「しいくうらばなし」

盛岡市動物公園ZOOMOの飼育係が、動物たちのエピソードや飼育環境をよくするための様々…

「しいくうらばなし」

盛岡市動物公園ZOOMOの飼育係が、動物たちのエピソードや飼育環境をよくするための様々な取り組みなど、飼育係しか知らないあれやこれやをこっそりお話しします。

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    🎉来園者数20万達成🎉ベストショット缶バッジセットA

    年度目標であった来園者数20万人達成記念として、ZOOMOの動物たちのベストショットのミニ缶バッジが10個入りのセットになりました!セットA内容・ホンドテン・ホンドギツネ “がんづき”・チゴハヤブサ・ホンドタヌキ・ニホンツキノワグマ “リオ”・ニホンヤマネ・シロフクロウ・アフリカゾウ・ライオン・ピューマ “タフ”約32㎜以上10点が入ったZOOMOの魅力満載なセットです!数に限りがありますので、お早めに!
    ¥1,700
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    🎉来園者数20万達成🎉ベストショット缶バッジセットB

    年度目標であった来園者数20万人達成記念として、ZOOMOの動物たちのベストショットのミニ缶バッジが10個入りのセットになりました!セットB内容・ニホンイヌワシ・ニホンアナグマ・ホンドギツネ “はっさく”・ニホンツキノワグマ “姫”・ニホンリス・オオコノハズク・キリン・グラントシマウマ・ピューマ “ニーナ”・カナダカワウソ約32㎜以上10点が入ったZOOMOの魅力満載なセットです!数に限りがありますので、お早めに!
    ¥1,700
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    ★お得★【2023開園記念Tシャツ】ZOOMOな1ダース

    ★開園記念Tシャツ最終販売★来園者数20万人を突破!皆様に感謝の気持ちを込めて開園記念Tシャツを感謝価格2,000円で販売!(通常価格3,300円)販売期間は4/21(日)まで!これを逃したらもう二度と手に入らない(かも)しれません!※ZOOMOショップasHiato byZOOMOでも販売しております。お買い求めの方はスタッフまでお声がけください。************************************************************************ZOOMOの動物たちが、折り紙になっちゃった!?前面いっぱいにプリントされたデザインでインパクトは大!!!デザインは大胆ですが、ブラック生地にホワイトのプリントはクールでオシャレ♪♪背面の首元にはZOOMOのロゴ刺繍がさりげなく。きっと、今年も暑くなるはず!!ぞんなときは、これを着てZOOMOの動物たちと夏の暑さを乗り切ろう!!!************************************************************************MCL盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校の生徒さんデザイン!「植物は食料でもあり、日常的に使う紙の原料でもある。」という動物と植物の密接な関係を、折紙 ( 植物 ) で表現しています。************************************************************************【サイズ表】★開園記念ZOOMOな1ダースTシャツ(ブラック) L  身丈 74/身幅 55/肩幅 50/袖丈 22XL  身丈 78/身幅  58/肩幅 53/袖丈 24 素材:綿100%※複数購入の際には、個別に送料がかかります。
    ¥2,000
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    🎉来園者数20万達成🎉ベストショット缶バッジセットA

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最近の記事

ZOOMOが目指す、ZOOMOならではの動物病院「ZOOMO WILDLIFE HEALTH CENTER」

いつも盛岡市動物公園ZOOMOを応援していただきありがとうございます。  今回は盛岡生まれの飼育係として、新たな動物病院「ZOOMO WILDLIFE HEALTH CENTER」について、お話をしたいと思います。 私は盛岡で生まれましたが、父親の転勤に伴い東京や仙台などで数年暮らしてから小学校低学年の時に盛岡に戻って来ました。盛岡に戻って来てからは家の周りや通学路の近くにある野原や林で遊ぶ毎日。習い事の時間になっても林から帰って来ず、捜索願を出されそうになったこともあ

    • アフリカゾウの“マオ”をママに~日本初のアフリカゾウの人工授精に挑戦~

      〇日本の動物園のアフリカゾウの飼育状況 2023年1月現在、アフリカゾウは国内の14の動物園で25頭(オス4頭、メス21頭)を飼育していますが、2013年の出産を最後に繁殖が完全に停止しています。また、過去10年間に16頭のアフリカゾウが死亡しており、今後の飼育展示の継続が危惧されています。過去の繁殖の多くは海外から野生の個体を導入したペアによるものですが、野生個体を導入することはワシントン条約によって困難な状況が現在も続いています。繁殖を目的としたアフリカゾウの国内移動

      • ZOOMOのニホンツキノワグマと動物福祉への取り組み

        当園では、現在2頭のメスのニホンツキノワグマを飼育しています。名前は”姫(ひめ)”と”リオ”です。 ”姫”は甘えん坊でおてんばな性格で、胸の月の輪模様がコウモリの様な形になっているのが特徴です。 一方、”リオ”は比較的穏やかでのんびりしていて、胸の月の輪模様がネックレス模様になっています。 このツキノワグマの特徴である胸の月の輪模様は、実は1頭1頭違う形をしていて、野生下のクマの個体識別にも用いられます。なかには全く模様のない個体もいるそうです。 この月の輪模

        • グラントシマウマが仲間入り!

