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メシアン(第7旋法)
メシアンの第7旋法は、第4旋法にミ♭とラを追加したものになります。順序的にこっちを第4にした方がよ(略)・・。音列の組み合わせは、ドとファ#を起点として、半→半→半→全→半となります。
鍵盤のイメージはこうなります。
メシアンで使われている旋法というのは、教会旋法で出てくる7つの旋法とは違うパターンの音列の組み合わせで、近代音楽を解釈しようとする試みのように思います。
メシアン(第5旋法)
メシアンの第5旋法は、第4旋法からレとラを除いたもので、半→長3→半のパターンで進行するスケールです。
鍵盤で表すとこうなります。
鍵盤のシルエットを見ると、レ、ファ#、ドを中心とした、3音のクラスターでも使えるし、調性がよくわからない4度堆積の和音でも使われそうです。
メシアン(第1旋法)
移高が限られた第1旋法を説明します。
クラシック音楽でも、よく使われる旋法で、ホールトーンスケールとも呼ばれることがあります。
すべての音が、全音分離れている状態で、鍵盤で表現すると次のようになります。
通常の、ハ長調の和音、ド、ミ、ソに対して、ソがソ#になっているので、音色的には、不安定なドミナントで、ソ#が導音扱いで、ラになりたがっており、別の何かに解決したい意思が感じられる和音になります
付加音価(メシアン)
付加音価について、ちょっと調べてみた。近代音楽などから出始めたものらしい。
4/4などの小節で、普通なら4分音符4つ分の音価の楽譜になるが、音符が4/4に収まらずに、余分にはみ出た音符のことを言うようだ。
上の図は普通の4/4の小節、下の図は付加音価の入った4/4の小節。
装飾音符に似ているようだが、音価として図の場合8分音符分増えるため、装飾音符とは意味合いが違う。
付加音価対象の音符は、+