ちゅう

2020.11.11 START。読書記録をつけてみようと始めました。子供の頃から本を…

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2020.11.11 START。読書記録をつけてみようと始めました。子供の頃から本を読む事、読み聞かせることが好き。 まだ始めたばかりなので、手探り状態。

最近の記事

「どうしてわたしはあの子じゃないの」/寺地はるな を読んで

土曜日の夜。夜更かしして寺地さんの新刊を読むぞって決めて、お供のおやつも用意してました🍫 ○時になったら読むと決めたら、夕食後の後片付けも、洗濯物の畳み仕分けもテキパキ動けた🤣 メリハリって大事かもしれない😏 : あらすじ : 中学の同級生だった男女3人。憧れ、嫉妬、後悔…伝えられなかった言葉は、卒業前に書いた手紙に込められた。30歳の今、あの日の手紙を読むことになって―。今最注目の著者がただ一人のあなたへ贈る感動の物語。 : 思春期の頃、3人はそれぞれ自分と人を比べては恵

    • 「暴虎の虎」:柚月裕子を読んで

      3部作完結編。 : 昭和から平成。広島を舞台に警察とヤクザがしのぎを削る。 そこへ新たに愚連隊「呉虎会」率いる沖という男が勢いをつけてきて、あちこちでヤクザと衝突を繰り返し… 抗えない負の衝動と暴力。男同志のぶつかり合いの迫力が凄まじかった。 : 「狐狼の血」で任侠の世界とガミさんことマル暴大上さんの虜になり、なのに2作目「狂犬の眼」はそこまで入り込めず読み終えないまま返却😥 : この完結編でガミさんに再会できました😆 ガミさん出てくると空気が変わるというか、ピリピリした緊迫

      • 「2020年の恋人たち」島本理生:を読んで

        時は東京オリンピック開催に向け都市開発が進む2018年。 : ワインバーを営んでいた母が、突然の事故死。 後を引き継ぐことにした前原葵。 めまぐるしく変化する日常と関係性のなかで、葵の心は揺れ動いていく―。 : 島本理生さんの書く 主人公の葵はかつて私がなりたいと思っていた女性そのままでした。 誰の力も頼らず、地に足を着けて立っている。 甘えることを良しとしない、責任感の強い人だと。 けど、途中から彼女が抱える寂しさや、迷いがありながらも前に進もうとする強さみたいなのも感じら

        • ただ必死に護りたかった:「護られなかった者たちへ」中山七里

          震災復興後の仙台で起こった連続餓死連続殺人。被害者は周囲の誰もが「善良な人」だったと口をそろえて称えられる人物ばかり。一体誰が犯行に及んだのか?何故餓死させられたのか?県警捜査一課の苫篠がたどり着いた真実は何だったのか。 捜査を続けていくうちに浮かび上がってきた生活保護や年金受給といった日本の社会保障制度の実情。ライフラインを止められるほど生活に困窮する人でさえ、生活保護を受けられるとは限らない。この現実が重たく突き刺さった。最低限の生活の保障をしてくれるはずの制度ではない

        「どうしてわたしはあの子じゃないの」/寺地はるな を読んで

          心に残る本:2020年をふりかえって

          もう残すところ今年もあと数日。読んだ本をこうしてSNSで記録したり、他の方の読書記録を目にする事で刺激を受けることも増えました。 今回は今年読んで良かったなと思う本をまとめました。 1・「滅びの前のシャングリラ」凪良ゆう あと1ヵ月後に隕石が衝突し、地球が滅びる。たった一つの出来事がそれまで築いてきたあらゆるものを壊してしまう。正常でいることの難しさ。暴力や犯罪が多発する中で大事な家族を守ろうとするやくざのお父さんの姿に胸が熱くなった。最後まで駆け抜ける様に一気に読んだ

          心に残る本:2020年をふりかえって

          『良い子』の呪縛:「わたしの良い子」寺地はるな

          たった一人で出産し、その後男の人と暮らすために家を出た妹の鈴菜。1歳になった息子の朔を置いて・・・ 姉の椿と姉妹の父と二人三脚での生活が始まった。妹は時折電話をかけてくるだけ。それから月日は流れ、朔が小学校にあがる年になった。 椿たちのまわりの人々は自分の納得する物語を求め、彼女に尋ねる。子供を生んだ責任を果たさない妹の代わりになぜ椿が犠牲になるのかと。でも椿は思うのだ。他人の思う正解に沿うように生きていかないといけなのかと。 周りの子は入学してきた時には既に、ひらがなを

          『良い子』の呪縛:「わたしの良い子」寺地はるな

          泣き笑いした1冊:「ただいま神様当番」青山美智子

          私という人間は初めから出来上がっていたわけじゃない。誰かに教わり、吸収して私という唯一のものにしているんだ。今まで多くのことを失敗したり後悔してきたこともたくさんある。けれど、そこで立ち止まってしまったらこの本の中の「神様」が会いに来てくれるかもしれないね。神様の願いを叶えるまで、「神様当番」の役を与えられるかもしれないよ? 人生は「おもしろがれる力」が大事。そっか、と腑に落ちた。出来ない事を考えるより今より少しだけ面白そうな方を選択したら未来は広がるのかもしれない。

