鏑丸

心理学に興味があり、本はまあまあ読みます。最近進路に悩み、よくあるやりたい事を模索する…

鏑丸

心理学に興味があり、本はまあまあ読みます。最近進路に悩み、よくあるやりたい事を模索するが見つからない系大学生やってます。

最近の記事

恋の終わる音⑥

またも振られた私は前のように遊ぶ気力もなくなっていた。 忘れるため、思い出さないため、傷つかないため、 目の前のことを頑張るしかなかった。 しかし、別れたことを周りに報告するのはなんて気まずいのだろう。 付き合いたての浮かれポンチな自分を殴ってやりたいほどだ。 もちろん周りからは、 「恋人とはどうなのよ。」 「どこまでシたの?」 とかをよく聞かれる。 まったく、デリカシーというものがないのかね君たちは。 とは言いつつも、 つい最近までは自分もまんざらでも

    • 恋の終わる音⑤

      それから付き合うに至るまでに、時間はかからなかった。 お互いの気持ちを確認しあい、二人の関係は恋人同士となった。 やはり二個上ともなると、自分の『子供っぽさ』が露呈する。 私は大学生、相手は社会人。 この差は一体どう埋めればいいのか、考えては悩む日々を送った。 会える日を大切にしようと、毎回会うときにそう心に決めていた。 しかし、社会というのはとても厳しいのだろう。 デートの最初は元気だが、段々と次の日の仕事だったり やらなくてはならないことが頭に浮かんでくる

      • 人の価値とは

        時折、一人になると考えることがある。 一体、人の価値はどこにあるのか? 資産をたくさん保有していることなのか、社会に貢献している時なのか、 はっきり定められていないことである。 まずそのことを前提に話せば、 生きている間に人を卑下したり馬鹿にすることは根拠もない妄言に過ぎない 人それぞれに価値観はあって、それが何を基準にしているかは千差万別。 だがそれは各個人のものであって、全世界共通ではないし 間違えでなければ、正解でもない。 だが世界には、【お金】がその

        • 恋が終わる音④

          まだ蒸し暑さが残る9月。外に出たら汗が頬をなでるようなジメジメさ。 私は、少し清々しい気持ちで生活をしていた。 ここ最近の私は、もうすぐ始まる大学の課題を早めに片付けたし 自分の所属しているところの活動に精を出していた。 あの頃の自分とは打って変わったような人物像である。 恋愛なんて頭の片隅にもなかった。 しかし、意識してない時こそ出会いがあったりするものだ。 私は、ある日先輩に誘われて行った合コンのような会に参加した。 その手の類ではモテモテで慣れている先輩

        恋の終わる音⑥

          恋の終わる音③

          それからというものの、私は何人もの女性と 中身のない、冷めた夜を過ごした。 それを繰り返すことで、話し方も上手くなった気がする。 相手の言いたいこと、 密かに思っていること、 慰めてほしいこと。 人は様々な不安や希望を胸に抱いている。 私が、希望より先に不安を持ってきたのは偶々ではない。 胸に抱くものの大半は、 不安であることで間違いはないから。 こう表すと人は不安に塗れ、 全く希望のないつまらない人生を歩まされてると勘違いしそうだ。 だが、それは違う

          恋の終わる音③

          世の中だから (続)

          前回は言葉の凶器的な面について話した。 それは、傷つける対象との距離がSNSなどの匿名などで保てるようになった そのようなことが要因の一つなのかもしれないと持論を展開した。 そんなに長くならないが、私が言いたいことを簡潔にまとめたい。 人間の言語能力は、同類を殺めるために進化してきたのではない。 ここで私は今までの疑問に一つの答えがでた。 小学校の時から「なんで世界には無数の言語があるのだろう。」 一つの世界共通語があれば便利で、みんな意思疎通ができて良いんじゃ

          世の中だから (続)

          こんな世の中だから。

          今の日本の若者の自殺率は世界から見てもトップである。 死を決断した時の理由としては、学校問題や家庭問題などさまざま。 この前もテラスハウスの1人の女性が誹謗中傷な渦に巻き込まれ、 有望な人生を自ら諦めてしまった。 これは不特定多数の見えない敵による集中砲火である。 人気アニメ「名探偵コナン」の名言に好きな言葉がある。 「言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると厄介な凶器になる。 言葉のすれ違いで、一生の友達を失ってしまうこともあるんだ。以下省略〜。」 この台詞は本

