【雑感】人手不足問題
<おじさんDX Vol 623>
報道で運送業等で人手不足が取り上げられていました。
この人手不足は、私が関わる業界でも言われていますが、過去からこうした流れは予測出来ていたのです。
✅人手不足は加速します
現状で人手不足の企業というのは、今後生き残れるか微妙です。人手に頼っているのに人手を確保出来ないのは、そもそも事業モデルとしてどうなのでしょうか。
人手不足による個々の負担増は勿論ですが、昔とは働く価値観も変わっていますし、個人的な感覚ですと「コスパ重視」になっていると思います。
このコスパ重視というのは、
バランスが取れていないと、働き手から選ばれなくなるという厄介なものでして単純な対策だけですとヒトを集められないのです。もしくは集めたとしても定着しないのです。
小売業に例えれば「売れない商品」「不動品」が発生しているのに、何ら工夫しないのと同様です。
✅働き手の減少?
人手不足が言われて久しい昨今です。
一般的な指標として15歳から64歳までの労働力人口が挙げられます。確かにこの層の人口は減っていますが、全体の就業者数は増えているという事実があります。
女性の社会進出、外国人労働者の雇用、雇用延長等でそれまで就業していなかった層が、何らかの職業に就く事で全体として働き手は増えているのが実情です。(雇用形態や中味は別としても働いているヒトは増えている)
こうした傾向なのに人手不足という業種や業界は、もっともっと危機感を持った方が良いのです。
✅人手不足なのは何故か?
少々辛辣な表現ですが、人手不足の業種や業界というのは「働き難い」「定着し難い」と思っています。
要因は様々ですが、コスパが悪いだけでなく(個人的な話になりますが)仕事に「情熱」を持てないと推測しています。もしくは情熱を持っても褪めてしまうのです。
仕事の難易度にもよりますが、出来る出来ないは別としても難易度の高さはあまり仕事選びに関係なく、大変だったとしても成長感や達成感が得られるケースもあります。
それが喜びや楽しさに繋がっていくのです。
考えても見てください。
日々喜びもなく楽しさもなく、嫌々仕事をするとどうなるでしょうか。
ヒトが去っても補充が出来た時代は表面化し難かったのですが、回りまわって担い手不足になりつつある業種や業界もあります。
小売業の場合ですと
生産性向上も勿論大切ですが、それだけでは人手不足は解消出来ません。むしろヒトは居るのに就業する魅力がないのです。
冒頭の運送業に例えれば、安く、早く、便利だけを見て働き手を蔑ろにした結果、運送業で働くというコトを敬遠する層が出来てしまったのです。これは、人手不足が良く言われる業界も然り。私の関わる業界も然りです。
見たくない現実ですが、目をそらすだけでは解決しません。
ヒトへの投資が必要です。
最近もとある企業の人事担当者とお話をする機会がありましたが、考えているよりも事態は深刻なのです。
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