          6月10日に広島市安佐動物公園から“エレナ”5歳と“ミイハ”1歳、2頭のメスのグランドシマウマをZOOMOの新しい仲間として迎えることが出来ました。 グラントシマウマはシマウマの中では日本の動物園で最も多く飼育されている種で、19園館で123頭飼育しています(2020年現在)。シマウマの仲間は当園で飼育中のグレビーシマウマの他にヤマシマウマ、サバンナシマウマの3種がおり、グラントシマウマはサバンナシマウマ全5亜種の中の一つで、最も体が小さく、縞模様の間隔が広いのが特徴です。

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          冬の恒例作業"高病原性鳥インフルエンザ対策"

           昨年の10月から11月にかけて、園内で飼育している鳥類の獣舎の高病原性鳥インフルエンザ対策をしました。  現在、鳥類を飼育している獣舎は、30年以上も前に建てられたものです。高病原性鳥インフルエンザが日本で初めて発生したのは1925年との記録がありますが、流行が見られるようになったのは2000年代に入ってからの事で、園の開園当時はあまり認識されていない感染症でした。  そのため、当然、鳥類ケージも、鳥類が逃げないため、鳥がぶつかってもケガをしないようにという考えが中心に設計

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          削蹄講習と乗馬講習

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          シマウマ“ラガー”の採血トレーニング

           今回はグレビーシマウマのオス“ラガー”が取り組んでいるハズバンダリートレーニングについて紹介します。  ハズバンダリートレーニングとは、動物の健康管理と福祉向上のため、動物が自発的に採血や体重測定に協力してくれるようにするトレーニングのことです。職員は現在、動物にやさしい飼育管理やハズバンダリートレーニングの基礎となる応用行動分析学を学びながら、園内の様々な動物種でトレーニングに取り組んでいます。今回、“ラガー”がハズバンダリートレーニングを通して無麻酔下での採血に成功し

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          ライオン・キング

           “キング”は2008年3月に秋田市大森山動物園から来園しました。2歳になったばかりの“キング”はたてがみも少ししか生えておらず、あまりにも弱々しい印象だったのを覚えています。しかし、名前を公募したところ、当時いたメスの“クィーン”の影響か“キング”という立派な名前を付けていただきました。私が担当になった2016年には10歳の立派なオスになっていて、まさに百獣の王のキングでした。  見た目は堂々となった“キング”ですが性格はとてものんびりした穏やかなもので来園者にも人気があ

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          グレビーシマウマの“キララ” ~盛岡での暮らしと闘病~

          グレビーシマウマのメスの“キララ”が8月25日に亡くなりました。担当者としてこれまで“キララ”を応援していただいた皆様に感謝をお伝えするとともに、“キララ”を偲び盛岡での暮らしを振り返りたいと思います。 “キララ”は2014年10月に4歳で京都市動物園より来園しました。グレビーシマウマは、細かく美しい縞模様があります。近年開発による生息地の破壊や、乱獲等で個体数が減少し、シマウマの中でも絶滅の危機に瀕しています。国内では8園で20頭を飼育していますが、盛岡でも繁殖を推進する

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          動物園で暮らすニホンリスたち

           7月上旬に、今年初めてのニホンリスの出産を確認しました。  ニホンリスの出産は、通常春が多く、当園でも4月や5月に赤ちゃんが産まれることがほとんどです。しかし、今年はなかなか出産を確認することができず、まだかまだかと心待ちにしていました。  もしかしたら今年はもう産まれないかも…と思っていた6月10日、展示場でお腹がふっくらしている1頭のメスを発見しました。何日か前の確認時では、お腹が大きいようには見えなかったため、少し油断していました。ニホンリスを長く飼育してきた先輩ス

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          ヒトコブラクダの“ヒトミ”が岡崎市東公園動物園にお引越ししました!

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          オシドリの雛誕生!

          ~オシドリの産卵~  いつもは鳥類舎の展示場で飼育していたのですが、昨年の秋から今年の春にかけて鳥インフルエンザ対策のため、動物病院でカルガモやマガモと一緒に飼育していました。鳥インフルエンザの発生も一段落し、また、4月23日に開園のため4月20日に展示再開へ向けて鳥類舎に移動準備を始めたところ、巣箱内に3個産卵を確認しました。まだ産み始めたばかりとはいえ、産卵が始まってからの移動は初めてなので、少し心配だったのですが、移動3日後には産卵していた巣箱ではない、昨年利用してい

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          国内初ゾウの人工授精プロジェクト

           現在、ZOOMOでは6月13日で19歳になったばかりのアフリカゾウのメス“マオ”を飼育しています。3年前まではオスの“たろう”も飼育していましたが、慢性肺炎により平成30年11月29日に亡くなりました。  たろうが亡くなった翌日からマオは一睡もせず、どうしていいのか分からない様子で、とにかく足を止めずにぐるぐると歩き続ける日々が続きました。  職員が交代で遅くまで残ったり、早朝に出勤して安心させるように努め、数か月で睡眠も安定して見られるようになり安心していたのですが、あ

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          ようこそ“ユン”盛岡へ!

           5月27日に“リンタ”の新しいパートナーとして東京都多摩動物公園からメスの“ユン”(2歳:5月11日生まれ)が来園しました。 ~迎え入れる準備~  寝室の清掃と消毒をして、敷いている砂の入れ替えをしたり、まだ2歳で小さい“ユン”のために給餌台を底上げして、食べやすい高さに調整したりしました。また、搬入作業の段取りを入念に行って、初めての場所に驚かないようにキリンが大好きな木の葉で寝室を飾り付けして準備万端。 ~移動の様子~  多摩動物公園では20頭近いキリンを群れで飼育

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