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現場の声?感覚を磨く

ゆーです。

「現場の声を聞け!」って話、よく耳にしませんか?
特にマネージャーの方は、耳にする機会が多いのかなと。

「えぇ、これはごもっとも!」という感じでしょうか。
というより「そりゃそやろー。」て、ほとんどの人が思うかも?(テンションの違いを書いてみました。笑)

でも、わかってるはずなのに、案外うまくいかないことが多い気がします
ボクも「あれ?現場の話は聞いてるけど、コレで良いのか?」と思ったことが。

この違和感は一体なんだ??

いや、まあね、声は聞いてるんですよ。

「〇〇まで、できました。」
「△△で少し問題がありまして…。」

とかね。

でも、これで現場の肌感まで理解できているといえるのでしょうか?
問題が起こった時、その本質を見ることはできているのでしょうか?

ここで少し、具体的なお話を。
ボクは研究者なので、研究者の世界の話をします。
(他の業界でも共通項はあるかと思います!)

ちなみにコレは部下・後輩の立場からの目線です。

上司に進捗を報告する会があったりします。
こういう時、数値を見せたりグラフを見せることで納得してもらえると良いんです。
が、時に“客観的かつ論理的な説明をできないけれど、自分の感覚では、こうなってるんじゃないか?”というのがあります。
「科学的な説明は難しいけれど、原因は多分こんな”感じ”で、次にコレをやれば良い結果につながる傾向が見られる“と思います”!」
「感じ」であったり、最後に「思います」がついてしまうんです

こういうのありませんか?
研究者の方は、共感してくれる自信があります!

そうなんです。
どういうこと?って聞かれたって説明できないことがあるんです。

でも「そんな意味のわからないことに、お金を使うのはもったいないからやめろ」って言われる可能性があります。
あとは上司の方の経験則に基づいて「そんなことあるわけないやろ。やめとけ。」と言われることもあります。

ただ、コレまたボクの経験則ですが、やってみると、言われた通りうまくいかないこともあれば、案外上手くいっちゃうこともあります

現場からすると、やめろと言われてしまい、うまくいくものを逃してしまうのが非常にもったいない、というお気持ち。
コレをどうにか回避したい。
でも、無駄なことに時間とお金を使わせる、コレは上司であれば回避したい。
(ボクも上の立場になりたての頃、最初は迷いました。報告を聞いた時、止めるべきか進めるべきか…。)

ある日、上司に言われました。
「君が手を動かしていて、君にしかわからないこともあるだろうしね。ちょっとまだよくわからないけど、進めてみて」と。

!?!?

え?そんな感じで許してくれるんですか!?
コレには頭が上がりませんでした。

自分の理解できないことや、把握できないことだと、止める人は割といます。
対して、躊躇なくGoサインを出してくれた上司
感謝しかない!

いや、記事で感動を書いてても仕方ありません。笑

どうしてこんなことが可能なんでしょうか?

推察するに、自分も同じような経験をされてきたんだろうと思います。
わからないからと、なんでも止めてしまい可能性の芽を摘んでしまうと、チャンスを逃すことにつながるかもしれないと。

上司になっても、部下の時の経験を忘れず活かす。
たくさん経験してきたからこそできるんだと思いますね!
幸い、上司のこの姿を見ることができたので、今ではボクも「いろんなことを経験して、いろんな立場で、いろんなことを感じないといけないな」と思えています。

もちろんわからない時に、進めることが“いつでも正しい”わけではありません。
時に止めることも必要です。
そこは臨機応変に判断しないといけません。
ただ、自分の理解だけに依存するのが危険だということです。

現場でしかわからないことってあります。
特に時代も変わると、自分の経験したことと違うものが起こっている可能性もどんどん大きくなる。
それを自分の感覚だけで、理解したつもりになって判断を下すのは危険です。

論理的でないからと押さえ込んでしまうことなく、バランスよく判断していきたいですね。

「現場の声」、大事だと思います。

任せてみると、驚くような成果が生まれたりするかも?

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