          こんな世の中だから。

          恋の終わる音②

          そんな失恋を経た私は、ショックからかよく遊ぶ様になってしまった。 「愛される」ということが怖くなったのだ。 自分が信じ、愛していても相手が相応に見返りを与えてくれるのか。 なら、愛すことをやめたいと思ってしまった。 信じて裏切られるのは、人間、みな辛いはずだ。 だからこそ、他人に期待しないという諦念を持ち始める。 でも、諦めている人間こそ 本当は人一倍に愛情の温もりを欲しているのではないか? 思い返せば、、 あの時は中身のない愛を、一夜に終わる愛を、酒に溺れ

          恋の終わる音②

          コロナで当たり前を見直す。

          「なんだ、意外と大丈夫だったんですね。」 コロナ明けの飲食店の中から聞こえる。その店の隠れた苦労を知らずに。。 緊急事態宣言が発出された今、飲食店は危機に瀕している。 「お客様が神様の世界」において、神様がいないのと同じなのだから。 神様に従事し恵を受ける人間からしたら、これ程恐ろしい事はないだろう。 そんな神のいなくなった飲食業界の未来は厳しいものである。 その話は友達と連絡を取ってる時に耳にしたものだ。 その仲の良い友達の父親が飲食業を営んでいるらしい。今は

          コロナで当たり前を見直す。

          考えるということ、内なる言葉

          コロナ休暇の中、本を読んでいた。 そこで言葉で人を感動させるには、テクニックなどではない。 それは、小手先のことであって本当には感動されない。 ではどうするべきか。 それは内なる言葉を育てるないといけないらしい。 内なる言葉とは、何かを見た時に言葉にはしないが心の内に思ってることだという。 それを認識して、内なる言葉の語彙を増やすことが大切なんだとさ。 じゃあ、実際やるにはどうするのか。と思いやってみた。 これが実際難しいもの。内なる言葉は意外と出てこない。そ

          考えるということ、内なる言葉

          恋の終わる音①

           また好きだった人との別れを経験した。 音も無く、静かに、しかし着実に忍び寄っていた。 こんな日が来るなんて、付き合う前のときめいた胸の鼓動を感じていた時の自分は微塵も想像していなかっただろう。 今はとても胸が窮屈で、息がいつもより浅い。 過去の美しい記憶が。 どうすれば離れずに済んだのか、後悔の追憶が。 寂しい夜、メリーゴーランドに私だけを乗せて、 それぞれが縮まることのない距離を保ちながらぐるぐると回っている。 これに似た気持ちは、これが初めてではない。

          恋の終わる音①

          なんとなく恋愛論②

          前回はコロナ自粛もあり好きな人とのLINEについて軽く話したけど、 今回は、恋愛に関わらず人間関係においても重要な 会話をうまく続けるには についての持論を考えようかな。 これについては結構自分も悩む。 何を話したら良いのか、どんな話題が面白いのか、、 それ以前に、自分って面白い人間じゃないから話してもしらけるんだけど。 こんなことを思っては、話すことを無意識や意識的に避けているよね。 自分もそう思っていたけど、その考え方は自分勝手なんだと思ったわけさ。 どこが

          なんとなく恋愛論②

          なんとなく恋愛論①

          こんばんは、こんなご時世に自宅でいるのが退屈で何かやってみようと思いブログを書き始めて見ました。 堅苦しい言葉は抜きにして、ゆるーく話している感じで見ていって。 今回は好きな人とのLINEのやりとりについての自分なりの考えを公開していこ。 先に結論から言いますと、要は、、、 徹底的に相手に合わせてあげる  このことに尽きると痛感したわー。 クッソ簡単じゃね。こんなの知ってるわ。  俺も思ったけど、実際好きな人相手だとできないんだこれが。 例えばさ、返信の遅い人

          なんとなく恋愛論①

          他人の気持ちを考えるのって、本当に難しい。自分では想っているつもりでも、ふとした無意識で主観が入り込む。100%思うのは無理でも、少し想ってみる。そしてまたもう少し。そのまたもう少し。それがいずれ、自分を変えるのだろうか。

          他人の気持ちを考えるのって、本当に難しい。自分では想っているつもりでも、ふとした無意識で主観が入り込む。100%思うのは無理でも、少し想ってみる。そしてまたもう少し。そのまたもう少し。それがいずれ、自分を変えるのだろうか。

          コロナによりこの閉塞的な毎日を暮らしてる。何かをしなくてはならないと思いつつも、はて何をすべきなのだろう?と常に考える日々。そこで思ったのが、やはり人間がクリエイティブであるには行動し、人と触れ合ってる時だと。結局一人で生きていくことは出来るけど、人が活きることは出来ない。

          コロナによりこの閉塞的な毎日を暮らしてる。何かをしなくてはならないと思いつつも、はて何をすべきなのだろう?と常に考える日々。そこで思ったのが、やはり人間がクリエイティブであるには行動し、人と触れ合ってる時だと。結局一人で生きていくことは出来るけど、人が活きることは出来ない。