった。

ガス屋のおっさんは次は5年後になる事と、リースでいいかの確認をした。滞在時間は10分にも満たなかったかもしれない。何度かAndroid携帯特有の着信音が鳴っていた。たと

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夢日記

1
僕は歩道に面した大きな和室の窓を全開のまま外出していたのに気づいた。
誰か入り込んでやしないか、と様子を伺っていたら40絡みのおっさんが飛び出してきた。足を窓にかけて、出る前に辺りを右左と見やっている時に私と目が合ったわけで、急いで向かいの戸建に逃げ込んだ。何か洋服を数着脇に抱えていたように見えた。
男が見えなくなると、その戸建の中から我々の状況を監視していた奴がいたらしく、殺せ!と怒号が響い

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日曜日に雨

夜中のどこかの街角で、ハザードを炊いたまま、エンジンをかけたまま、その車の持ち主はどこへ行った?
 
 子供の頃から演劇の渦中よりも緞帳の裏にあるかもしれない世界や上手下手に出番が終わり捌けていく人達のその後について想像を膨らませる子供だった。

 信号を無視し続ける深夜の亡霊達。点滅という音のない合図で街を段階的に眠りに連れて行く。
 
 静寂が聞く耳そのものなのか。

 星空。丘。リンゴの木。

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