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おいしい旅 つばめ至る はじめます!!

新潟県十日町市を拠点として【おいしい旅 つばめ至る】を2023年6月27日に開業いたしました。

私の今までのこと

私は新潟県魚沼市小出町の出身です。魚沼市こそ「魚沼産コシヒカリ」で有名な町です。
365°山に囲まれ、田んぼと川しかなく、マクドナルドもファミレスもなく田舎が嫌で憧れの大都会 東京の大学へ進学。卒業間近になっても特にやりたいこともなく、周りの流れでなんとなくな就職活動はしたくなかったので1年程フリーター。その最中に国家資格である国内旅行業務取扱管理者を取得。その後派遣の添乗員となりました。

「始めるからには何があっても3年は絶対に辞めるな」と資格学校の先生に強く言われてなんとなく始めた添乗員でしたが、仕事を通して初めて地元の良さに気付きました。
「3年は絶対に辞めない…!!」と決めた日からあっという間で、北海道の離島から沖縄の離島まで駆け回り、気付けば2023年の4月で14年目となりました。

添乗員だと話せば「いろんな所に行けていいね!」とほぼ100%言われますが楽しい事やいい事ばかりでなく、身体的にも精神的にも辛い事もとても多く、特にコロナ流行以降は、以前は感じなかった身体の不調も体力の減少も気持ちの変化も目立ってきました。
お客様から、会社からなど、多方面からのストレス・もやもやが払拭できなくなってきたのもこの時期。

ふと気づけば何より大きいのは【仕事が楽しくない】ということでした。
【楽しむためにはどうしたらいいか】【楽しめるようになるには】を考えるようになりました。

【生活する為には仕事をしなければいけないけれど、今までのペースでこれからも仕事を続けていたら心身共に絶対に耐えられない。そもそも、よくわからないこの辛さに耐える必要があるのか。耐えて何かメリットがあるのか】【もうこれ以上鏡に映る、疲れ果てて廃人化した自分は見たくない】と強く思い、【仕事も私生活も質を上げるにはどうしたらいいか】と、今までのこと・今のこと・これからのことを強く考えるようになりました。

添乗員の仕事量を減らし、バイトをした期間もありましたが、身体的にも精神的にも必ず何かしらの大きな影響を受けました。

そんな時に、自分のお店を持ち、仕事をしている友達に会う機会があり、【添乗員の仕事量を減らしてバイトをするよりも、よく考えてみればもう既に資格持ってんじゃん!】と気づき、旅行業開業を意識し始めました。

スケジュールびっしりの添乗員の仕事をしながら、合間の時間に開業セミナーや相談会に行ってみたり、資格取得のために研修を受けたりしました。これが2022年7月くらいから。開業する1年前弱くらいの時期。

そうそう、添乗員を始めるきっかけになった、「始めるからには何があっても3年は絶対に辞めるな」と言った、資格学校の先生にセミナーで数年ぶり(もしかしたら10年近いかも…)に再会。
開業することを伝えると、「え?あなたが?いつもヘッドホンしてて近寄るなオーラ半端なかった、あのあなたが?」とにやにやしながら鼻で笑われ、【この感じ、超懐かしいーー!】と嬉しくなりました。
なんとなく先生も嬉しそうに見えて私もさらに嬉しくなりました(先生が嬉しそうに見えたのが実はそうでもなかったらどうしよう…笑)。

【ごちそう】【おいしい】は食べ物だけではない。

仕事で心身共に疲れ果て、休暇を取って帰省した際に食べた、小さい頃から食べ慣れた食材・味付け・匂いに「これこれ!やっぱりこれだよな!!」と一瞬でストレスも疲れもふっ飛び、気持ち的にも前向きになれ、また元気に仕事に向かうことができました。(そして結果的にまたハードスケジュールからのストレスと疲れで廃人化して帰省し…の繰り返しとなります笑)

この実体験がヒントとなりました。

綺麗な景色を見たり温泉に浸かったりケータイの電波が入らないような田舎に行って自分だけの時間を過ごすなど、形にならない事が人にとって【ごちそう】【おいしい】に、栄養・エネルギーになる事がある。高級レストランや一流ホテルでの食事よりもおいしくなる場合もあると感じました。

旅行に行って食べ物・飲み物がおいしいのはもう大前提の話。
体験をしたり地元の人とふれあう時間を作ったり趣味に時間を費やしたりして、少しだけ日常から離れ、普段頑張る自分へのご褒美を。

以前に取得した資格と今までの経験を活かして、身体にも心にもおいしい旅を企画・実施する旅行会社を私の出身地である新潟県で、母の実家があり私が小さい頃から馴染みのある十日町市で開業する事決意しました。

十日町市ってどんなところ?

