【雑感】改革が空回りする理由1
<おじさんDX Vol 564>
表面上は、改革や変革をしようと鼻息は荒いのですが…。なかなか変わらないどころか、全く変わっていないなんてことも...。
私が見てきた狭い範囲での偏見の記事になります。
✅変わっているようで変わっていない
例えるなら、入り口は変わっても出口は同じようなことを何度も経験してきました。
中には「今のままで良いじゃないか」という状態でしたが、課題から目をそらすのは、組織にとって良いコトではありません。
問題や課題はあるにせよ『今は、どうにかなっているのが実情』だから、当人達に危機感がないのです。
しかしですね...。今はそれで良くとも、未来にどうなるのかは分かりません。この変えたくな層というのは、自分のコトしか考えていません。
誰しも漠然と必要と思いつつ、なかなか動き出さない理由の一つに当事者感覚が無いか薄いのですから…😅
その当事者感覚がないヒトというのは、周期的や定期的に経験則等で時期などが判明していれば渋々動き出すのですが、正解も不正解も後になってみないと分からないのが改革ですので、リアリティーがないのが本音のところなのです。
実際に会社組織も同様で未来を洞察出来るヒトって少ないのではないでしょうか。
✅誰の為?何の為?の改革
綿密に計画をしたとしても組織改革が成功しない一例として、「何の為?誰の為?」となるのです。
会社の為
会社の未来の為
働く社員の為
もっともらしい理由があっても、社員にとってどちらでも良い可能性もあるのです。
改革は、答えが出にくいですし、すぐに結果が出るものばかりではありませんから、時間がかかるのです。
それに改革出来ない組織というのは、途中経過を社員にフィードバックしません。
自分達が取り組んでいる/やらされているコトが、先が見えないばかりにいつの間にか投げ出してしまうのです。時には自然消滅することもあります。
ですから意識して先を見せていかないと社員は不安にもなりますし、諦めてしまいます。
✅混乱を生んでいないか
改革内容が整理されておらず、新旧混合になってしまうと現場の社員が混乱してしまいます。
仮に「○○という改革をします!」と断行しても、単純に社員の業務量が増えてしまったり、問題が発生して処理が増えるなんてコトも...。
と思われると社員は増々変化を拒みます。
詰込み型の改革では、社員に考える時間も余裕も生まれません。要求ばかりしている組織では、自律なんて望めないのです。
改革が失敗することだってあります。
良くないのが、振り返り反省もせず対策をしないのです。これが何度も繰り返されると「改革しても無駄」という社風になってきます。
現実問題、こうした組織が私の見てきた狭い範囲では多いのです。
つづく
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