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そもそものところ、ヨガって何?

ヨガを始めるきっかけは、

・痩せたい
・体質改善したい
・綺麗になりたい
・感情コントロールがうまくできるようになりたい
・毎日心地良く過ごしたい...

人それぞれかと思います。


でも、それなら、他の運動でも良いのでは??


と、思う方も多いでしょう。


そもそものところ、ヨガって何なのでしょうか...??


ストレッチとどう違うの?
ピラティスとヨガってどう違うの?
そもそもヨガって何なの...??

おおもとの疑問について、ひも解いてみました。


私について☟


✅ヨガという言葉の意味と、おおもとの目指すべきところ


ヨガ(ヨーガ)という言葉は、サンスクリット語のユジという音から派生した言葉です。ユジという音には、既につなぐ、とか結ぶ、といった意味が含まれており、そういったニュアンスの言葉なのです。



では、何と何をつなぐのか...??

これはよく、馬車を引いた馬と御者に例えられます。

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・馬・・・心(欲望のままに暴走)
・荷車・・・体(ただ引っ張られていく)
・御者・・・思考(理性で心の行く先を正していく)


現代人は、この、心(欲望)・思考(理性)・身体の向く方向がバラバラになってしまっていることがあります。

例えば、週初めの朝。思考は会社行かなきゃ。心は休みたい。寝たい。でも身体はしょうがないからデスクに向かってる...みたいな。

この時、人は幸せでしょうか??充実してますかね??

少なくとも、幸せとは言いにくいですよね。それはもう、充実とは程遠い。

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では、この3者(心(欲望)、思考(理性)、身体)が仲良く1つの方向を目指した時。

例えば、目の前のケーキを、食べたい!と思う心。客観的に自分を見て、体系的にも時間的にも食べても良い状況!お腹も減ってる!食べられる!!

この時、どうでしょう?幸せですよね!!

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そう。

ヨガとは、元々は、心(欲望)と思考(理性)と、身体とを、綺麗に結び付けて1つの目的に向かって邁進するための鍛錬なのです。

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✅なんでポーズをとるの??


上で説明した通り、心(欲望)と思考(理性)、身体とを結びつけるために、なぜポーズを取るのか??

確かに疑問ですよねw


これには、実は順番があるのです。


ヨガには八支則と言って、人間の成長段階に従って、8つの段階を示している約束があります。

いわゆる現代のヨガ、ポーズを取ったり呼吸法を行うのは、実はこの3段階目と4段階目なのです。


ちなみに、八支則とは、以下のようなものです。


※タイトルは正確に日本語に訳しにくいため、サンスクリット語の読み方で書いてあります。


1.ヤマ

これは、簡単に言うと、悪いことをするな、という段階。やっぱり放っておくと心(欲望)のままに悪いことに走ってしまう...ということなのかしらw

まずは、盗むなとか、暴力ダメとか、そういった基本的な『人としてやったらダメよ!』から始まります。

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2.ニヤマ

やったらダメよ!が守れるようになってきたら、次はやるべきことを積極的にやろう!の段階。


これは、勉強しなさいよとか、清潔を保ちなさいよとか、自然や自分自身に畏敬の念・親愛の気持ちを持ちなさいよとか。
そいういった基本的な『人として生きてくんならやらなきゃね』的なことを積極的にしましょうね!の段階です。

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3.アーサナ

ここで初めて、物理的な、目に見える身体を整えなさいよ、という段階が出てきます。

やっちゃいけないことと、やるべきこととの区別がはっきりつき、目指す場所や自分の使命がぼんやりとわかってきても、やはり身体が整ってなければ、目指せませんものね。

ここで、一生使う、この身体を大切にメンテナンスして整えよう!という段階になるのです。


そしてこれが、いわゆる『ハタヨガ』と言われる『身体のヨガ』であり、現代広く広まっているいわゆる『ヨガ』になります。

※現代の○○ヨガのうち、身体を動かすものについては、全てハタヨガに分類されます。(ハタヨガのうちの、○○ヨガ(流派等)という呼び名になります)

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4.プラーナーヤーマ

これはクラスの中では呼吸法と訳されたりもしますが、ここでは、呼吸も含め、目に見える身体を作り上げている目に見えないエネルギーようなものを整える段階、と捉えていただけるとわかりやすいと思います。


人は、相手をパッっと見た瞬間、『あぁ疲れてるな』とか、『わ、この人めちゃイライラしてる』とか、感じ取りますよね...?

それって恐らく、目には見えないけれど、その人が醸し出す雰囲気だったり、エネルギーそのものだと思うのですね。


毎日どんよりしたエネルギーを纏っている人は、どうしても背中が猫背になりがちだし、四六時中世の中に悪態ついて過ごしている人は、眉間にしわが寄ったりしますよね。

そう、それなのです。


目に見える身体は、目に見えないそのエネルギーが長年作り上げてきた結果なのです。

だーかーらー!!


