卵巣がんざいちゃん

2020年卵巣がんに罹患。6月に子宮全摘手術を受けるも、7月に再発。すぐに2度目の開腹…

卵巣がんざいちゃん

2020年卵巣がんに罹患。6月に子宮全摘手術を受けるも、7月に再発。すぐに2度目の開腹手術にのぞんだが、わずか1カ月で手がつけられないほどにがんが広がっていて、そのまま閉じるという経験をした。告知から3年を迎え、これまでを振り返って記事を書いていこうと思う。

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卵巣がんざいちゃんです

 2023年5月30日。きょうからnoteをはじめてみる。なんでかっていうと、ちかごろ、大切な記憶が、ものすごい勢いで薄れていくのを感じているから。自分のためにも、これを…

不安と激務

 卵巣がんかも?と分かった日は、どしゃぶりの雨に濡れて、身体も心も冷え冷えとした。翌日からは、ゆっくり休みたかったけれど、変わらず激務が待ち構えていた。スケジュ…

がんかも!?2

 酷い便秘になって以来、3つ目の病院を受診することにした。ワイパーの速度をマックスにしても視界が危ういほど、激しい雨が降っていて、心も折れそうだった。でも、胃腸…

がんかも!?

 身体のあちこちに不調がでていたにも関わらず、私は仕事を休むこともなければ、トレーニングもエステも休まなかった。身体のメンテナンスも仕事の一部だと思っていたから…

がんのサイン3

 加齢のせいにして見逃してしまったサインは、他にもあった。例えば頻尿。思い返せばやたらお手洗いに行っていた。人前に立つ仕事のときは、休憩のタイミングで必ず行った…

がんのサイン2

 卵巣がんのサインは便秘や発熱だけではなかった。謎の体調不良が立て続けにあった。  ある日突然、脚がちぎれそうに痛い日があって、仕事場まではなんとか脚を引きずっ…

がんのサイン

 出ない。どうやっても出ない。  出張先のベッドの上で、おなかをひたすらマッサージしたり便秘体操をしたり。なんとか出そうと私は四苦八苦していた。日数的には3日ほ…

卵巣がんざいちゃんです

卵巣がんざいちゃんです

 2023年5月30日。きょうからnoteをはじめてみる。なんでかっていうと、ちかごろ、大切な記憶が、ものすごい勢いで薄れていくのを感じているから。自分のためにも、これを読む人のためにも、忘れないうちに書き留めておこうと思う。

 で、何を書いて残したいのかというと、私が2020年に罹患した卵巣がんについて。タイトルに『卵巣がんざいちゃんです』と書いたのは、YouTubeチャンネルを一年半ほどやっ

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不安と激務

不安と激務

 卵巣がんかも?と分かった日は、どしゃぶりの雨に濡れて、身体も心も冷え冷えとした。翌日からは、ゆっくり休みたかったけれど、変わらず激務が待ち構えていた。スケジュール帳を見返すと、平日フルタイムでみっちり仕事をした上に、自宅ではナレーション収録をして納品したり、本の原稿を書いたりもしていた。何にそんなに追われるように働いていたのだろう?
 だって、千葉から都内への通勤だけでも、ドアtoドアで考えると

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がんかも!?2

がんかも!?2

 酷い便秘になって以来、3つ目の病院を受診することにした。ワイパーの速度をマックスにしても視界が危ういほど、激しい雨が降っていて、心も折れそうだった。でも、胃腸内科で問題ないと言われ、内科で卵巣が腫れていると言われ、とにかくとにかく、急いで婦人科にいかなければ、と思った。

 いま受診したばかりの総合病院から、車で10分ほどの婦人科に向かっていた。新しくできた総合病院の婦人科。『ここなら、個人のお

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がんかも!?

がんかも!?

 身体のあちこちに不調がでていたにも関わらず、私は仕事を休むこともなければ、トレーニングもエステも休まなかった。身体のメンテナンスも仕事の一部だと思っていたから、休むという選択肢がなかったのだ。

 近所の胃腸内科で大腸カメラを入れ、腸は綺麗だと言われたことで、少し安心したところもあって、体調は悪かったけど働きながら次の休みを待った。

 いざ休みの朝を迎えたころには、お化粧をする元気もなく、すっ

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がんのサイン3

がんのサイン3

 加齢のせいにして見逃してしまったサインは、他にもあった。例えば頻尿。思い返せばやたらお手洗いに行っていた。人前に立つ仕事のときは、休憩のタイミングで必ず行った。尿意がなくても毎回も行った。なぜかというと、出しておかないとなんとなく不安。。。という感覚があったから。

 若いころは、仕事の終わりまでお手洗いに行かないことも普通にあったし、長時間の司会でも、会場から離れることは殆どなかった。だが、告

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がんのサイン2

がんのサイン2

 卵巣がんのサインは便秘や発熱だけではなかった。謎の体調不良が立て続けにあった。

 ある日突然、脚がちぎれそうに痛い日があって、仕事場まではなんとか脚を引きずって行ったが(片道1時間半)、帰りはどうにもこうにもならなくて都内からタクシーに飛び乗った。仕事が終わってから最寄りの駅までの、5分ぐらいの距離が歩けなかった。

 その日は大好きなメンバーでの飲み会があったのだけど、とても行ける状態ではな

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がんのサイン

がんのサイン

 出ない。どうやっても出ない。

 出張先のベッドの上で、おなかをひたすらマッサージしたり便秘体操をしたり。なんとか出そうと私は四苦八苦していた。日数的には3日ほど出ていないという程度だったが、ホテルのビュッフェも沢山たべているのにコロンと少しずつしかでてくれないので、なんだかずっとお腹が張って苦しい感覚があったのだ。

 ホテルの個室。家より硬いベッド。
 『遠い昔にやった逆子体操に似てるなぁ…

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