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ジェームズ・アルガー監督『ビーバーバレーで』ディズニー制作の貴重なドキュメンタリー


<作品情報>

若いオスのビーバーは、お腹を空かせた捕食者、いたずら好きなカワウソ、そして迫りくる冬の脅威から新しい家族を守らなければなりません。

制作国 : アメリカ
公開年 : 1950年
原題 : Disney's A True-Life Adventure: Beaver Valley

https://www.filmaffinity.com/en/film195009.html


<作品評価>

55点(100点満点)
オススメ度 ★★☆☆☆

<短評>

上村
ビーバーバレーと呼ばれる渓谷を舞台に繰り広げられる動物たちの春夏秋冬。いつもながらナレーターの皮肉めいた言い回しがいい。
ただ、同じシリーズ全作に思うことですが、あまりに都合が良すぎる展開が多く、純粋なドキュメンタリーとは言えないような気がします。
とはいえ「よくこんな撮影が出来たな」という映像であり、貴重な記録には間違いないです。

クマガイ
大自然に生きる動植物の在り方に心を打たれました。
とりわけ鮭の川登りのシーンは非常に圧巻の出来だったと感じています。
一度でいいから自分も大自然の中のエコシステムに身を置いてみたいと感じました。

吉原
「ビーバーバレー」と呼ばれる渓谷に住む動物たちの四季の移り変わりを描いたドキュメンタリー。1950年代に製作されたと聞くと、驚きを隠せないほど圧巻なドキュメンタリーである。「ライオンキング」「ブラザーベア」「ジャングルブック」などディズニーは動物を題材にした自然のアニメーションを多く制作してきましたが、その土台には、このような質の高い自然のドキュメンタリーの存在があるんだと実感させられました。アニメーションの中では、動物たちは基本助け合いながら仲良く暮らしているというイメージを持ちがちですが、本作では、自然は時に残酷で厳しいという現実的な内容も含んでいるので、子供だけでなく、大人も楽しめる、また、自然、野生について学ぶことができるエンタメとなっていました。

<おわりに>

 短編、ドキュメンタリー、しかもディズニー制作という異色な作品ですよね。演出に関して賛否両論はありますが、貴重な自然ドキュメンタリーであることは間違いないでしょう。

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