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通り雨

雨上がりの窓硝子には
不揃いの水滴
いくらか速めに流れる
綿菓子模様の乱層雲
遠慮がちの太陽が光を一筋
今ここへ

まろやかな一言を残して
みずいろの小瓶を
懐に押し込めた
つるりとした硝子に
ほんのりとした体温を覚えて
明日への接続詞とした
君にも伝えたい微かな光
水曜日には
冥王星の言伝を聞く

燃えつくした蝋燭と
風を通した浴衣の
紺色に沈む白蓮
花火は散りゆき
優しく
香炉燻る

冥王星に関して、sakiさんの心に響く記事を紹介させていただきます。
自分では制御できない大きな流れ、天体の示す課題や意味などについてです。
水と感情、破壊と創造のメッセージ等が冥王星に込められています。
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あたたかなご支援をありがとうございます❤ みなさんのお心に寄り添えるような詩を形にしてゆきたいと思っています。