新潟県は上越・中越・下越の3つに分けられ、十日町市は中越に属しています。
東京駅から越後湯沢駅までは最短約1時間20分。越後湯沢駅からは車で40分前後。十日町市は東京駅から2時間ほどで到着します。

春は田植え、夏は野菜、秋は稲刈り、冬はとにかく雪(笑)
夏は暑く冬は雪が非常に多く降る、有数の豪雪地帯です。
特に冬は嫌われがちですが、冬があるから他の季節が楽しみになるし、季節を楽しむことができます。

雪国の楽しみの1つとして雪まつりが十日町にもあります。
雪国というと北海道の札幌の雪まつりが有名ですが、実は十日町の雪まつりの方が札幌よりも歴史は長く、雪まつり発祥の地とされています。

縄文土器が発掘されていたり、昔から着物産業が有名な町。
近年では3年に1度開催される大地の芸術祭という現代アートのイベントや綺麗な写真が撮れる棚田があることでも有名となりました。
現代アートのイベントというと瀬戸内国際芸術祭が非常に有名ですが、始まったのは十日町が先で、2000年から実施されています。


そして最近はUターン、Iターン、他県出身者の方など、移住の方が非常に多いです。
移住者向け・女性向けの補助金や支援制度が非常に充実しています。

【おいしい旅 つばめ至る】について

コンセプト

【つばめ至る】は古来より日本で馴染みのある七十二候の春の言葉です。
【至る】と書いて【きたる】と読みます。
拠点を置く雪国の十日町市の人たちは春がやってくるのを首を長くして「春はまだか」と楽しみに待ちます。その心境は旅行を決めてから出発当日を楽しみに待つ心境と似ていると思ったことから、春の言葉である【つばめ至る】を屋号に決めました。
なぜ【来たる】や【きたる】ではなく、【至る】にしたのかというと、【到着する・到達する】という意味があり、十日町が多くの方の到着地になるといいなと思ったからです。

十日町市の中に十日町の有名なものたち!!

ロゴのデザインは株式会社NEWMORYORIKOさんにお願いしました。
NEWMORさんの拠点は私が地元を出て初めて住んだ地、東京都八王子市で、YORIKOさんは十日町市で開催されている大地の芸術祭に過去に出展されています。
八王子と十日町という共通点があり、「もし自分が何かを始める時にはYORIKOさんにお願いしたい!」と思っていたので思い切ってご連絡をさせていただき、作成していただきました!

つばめは作物を虫から守ってくれる鳥、そしてつばめが巣を作り、子育てをする家は縁起がいいと言われ、古来よりつばめは益鳥と言われています。
つばめが作物を虫から守ってくれるようにストレスや疲れを取ってくれ、「明日からまた頑張ろう!」と活力をもたらしてくれる益鳥の役割を果たしてくれたらいいなと思っています。

事業内容

十日町市の魅力を伝えるツアーやイベントの企画・実施して参ります。

自然が豊かで四季を楽しめ、山・川・田畑の食材が非常に豊富。もちろんお酒も楽しんでいただけます。
新潟県は国内外より注目されている美食県。十日町でローカルガストロノミーを楽しんでいただけます。
そしてなにより、人のあたたかさを感じていただけると思います。

リトリートの一環として田植えや野菜の収穫体験、冬の雪掘り体験、お酒講座の開講やお米で作るパン教室、景色を楽しみながらのヨガ体験など、地元の人とふれあえる機会も組み込んで参ります。
来年2024年には大地の芸術祭が開催されるので、特化したツアーも実施予定です。

旅行をおいしく!心に栄養、身体にエネルギーを!

改めまして、おいしい旅 つばめ至るです!
よろしくお願いいたします!


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