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個人的なこと・恋愛

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2024年4月の記事一覧

理想的な読書とは何か

 「生死の一大事」を解決するために読書をしていた。哲学やら文学やらなんでも読んでいたのだけれど「真理」を探しながら読んでいたので、あまり楽しくはなかった。そして本の中に真理はなかった。
 仏教に手ごたえを感じてからは、「見つけるための読書」ではなく「楽しむ読書」になってきた。もともと知識に並々ならぬこだわり行動があるので、勉強系の本も楽しいのだが、歴史の本や文学の本も楽しめるようになった。最近読ん

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歴史について何も知らない

 歴史について何も知らない。興味がなかった。「変わらないもの」を探していたから、有為転変で、一回性である「事実」や「物語」などに、一切興味がなかった。「変わらないもの」が見つかったので「変わるもの」の勉強もし始めたのだが、涙が出るぐらい面白い。
 歴史については中学生の頃に習った日本史と、ナビゲーター世界史という参考書程度の知識しかない。西洋哲学や仏教をやる過程で、時代背景にも触れざるを得ないので

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難解な文章が嫌い

 最近浅田彰の「構造と力」が文庫化されたみたいで、ポストモダン思想かぶれみたいな人がイキイキしている。「難解な文章」について考えてみた。

 「言語」というのは「実践」であると考えている。もっと分かりやすく言えば「道具」だ。何かの目的のために「言葉」を使う。言語ゲームだ。相手に何かしらの「影響」を与えるのが言語という道具である。だから、自ずとその目的によって、文章や喋りの形態も変わってくる。
 

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歴史の勉強をした感想 死

 中国の歴史の勉強をしている。4000ページぐらいあるのだが、1000ページぐらいしか読めていない。夏王朝から始まって、殷、周、春秋戦国、秦、漢、まで読み進めた。
 
 最近、物凄い虚しい気持ちになることが多くて、なんでだろうと思っていたら、多分歴史の本を読んでいるからだ。天下を統一した始皇帝の天下は15年しか続かず、策謀と権力欲の渦巻く朝廷の悲劇が凄い苦しい。戦果を挙げすぎた将軍は、謀反の恐れが

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