アブデラティフ・ケシシュ監督『アデル、ブルーは熱い色』燃えるような激しい愛
<作品情報>
<作品評価>
90点(100点満点)
オススメ度 ★★★★☆
<短評>
上村
フランス映画のとんでもなさを初めて知った作品でした。
ハリウッド映画とはまた違うラブストーリーですよね。
LGBT映画という言い方が嫌いなのですが、普遍的な恋愛映画になっています。極めてリアルです。失恋したときってこういう感じだよねっておもいます。
青髪の女優さん、終わってからレアセドゥだと気づいた記憶があります。長いけどとてもよかったです。
吉原
「良い恋愛映画を教えて」と聞かれたら、間違いなくそのリストの中に入るであろう大傑作。家で3時間の映画を鑑賞して、ここまで集中できる作品はないというほど素晴らしい。
物語自体は至ってシンプルですが、時間と性愛描写をたっぷり使って描き出すことで「ありふれた恋愛映画」とは言わせない監督の頑強な意志を感じさせます。
無我夢中で愛し合う2人の姿は非常に印象的ですが、愛し合うということは、すれ違いの可能性を広げていくこともでもあるということを改めて認識させる作品でもあります。
物語だけではなく撮影も素晴らしく、レア・セドゥ演じるエマの初登場シーンや物語終盤のレストランでのシーンは忘れられません。
<おわりに>
燃え裂かすような激しい愛を描いた本作、フランス映画の底力を感じる一作です。
<私たちについて>
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