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ワタシを作る本

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本を読んで考えたこと、やってみたことの記事をまとめたマガジンです。
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2020年10月の記事一覧

10月の読書記録

10月の読書記録

今月読んだ本の記録です。
1冊ごとに記事を書けるようになれたら理想だなと思うのですがまだなかなかそこまでは行き着かず…。

先月までは、後に控える読みたい本を横目に、はい次!はい次!!と流れるように本を読んでいました。
けれど今月から、読んで考えたことをnoteを通してアウトプットするように。

まだまだnote自体初心者ですが、正直、読書記録のnoteはさらに難しい。内容の要約もどきと感想を羅列

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グラグラでいいじゃない。|『おとなになるのび太たちへ』を読んで

 劣等感があったから、今の私がある。

自分より"ダメ"な相手の存在に安心し、無意識に下に見てしまう気持ち。おとなの世界にもこういうことはよくあって、それはしばしば"優越感"という言葉で表されます。対して、相手に対して自分が"できない"、"劣っている"と気にしてしまう気持ちの方は"劣等感"といいます。

『おとなになるのび太たちへ』を読みました。その中で、「ぼくよりダメなやつがきた」を選ばれた辻村

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「一汁一菜でよい」ならば

「一汁一菜でよい」ならば

料理は嫌いじゃない。けれど、夕方が近づいてきて、ああ今晩は何を作ろうと考えていると、なんだがか料理がすごく面倒臭いことのように感じられてきてしまう。
そんな私の肩の力がふっと抜ける本に出会えました。

結婚してすぐの頃は、夫はひとり暮らしが長かったこともあって「一汁三菜!あともう一品!」と期待半分、冗談半分に言われることが何度かありました。そして私も最初こそ、主菜が照り焼きだから副菜は…などなど、

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君に決めた!

昨晩、夫がランニングシューズを捨てていた。
5年も使ったんだよ、このランニングシューズ。これで北海道マラソンも完走したんだよなあ。思い出深いわ。ありがとうな。
そんなことを話しながら、シューズを入れたビニール袋をきゅっと縛り、玄関に置いていました。

末吉里花さんのはじめてのエシカルを読みました。

エシカル。
エシカルジュエリーなど、言葉としては知っていて、興味もあったものの、その価値だけあって

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マイ だし ライフ

マイ だし ライフ

私が勤めている児童養護施設ではお味噌汁は煮干しでだしを取ることになっています。
ずっと家では顆粒のだしの素を使っていて、だしを取るなんて難しそう…と思っていた私ですが、それを機に興味を持つようになりました。そこで手を伸ばしたのが、引頭佐知さんのだしとり教室。興味が湧いたらまずは本から入る。そういうタイプです。

読んでみたら想像以上に簡単!10分でできるとは驚き!今は比較的時間に余裕もあるので、二

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一輪だけ

一輪だけ

大好きなエッセイ、石田ゆり子さんの『Lily』

この本の中に、「一輪だけ花を」という節があります。

たくさん買いたいけれど、そこをぐっと我慢して、一輪だけ選ぶのがわたしは一番好きです。ー 忙しくて実際はそんなに眺めていられなくても、一輪だけならじっくりとその美しさに向きあえるでしょう?お話がたくさんある生活には憧れますが一人暮らしで留守がちなこともあり、ぐぐっと我慢して一輪だけ。
それが幸せな

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現場を見なきゃ|『メーター検針員テゲテゲ日記』読書録

現場を見なきゃ|『メーター検針員テゲテゲ日記』読書録

『メーター検針員テゲテゲ日記』を読みました。

こんな本帯にはこう書かれています。

「あと数年でなくなる仕事」
それでも現場の苦労や汗はなくならない。
検針員がえぐりだす労働と人生のリアル

検針員の仕事は、電気メーターを探し、その指示数をハンディに入力し、「お知らせ票」を印刷し、家主の郵便受けに投函すること。1件の単価は40円。著者の川島さんは、50歳からの10年間を電気メーター検針員として過

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