祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.16:年金
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🌟公的年金は3つある
公的年金は高齢者だけに支払われるものではない。
老齢年金以外にも年金は存在する。
1.老齢年金
65歳から亡くなるまでずっと受給できる年金(2023年時点)。
2.障害年金
加入中に病気やケガによって一定の障害を負った場合に受給できる年金。
3.遺族年金
年金受給者や被保険者が亡くなった場合に、その遺族が受給できる年金。
🌟公的年金は保険
公的年金は、生涯保証の保険。
高齢で仕事できなくなったり、障害を負ったり、遺族が亡くなったときにも受給できる。
その意味で「保険」と言える。
預貯金だけでは想定外の出来事に対応が難しい。
たとえば予想以上に長生きして預貯金を食いつぶすと生活ができない。
よって「預貯金があれば公的年金を支払わなくていい」理由にはならない。
🌟日本の高齢者世帯の収入の割合
高齢者の収入の6割以上は年金。
公的年金と恩給:63%
稼働所得:23%
財産所得:6%
仕送り・企業年金・個人年金等:6%
しかも高齢者世帯の半数は、公的年金と恩給が全ての収入になっている。
日本全体でみると国民の3人に1人が年金を受給している計算になる。
🌟公的年金の健全性は定期的にチェックされている
少なくとも5年に1度、公的年金財政の健全性を検証している(財政検証)。
公的年金財政とは、保険料収入や給付に必要な額の収支のこと。
財政検証では今後の日本の人口や経済の見通しをもとに、今後100年間の公的年金の財政状況の推移を計算する。
🌟年金額は毎年同額ではない
年金額は賃金や物価の変動率を基準にして毎年4月に改定される。
現役世代の賃金が上がったり物価が上がると、年金額は引きあがる。
ただしそのまま年金額には反映されない。
年金支給額を調整する仕組みがある(マクロ経済スライド)。
🌟マクロ経済スライドとは
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