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ロンドン・ロックダウン9週目:他国との行き来や留学はどうなる?【無料公開】&夏の日英グルメと麻着物☆

ハーイ☆もう9週目に入りました、ロックダウン生活。なんていうか、もう心底から慣れてきました。今日は、今週のロックダウン関連のニュースをいくつかと、他愛無いわたしの日常をお届けします。

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先週の水曜日(2020年5月13日)から「屋外で1対1で会い、なおかつ2メートルの距離を空ける」という条件付きで、他の世帯の人と会っても良いように。週末にさっそくイングランド人のお友達が遊びに来てくれたので、2人で公園でピクニック😄

用意したのは、ごく簡単に卵と、ハムチーズの2種類のサンドイッチと、別々の保温マグにミルクティー(イギリス人にこれを用意しないわけにはいかない…)、あとカルビーがイギリスで販売している「Yushoi」というナゾのブランド名のスナック菓子。味と食感はほぼほぼ「さやえんどう」です。うすしお味とソルト&ビネガー味、チリレモン味があって、どれもおいしい。友達はすべて喜んでくれましたー。

さて、イギリスは一部の規制をこんな風に緩めつつも、基本的にはまだまだロックダウンを継続中。一方、ギリシャやイタリア、スペインは来月半ばごろからEU域内からの観光客受け入れを再開する予定です。イギリスから見ると「え、早すぎでは…」という感じですが、各国さまざまな事情があるのでしょう。

そんな中、フランス政府が「フランスへの入国者は2週間の自主隔離が必要だけれど、イギリスから来る人だけは免除します」というフランスらしからぬ(?)厚意をイギリスに見せたのです。それでイギリス政府も「ええ?じゃあこちらも同様に…」と当初言っていたのですが、どうやらこれは調整が入りそう。具体的には「輸送トラックの運転手や、新型ウイルスの研究者」のみが隔離なしで入国できるようになるようです。まあ、妥当かと。

ちなみにイギリスとアイルランドの間にはもともと特別な二国間協定が存在することもあり、この二国間では自主隔離なしで移動できます。イギリスはそれ以外の国とは今のところ積極的に国境を開く計画はなさそう。

もうひとつの大きなニュースはケンブリッジ大学から。来年度(今年10月~来年9月の1年間)、すべての講義をオンラインで行うという方針を発表しました。マンチェスター大学もすでに同様の通知を出していますし、他の大学もこれに続くところが出てくるでしょう。

こちらのインタビューにも登場してくれたケンブリッジ大学講師のコリーンにオンライン授業について尋ねてみたところ、ロックダウンが始まってからすぐに講義はすべてオンラインに移行しているとのこと。急に対面式からオンラインに変わったので、講師陣も切り替えに苦労しているようです。具体的には、オンライン講義ではボディランゲージが使えないこと、学生の一部は恥ずかしがって自分の顔を映さないので反応が読み取りづらいことなどが大変だと言っていました。ただ、10月までは時間があるので、来年度の授業はもっとスムーズにできるはずとも。

なお、イギリスはアメリカと並んで世界的な名門大学が多い国であり、各名門大学には毎年多数の留学生が集まります。秋にスタートする新年度に(現在イギリスを拠点としていない)外国人学生を受け入れるのか?という点にも注目が集まります。録画式の授業は良くとも、リアルタイムの授業だと時差がネックになりそうですが、素晴らしい講師から習えることは多少の不便さを補っても余りある体験なのでは、と個人的に考えています。

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