子なし希望だった過去の私に伝えたいこと。
あの頃の私は悩んでいたね。
子供を持たないことは圧倒的にマイノリティのであり、少数派の気持ちは周囲に理解して貰えず苦しんでいたね。
だからこそ私は〈子を持たなくても幸せな日常を送れる〉とSNSにて少し優雅な生活や自由な日々を発信していたね。
私自身は本当に心の底から幸せなんだけど、リアルな世界では周囲の理解を得れなかったから。
子を望んでないと伝えると、どうしても何か理由があるのかと探られたり、哀れみの目で見られてるように、いや、私が自意識過剰になり錯覚していた。
だからこそ、周囲の羨望や共感といいねで自分の生き方を肯定してもらいたかったね。
でも、その羨望だって錯覚だったのかもしれない。羨望の裏側には建前だったり同情だったりその本心は知る術はない。
多数派、少数派と分けたらキリがないんだ。だって多数派の中にも少数派と事細かく細分化できるのだから。 子供がいない私は少数派だけど、結婚している私は多数派じゃないか。 子ができたら多数派になるが、そこから細分化され、子の個体差によっては少数派になるかもしれない。
そして10年後、20年後、「独身と既婚」「子なしと子あり」このマイノリティとマジョリティの関係はいずれ逆転するだろう。
これだけ女性が社会で活躍し、事実婚という選択肢も増え「おひとりさま」の言葉がクローズアップされ、個人がのびのび生きれるようなった。そして、若者は「いかにコスパ良く人生を送れるか」を意識するようになったのだから。
つまり、周囲の多数決は関係ない。既婚や子あり自体がいずれ少数派になるかもしれないくらい「世間」というものは不明瞭なんだよ。
休日のイオンのフードコートにて「私は子育てという面倒でコスパが悪い事は絶対にしたくありませーーーん!!」とファミリーに対して口から叫んだり、態度で威嚇しなければ、思想は自由であり、自分が思っている事が正解なのだよ。お前の人生だから、そこに周りの共感や羨望やいいねは必要ないのだ。
過去のお前から、こんな声が聞こえる。「子は望まないが、子育てを頑張ってる友人を見みると負い目を感じる」と。
母になった友の事を、純粋な気持ちで応援をして、SOS が出た時に手を差し出せば、負い目なんて感じなくていい。いつだって都合よく自分を肯定すれば良いさ。仕事をしているのなら納税しているのは素晴らしい。それだけで良しとしようじゃないか。
ん?もしかしたら専業主婦になるかしれない?お前が旦那をピシッとさせ、うまい飯を作るから彼が仕事に精を出せ、それが税金の金額に反映されるのだろう。
ん?もしかしたら離婚して頼る当てもなく、税金のお世話になるかもしれない?毎日、外のゴミを1つか2つほど拾えば良いではないか。所詮、世間なんて最初から不明瞭なんだから、自分が何かしらの形で世間の役に立っていると勝手に思い込めば良い。だだし納税している人の敬意と感謝は絶対に忘れずに。
自分の選択に、お前の小さな胸を張れば良い。負い目なんか感じる必要はないのだ。
いつだって自分の本音が正しい。
仮に離婚して独身に戻りたくなったら、それが正しい。人の感情は0か100ではなくグラデーションだ。それは日々、いや時間単位で変化する複雑で不確定なものである。もし、お前が3年後、5年後も子はいらないと思っていればそれが正解さ。でも反対に子供が欲しいと思ったらその気持ちが正解なのだよ。
ん?休日のイオンのフードコートにて「私は子育てという面倒でコスパが悪い事は絶対にしたくありませーーーん!!」と自分の思想が勝手に叫んだのに、子を望むのは矛盾していると言いたいのかい?
私達はいつだって矛盾している。理屈では生きていけない。つい論点がずれたり、話の脱線の脱線をしてしまったり、1時間前と考えが変わったり、結局何を伝えたいのか自分でも分からなくなったり。
だけどそれが「人間味」ではなかろうか。そんな風に自分でも訳が分からなくなって、悩んで、苦しむほど、人としての深みがでて他人にも優しくなれるだろう。
独身、既婚、子あり、子なし、私達は役割が増えたからって決して縦の序列は作らなくていい。もう令和の時代にて、人々をカテゴライズしなくていい筈だ。
役割の多さで優越感に浸る必要もない、
役割が少ないからと言って劣等感を感じる必要もない。
そんなものを全部とっぱらって、もっと自分がどうしたいかの本心と真剣に向き合った方がいいだろう。
あぁ、私も過去のお前に何が言いたいか分からなくなった、きっと私も矛盾している。つまり、どんな選択をしてもお前が正しいし、自分勝手に都合よく解釈すれば良いって事さ。
過去のお前は怒りながらこう言うだろうね「私の嫌いな綺麗事を言いやがって」と、もうこれで最後にする。
客観的視点を持ってるからこそ、悩んだり、苦しんだりするあなたは心優しい人なんだ。そんな人はどんな選択をしてもきっと後悔しない生き方が出来ると思う。だけど、「もう1つの選択肢を選んだらどうだったか」と思いにふける日もあるだう、人間だものそんな日があってもいいさ。
だけど、自分の選択に自信を持ってほしい。きっとそれがあなたにとって正しい道なのだから。
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