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エッセイ・日記

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2023年8月の記事一覧

【日記】そばは必ず水と塩と麺つゆで

【日記】そばは必ず水と塩と麺つゆで

先週末は、西会津から飯豊連峰を二泊三日で周回してきた。
15時前に下山し、米沢に向かう途中、小腹が空いたなぁと思ったら、宮古そば街道なるのぼり旗。
クネクネと山道を走ると、そば屋が連なるエリアに辿り着き、そのうちの一軒「とのや」に入った。

中に入ると、中途半端な時間のためか客は誰もおらず、玄関からご家族の食卓を見ながら奥に通される。

すぐにご主人が「初めてですか?」と説明に来てくれる。70代か

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【日記】小さな幸せを集めながら

【日記】小さな幸せを集めながら

松下友香さんの企画「#あなたの小さな幸せ3つ教えて下さい」が開催中ということで、小さな幸せについて考えてみた。

登山をした時に見る絶景や達成感は違うなぁ。
「小さな幸せ」という言葉の中には「受動的な幸運」というようなニュアンスが含まれているような気がする。

それなら、ひとつ目は「家の近くからの景色」かな。
今の家は高台にあり、駐車場までの間に、港を見下ろせるポイントがある。
ここで季節を感じな

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【日記】なんとも言えない気持ちを「エモい」以外で

【日記】なんとも言えない気持ちを「エモい」以外で

「ヤバい」が最上級の肯定の意味で使われるようになってだいぶ経つ。最初は驚いたけどね。
「エモい」もだいぶ浸透しているようだ。意味を確認のためにWikipediaで。

できればそれぞれ、自分の言葉で表現しようよ、とも思うけどね。

しかし、どうにも説明しきれない感情もある。ボクにとっては、それがこの、かをさんの記事。

電車の中で、以前に付き合っていた人と出会う話。
思わずドラマチックにまとめたく

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【日記】渓流釣りと因果な商売

【日記】渓流釣りと因果な商売

渓流釣りをしてみたいという、同年代の女性を連れて、樹齢200年を超えるブナが立ち並ぶ森の中の沢へ。
まず、ボクが昼飯用の岩魚を2尾だけ確保。まずまずの良型も釣れて手応えを楽しめた。

その後、彼女に竿の振り方を教えて釣り登る。
ボクがやっている釣りはテンカラという毛鉤を使った釣り。
この毛鉤を飛ばすのに少々コツが要る。

彼女はなかなかセンスが良く、初めてにしては毛鉤が飛ぶのだけど、なかなか思った

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【日記】文字が呼ぶ映像

【日記】文字が呼ぶ映像

小説を書いていると、キャラクターが頭の中で動き出すことがある。
そうなると、書くのが楽になる。勝手に動いてくれるので、考えて書くというより、描写する感覚になる。
さらにそのキャラクターが役者さんになることがある。
例えば、連作短編の「週末はいつも山小屋にいます」に出てくる、登山用品店ビヴァークのマスター。あのキャラクターは完全に光石研。
森の中の結婚式で、最初に外国人神父のカタコトの日本語を真似て

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