【夢日記】人助け。街を散歩。

昔の同僚のような人と話している。
彼女は、街で倒れた人を助けたらしい。
そんなこともあるんだな、と思って聞いている。

どこかのまたも暑い街を母親のような人と歩いている。
知り合いが車を貸してくれたようだ。
黒い流線型の車高の高い車で、どこかの外国の高級車のようだ。
私は右の運転席に、母親のような人は左側の助手席に乗り込んだ。
エンジンがかかる。
私がかけたわけではない。
アクセルを踏んで、ゆっくりとスピードを上げる。
交差点を左折しようとして、道の真ん中まで出てブレーキを踏む。
車は完全に止まらず、じりじりと進んでいるように感じる。
少し走らせて、左折しようとしたら、間違えて、歩道に入ろうとしてしまったようだ。
ブレーキを踏むと、その先に黄色い雑貨屋さんがあった。
店の前に出てきた女性が突然、倒れた。
他の客か、店員が持っていたオレンジ色のジュースが落ちて、歩道に広がり彼女はその中に倒れ込んでいた。
私は慌てて車から降りて、彼女をオレンジの海から救い出した。
よく見ると、「人を助けた」と話していた同僚のような人だった。
彼女は私を見て微笑んで、「大丈夫」と言った。
私は店員のような人に詫びながら、彼女を車に乗せると、自分も運転席に乗った。
母親のような人が、「今日は土曜日だから、しかももう午後だし、やってる病院があるかしら」と言った。
私が調べてみるというが早いか、車のエンジンがかかり、勝手に動き出した。
助手席にもハンドルがあって、母親のような人が運転していた。
私が、止めるのも聞かず、母親のような人はどこかに向かって、車を走らせていた。
「あそこの病院なら、やってるはず」
そして、交差点に差し掛かったところで、隣にある家を見ながら、「昔はここもいい病院だったんだけど、子どもさんの代になって、辞めちゃったからね」と言った。

同僚のような人を無事に病院に送り届けたようで、母親の運転する車は、屋根のある市場のようなところに差し掛かった。
車から降りて、散策しようということになったようだ。
私はジーンズを履いている。
もっとぶかぶかで、それがかわいかったはずなのに、洗って縮んでしまったようで、肌にピチッと張り付いている。
母親のような人が、「前の方がかわいかったね、そのジーンズ」と言った。
それから、街を歩いて、雑賀などを見ていた。
おしゃれでかわいいキッチン雑貨が並んでいる。
ある露天の前で、母親のような人が言った。
「この辺の雑貨は、ちょっと高めの調理器具よね」それから、急にトイレに行きたくなって、薄汚れた青いタイル張りの公衆トイレに入った。
私のジーンズは、縮んではいるものの、長さは変わらないようで、足元を折り返した。
母親のような人は、先に出ていて、向こうの店で私を待っていたようだ。
母親のよう人は、私を見て、「やはり、そのジーンズは前のほうがよかったね」と言った。
私は縮んでしまったジーンズのことを考えながら、母親と街を歩いた。

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