「どうしてわたしはあの子じゃないの」/寺地はるな を読んで

土曜日の夜。夜更かしして寺地さんの新刊を読むぞって決めて、お供のおやつも用意してました🍫
○時になったら読むと決めたら、夕食後の後片付けも、洗濯物の畳み仕分けもテキパキ動けた🤣 メリハリって大事かもしれない😏

あらすじ

中学の同級生だった男女3人。憧れ、嫉妬、後悔…伝えられなかった言葉は、卒業前に書いた手紙に込められた。30歳の今、あの日の手紙を読むことになって―。今最注目の著者がただ一人のあなたへ贈る感動の物語。

思春期の頃、3人はそれぞれ自分と人を比べては恵まれた部分に目を向けて羨んでいた。
本当は見えているものと、見えない内側は違うのに。それを受け入れることが出来たら、楽に呼吸できるんだろうな。

遠藤さんの言葉が印象的。
「自分が叶えたいことのために向かって行動する時間も全部『祈り』やないかな」
ただこうなりたいと思っているだけで、叶ったらいくらでもお願いするよね😅
なるほどなーて思いました。
なりたいものの為にどうしたらいいのか、考え続けることって大事ですね。

もうひとつ、忘れてはいけないと思ったのは親子であっても 子供は1人の人格を持っているということ。
ミナの祖父は産まれたのが女の子だから「なんや、女かつまらん」と言ったり、母は家庭を顧みなくなった父の不満を延々と娘に愚痴り続ける。
天の両親はよく天のことを壊れた家電を直すかの様に手をあげていて😢
親だからって土足で踏み込んで、大切なものを覗いてみたり(勝手に日記を読むとか)バカにすることは許されることじゃないな😠て改めて心に刻みました。

というか、同じ経験を私も受けたなと思い出しました😥 叩かれたのは祖父ですが…戦争経験してるので、口より手が先に出るのは今となってはわかるんだけど当時は嫌でした😨

産まれた環境も過去も含めて自分を肯定して認めることが出来たらいいな。
そんなことを思わせる本でした。

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