          泣き笑いした1冊:「ただいま神様当番」青山美智子

          人が作れない美しさ:「八月の銀の雪」伊与原新

          想像しない様な暮らしになってしまったこの1年が終わろうとしている。慌しい12月。いつもと違うことばかりで心身ともに参っている人が多くなっていると感じています。そんな今、この本を手にとってみてと薦めたい。 地球自然科学をテーマに書かれた短編集。前作「月まで3キロ」が心に残る温かさがあって良かったので、続編のこちらも迷わず読みました。 「八月の銀の雪」なぜ真夏に季節はずれの雪?私の住んでいるところは半年間、雪と共に生活する町。長い間雪景色のせいか、夏でも雪が積もった夢を見るん

          人が作れない美しさ:「八月の銀の雪」伊与原新

          救われない未来だと思った:「望み」雫井脩介

          人はある日、被害者にも加害者にもなることがある。でもそれがもし、我が子だったら・・・息子(娘)が殺されているかもしれない。殺したかもしれない。どっちを選んでも辛い未来しか見えなくなったとき、親としてどうすればいいのだろう?ずっと考えているけれど、未だに答えは見出せない。 この本を読むまでは、自分の家庭に限ってそんなことに巻き込まれることはないだろうと思っていた。けれど、この小説に出てくる石川家だってごく一般的な家庭なのだ。 ある日1晩たっても帰ってこない息子と連絡がとれな

          救われない未来だと思った:「望み」雫井脩介

          「砂漠」に出て行こうとする君たちへ:「砂漠」伊坂幸太郎を読んで

          「あーもうこの5人皆が好きだ。この世界観を書く伊坂さんが好きだなあ」とこの本を読み終わって心から思った。 仙台にある大学に入学した僕。物事に熱くならない鳥瞰タイプの北村。歓迎会の席で出会った4人の学生たち。今出来る事をやる西嶋。率直な鳥井。不思議な力を持つ南。無口な美女の東堂。彼らと過ごした春・夏・秋・冬の出来事を北村の目線で語られる。 読み始めてしばらくしてから「あれ?この本前に読んだ事あったかな?」でも何時だったのか思い出せない。どこかで会ったような気がしたのは気のせ

          「砂漠」に出て行こうとする君たちへ:「砂漠」伊坂幸太郎を読んで

          図書室で暮らしたい:辻村深月エッセイを読んで。

          「本に囲まれて暮らしたい」 読書が趣味の方はこんなことを夢見たこと1度はあるんじゃないかな。 そんな私も子供の頃から夢見ていた。本が好きだったけど、当時は読みたい本は学校の図書室で借りるのが当たり前。好きな本は繰り返し借りて読んでいたので、「自分の本」は百科事典とか「りぼん」などの漫画くらい。お小遣いを貰える年になってからは、コツコツシリーズ物揃えたりしてた。 だから昼休みや放課後の時間に図書室に行くのが楽しくて。そこには私のわくわくがたくさん詰まっていた。「いいなあ、

          図書室で暮らしたい:辻村深月エッセイを読んで。

          言葉のチカラ

          「ひと粒、大人を休みませんか」 現在発売されている森永ダースのキャッチコピーだ。この言葉を口にした時肩の力が抜けてゆるゆるとした気持ちになった。「そうだ、休んでもいいんだ」と。 特に今年は想定外のことが起こりすぎた。外出自粛、学校の長期休業、、などなど。せっかく雪が解け春が来たのに思うような事が出来ず、季節が進みもう今年も2ヶ月を切ったのに、まだまだ落ち着きそうもない。楽しみにしていた予定もすべてなしになってしまい、体調も優れないせいか気持ちが沈んでいた。 そんな時に出

          言葉のチカラ

          これはフィクションなの?「彼らは世界にはなればなれに立っている」太田愛

          暗くて分厚く覆われた雲の中から、一筋の光を見つけ出したい。そう願いながら読みました。何処かで起こっている物語。その何処かは少し先の未来かもしれないし、今のこの世の中を現しているのかもしれない。そう思いました。 序章~ある1人の人物が写真を見て過去を回想している。この写真が撮られてわずか半年の間に町は変わり果て、写真に映っている人のうち5人がいなくなった・・・ どこへ消えたのか? 第1章。羽虫と呼ばれる男の子。トゥーレ。彼の母は住む町を失い、彼の父と結婚しこの町に来たのだが

          これはフィクションなの?「彼らは世界にはなればなれに立っている」太田愛

          ひと匙に込める幸せ❤「今日のハチミツあしたの私」

          誰でも、ある人からかけられた言葉にハッとしたり、大事に心の中にしまっておきたいものがあるんじゃないかな。 「蜂蜜をもうひと匙足せば、たぶんあなたの明日は今よりよくなるから」 この言葉は中学生のころ「明日なんて来なければいい」と願っていた碧がある人からかけられた。それから碧は変わった。食べることを何より大事にするようになった。この一言が彼女の生き方を大きく変えたのだと感じた。 そして、30歳になった碧は付き合っていた安西とともに安西の故郷に移り住む。そこで養蜂を営む黒江と

          ひと匙に込める幸せ❤「今日のハチミツあしたの私」

          2020.11.11 始めの1歩。

          今日からnoteに読書記録をメインにつけようと思ってます。 ちゅう といいます。昭和生まれ。子供の頃から絵本や本が好きです。 もともと他のsnsでも読書記録をつけてて、もっと本が好きな人たちと繋がればいいなというのと、「この本いいな。」と思う本に出会っても、しばらく時間が経つと内容を忘れている・・・ということがよくあって。。なのであとから振り返ることができたらいいなと思って始めてみました。全くの初心者なので、どれくらい続ける事ができるかな?ゆるゆるマイペースに自分の「好き

          2020.11.11 始めの1歩。