全力背走

読書感想文とTRPGについて書きます

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最近の記事

TRPGコンベンションに行ってきた

先日久しぶりにTRPGコンベンションに行ってきました。 今回お邪魔させてもらったのはこちら。 川越コンベンション 完全に私の想像になりますが、コンベンションに参加したことのあるTRPGプレイヤーって意外と少ないんじゃないでしょうか。 今はSNSの募集とオンラインセッションが普及してきて距離の制約を超えて卓を囲めるようになったこともあり、昔と比べて若干存在意義の薄れたコンベンションですが、ここでしかできない体験もあります。 そんなわけで、今回はTRPGコンベンションってこ

    • 小江戸川越で桜と歴史めぐり

      ことしの花見は川越で! 2024年のお花見に行ってきました。 そこで、川越の歴史を感じられる花見スポットを3ヶ所ご紹介します。 週末にたまたま川越へ遊びにくる予定の方へ。 あるいは、近くに住んでる人ほどいつでも行けると思って行きそびれてしまうものです。 そんな川越市民の方へも。 川越市のサイトにも「春の桜散歩コース」があります。 https://www.city.kawagoe.saitama.jp/koedo90/course/pdf/c44.pdf 川越観光について

      • 能を観に行く(チケット購入編)

        能を観にいった話。 長くなってしまったので2回に分ける。今回はチケット購入編。 世阿弥(講談社学術文庫)と風姿花伝・三道(角川ソフィア文庫)を読んだ。 風姿花伝は室町時代の古典だが、ご存知の通り能は失われてしまったわけではなく、現代まで連綿と続いており鑑賞しようと思えばできる。 ならば、風姿花伝の理解を深めるには実際に能を一度観ておくべきだろう。 そういうわけでいわば読書の仕上げとして観劇してみることにした。 ちなみに私は舞台芸術には疎遠な人間で、 ・能を観るのは当然初め

        • メメモリプレイ日記2神託ガチャの闇

          メメモリのプレイ日記その2です。 ツイッターで繋がっているメメモリプレイヤーさんとこんなやりとりをしました。 今回のお題 聖天使の神託ガチャ(通称ミカチャレ)は本当に確率通りあたるのか問題について! というわけで一周年以降(正確には2023年11月5日以降)すべてのミカチャレを記録に残してみました。 パーティメンバーが固まって装備の強化にダイヤを消費する時期だった関係で、そこそこの回数になっています。 果たしてぼいちゃんはやってるのかどうか? これが生データ。○が

        TRPGコンベンションに行ってきた

          人を動かすのは恐怖

          学生時代のとある先生のささやかな思い出話 私の学生時代。 当時専門科目の漢文の講師をしていた先生が強く印象に残っていて、いまだに忘れられないでいる。 その先生の話をしたい。残念ながらお名前は失念してしまった。 先生は非常に褒め上手であった。 答案用紙の私の文章に朱で筆渾鮮やかに「卓見」と書き入れてくださって、私はそれを誰にも見せることなくゴミ箱へ投げ捨ててしまったんだけれども、胸の中には大切にしまい込まれて思い出のひとつとなっている。 さて本題。 別に私に限ったことで

          人を動かすのは恐怖

          貞観政要はリーダー論の本なのか?

          貞観政要(じょうがんせいよう)を読んだ。 2021年に出版された講談社学術文庫版だ。 貞観政要とは それってなんじゃいって人のためにごくごく簡単に説明する。 貞観政要は中国の古典で、唐の二代目皇帝「太宗」と彼の臣下たちとの間で交わされた問答集だ。 太宗が国家を運営するにあたって生じた種々様々の問題について、どうすべきか議論した結果や臣下の上奏文が集められている。 ひとつ挙げるとこんな感じ。 ある時太宗が罪を犯した者へ死刑を宣告した。しかし、その罪は宣告後に法律の条文に照

          貞観政要はリーダー論の本なのか?

          2023年の読書まとめ

          2023年に私が読んだ本の一覧です。 5点満点で評点もつけています。 本棚をみればその人がわかるといいます。 最近noteをはじめた私の自己紹介としてもご覧ください 書名一覧 書名(書名に続く数字は評価点数) ・韓非子全現代語訳 5 ・パワー 4 ・バンビ 5 ・関所──その歴史と実態 3 ・八本目の槍 3 ・グリックの冒険 3 ・イクサガミ 地 4 ・冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 4 ・あなたも脱出できる 脱出ゲームのすべて 4 ・ガンバとカワウソの冒険 3 ・終

          2023年の読書まとめ

          読書感想文「終わらざる夏」浅田次郎

          終わらざる夏の読書感想文です。 読書感想文 終わらざる夏 読了 著者は、今や国民的大作家と呼んでも差し支えなさそうな存在となった浅田次郎。 私にとっては初浅田次郎だ。 第二次大戦末期の占守(シュムシュ)島の戦いを題材にしている。 さすがに文章がうまい。占守島の自然の描写も美しいし、人物が多数登場する群像劇でも全ての人物を無理なく描き分けている。 構成力も卓越している。物語のクライマックスへ向かって、バラバラに撒かれた話の欠片が収束され組みあがっていくさまは、実に見事。

          読書感想文「終わらざる夏」浅田次郎

          メメモリ一周年雑文プレイ日記

          メメモリ継続プレイ1周年の所感と簡単なプレイ日記です。ここは俺のメメモリチラ裏。 愚痴りまくりです。今のメメモリ運営バンザイな方は読まないでください。 一周年の話 一周年でいろいろわかってしまいましたね。 刀はなまくらで我々が魔女に貢いだ金を中間搾取するだけの存在だったこと、 パネルやなんやらで目先を変えて見せるだけで新しくコンテンツを実装するつもりは一切ないこと、 SNSで要望の多かったストーリーの補完もまったくやるつもりはないこと、 まさかの恒常落ちなしで無微課金はあ

          メメモリ一周年雑文プレイ日記