秋に聴きたくなる切ないJ-POP3選
どうも。
秋の夜風が身に染みるoilです。
今日ぐらいからやけに寒くなり、いよいよ秋も本番といった感じになりました。
こんな季節は、切なくなるJ-POPが聴きたくなる。
ということ今日は、僕が個人的に秋に聴きたくなる楽曲達をご紹介します。
どんないいこと/SMAP(1995)
個人的に、この曲の秋に聴きたくなる感はすごい。
どんないい服着て どんないい顔して
街はTic Tac時を刻んでゆく いつまでも
という、印象的なサビから始まるソウルバラード。
このサビからして、華やかなメロディと無常感のある歌詞がたまらない。
特に、Bメロのファルセットを駆使したSMAPの歌唱と伸びやかなメロディは聞き応え抜群。
メロディやアレンジの盛り上がりに反するように、歌詞は淡々と景色と心情だけを描写。
失恋ソングだけど、無理に感動させようとしない感じが逆に良いです。
どんないい夢でも どんないい恋でも
うまくいかない時は落ちこむのさ
立ち止まってみたり 少し戻ってみたり
今日ひとりで歩いてゆこうと思った
主人公が曲の終盤にたどり着くこの境地が泣ける。
楓/スピッツ(1997)
なんか別れの曲ばっかりになっちゃうんですが。
この曲は、個人的にスピッツの真骨頂だと思っています。
忘れはしないよ 時が流れても
いたずらなやりとりや
心のトゲさえも 君が笑えばもう
小さく丸くなっていたこと
この出だしの歌詞なんてシンプルそのものだけど、草野マサムネ以外誰に書けるんだって感じで。
“心のトゲ”が”なくなる”や”とれる”んじゃなくて、”小さく丸くなる”って表現。
これがいかにも、って感じなんですよ。
かわるがわるのぞいた穴から
何を見てたかなぁ?
スピッツの歌詞って抽象的でパッと意味を理解するのは難しいものも多いですが、ここの部分は聴いた瞬間ガツンときます。
当然かわるがわる穴をのぞいていたのは主人公と恋人なわけですが、同じ穴を覗いていたのにそこでお互いが見ていたものを知らない、わからないっていうのが切ないんですよね。
高音を駆使して歌い上げるサビ、後を引く終わり方。
実はベタベタなバラードが少ないスピッツの代表的なバラードだと思います。
今宵の月のように/エレファントカシマシ(1997)
仕事で疲れた時に聴きたくなる曲ランキング、個人的No.1。
くだらねえとつぶやいて
醒めたつらして歩く
いつの日か輝くだろう
あふれる熱い涙
いつまでも続くのか
吐きすてて寝転んだ
俺もまた輝くだろう
今宵の月のようにAh… Ah
なんというか、うん。
これを聴くと、仕事帰りに月を見上げならビールを飲んでる男の絵が頭に浮かんじゃうんですよね。
まあ僕はお酒飲めないんですけど。
枯れた感じのアコースティックなアレンジといい宮本さんのハスキーな歌いっぷりといい、男の悲哀が炸裂している。
歌詞は別れた女性へのセンチメントを歌っているわけですが、この曲からはそれ以上のものというか、安っぽい言葉ですけど"人生"を感じるんですよね。
もう二度と戻らない日々を
俺たちは走り続ける
この言葉、本当に一生覚えておきたい。
今回も全て90年代の曲で埋まるという懐古厨っぷりを見せてしまいましたが、いかがだったでしょうか。
眠れない秋の夜長に是非聴いてみてください。
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