目に見える身体がある程度整ってきたら、その原因となっている、目に見えないエネルギーを整えていかんかい!というのが、この段階なのです。

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5.プラティヤハーラ

これは制感と言われたり、感覚を制御する段階などと訳されたりするのですが、ここでは、4の『目に見える身体を、長年かけて作り上げてきた、目に見えない身体』の、さらに大元になるものをコントロールできるようになろうね、という段階だと思ってみて下さい。


その、『目に見える身体を、長年かけて作り上げてきた、目に見えない身体』の、さらに大元になるもの』って何よ??って話ですが…


これは、『概念』と捉えるとわかりやすいと思うのです。


人は、自分にとって良い・悪い、好き・嫌いを判断するとき、過去の記憶をたどってそれに対する自分の『概念』で判断すると思うのですよ。


例えば、目の前から嫌な人が来た時。

これ、『嫌やわー』て思ってるのはあなただけで、相手はあなたのことを何とも思ってないどころか、他の人からするとものすごく親切な良い人だったりもします。

でも、あなたにとっては『嫌な人』だから、ちょっとソワソワしたりイライラしたり、でもそれを無理やり押さえつけようとして割とストレス増シ増シで、静かな攻撃的状態、もしくは皮一枚隔てた閉鎖的状態、で出迎えると思うのです。

それ、絶対表面にあふれ出てますからw

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そして、そのストレス状態が長く続けば続くほど、筋肉は硬直し、呼吸は浅くなり、徐々に体が蝕まれていき、相手が帰ったらどっと疲れる、なんてことになるわけです。


でも、同じ人でも、『嫌な人』という概念を落として、単なる『相手』として見ると、そこまでストレスを抱え込む必要はないと思うのですね。


私達人間は、この『概念』により縛られていることがいかに多いか...過去の経験に基づく思い込みからくる独自の概念や、社会的概念など。


『普通こうでしょ!』が多ければ多いほど、自由の利かない思考となり、それが自由の利かない身体を作り上げていくといっても過言ではないと思うのです。

もっと自由で良いんですよ☺

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6.ダーラナ

これは集中、と訳されます。

要するに、良し悪しの区別がつき、実行が出来、身体が内側から整えられ、凝り固まった概念がある程度緩んで自由な思考になってきたら、今度は自分の目指す目的について集中するという段階になります。

例えば、自分の目的が壮大だったり、周りを巻き込まねばならないものだったり、要するにすぐに達成できるような簡単なものではなかった場合。

その分、乗り越えねばならない壁が多く、高くなるわけですが…

その度事に『○○さんにこういわれた、無理かも…』とか、『今の私の状態はこれだから無理』とか、よそ見しているようでは到底目的には到達できません。まっすぐに目的に集中しましょうね!という段階なのです。

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7.ディヤーナ

これがいわゆる瞑想の段階。何かに集中し、時間を忘れて没頭している時。いわゆるゾーンに入っているような状態の時というとわかりやすいでしょうか。

時間も空腹も忘れ、狂ったようにそれに没頭している時というのは、もうその没頭する対象にずーっと心を奪われているような状態ですから、ある意味それに乗っ取られているようなものです。


その対象が…『理想の自分』だったとしたら??


あなたの理想はもう、叶ったも同然、という未来が見えてきませんか??


実はこれが、ヨガと成功哲学とが似てると言われるゆえんでもあるのです。

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8.サマーディ

これは日本語では、三昧と訳されますが、いわゆる悟りの状態と捉えるとわかりやすいかと思います。

先程のディヤーナで言う、『もう叶っちゃった状態』ですよね。理想そのもの。

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今も昔も、人は理想を求めて、ここへたどり着くことを夢見て、鍛錬に鍛錬を重ねてきたんですよね...。


✅ストレッチやピラティスとどう違うの?


1.ピラティスとの違い

ピラティスは、元々は第一次世界大戦中の負傷兵のリハビリ目的で考案されたエクササイズです。

ドイツ人の従軍看護士であったジョセフ・ピラティスさんが、限られた設備しかない収容施設のベッドの上で、負傷した人たちのリハビリを行えるよう考案したもので、身体の歪み矯正や筋力アップなど、フィジカル面を整えることを目的として考案されました。

このため、特に精神面(感情コントロールや自己肯定感アップ、マインドアップ等)においては、特に目的とはされていません。

が、実際にピラティスを行っていると、集中し、無心になってエクササイズするため、ストレス解消になったり、自己肯定感アップというような、メンタル面の効果につながる方もいると思います。

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一方、ヨガの場合は、前章でも書きました通り、あくまで、おおもとは『人間の成長』とか『理想』だとか『幸せ』『人生の目的』というような、割と大きな目的を見据えているため、どちらかというと精神的な面に重きを置いているように思います。

ただ、やはりヨガをやることにより、痩せる、体力がつく、体質改善、柔軟性が上がる、姿勢が良くなる、等といったフィジカル面の効果を感じられる方も多いと思います。

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2.ストレッチとの違い

ストレッチは、元々、アメリカのボブ・アンダーソンさんという方が1975年に提唱した『ストレッチング』が起源とされています。

そう、実はヨガ、ピラティス、ストレッチの中で、最も新しいのです。


意外じゃないですか??


もちろんそれ以前にも、それに似た運動はあったと思います。ヨガも、ピラティスも、それに似た要素を含みますしね。


なので、『ストレッチ』という言葉と共に体系化されたのが、一番新しい、ということですね。


もともとは怪我予防や怪我後のリハビリ、疲労回復等を目的として、意図的に筋肉を伸ばし、関節の可動域を高るための運動として体系化されたもので、今ではスポーツの準備運動や、整理運動としても活用されています。

ストレッチも、ピラティス同様、フィジカル面を目的として考案されたものですね。

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