コーチングセッション#1

初めてコーチングを受けた。
カウンセリングとコーチングの違いについては何度か見聞きしていたけれど、カウンセリングに満足できずにいながら、コーチングに踏み切れずに時間ばかり経っていた。
今回たまたまお願いして受けさせてもらって、新しい気づきがたくさんあったように思う。

自分の中でnoteを書き始めて半年近く経ってきた中で、一度言葉にしたことは比較的すらすら口から出るようになってきた。
きっとこれを数ヶ月くらい前に受けていたら、言葉に詰まって全然話が進まなかったんじゃないかと思う。
話をしていく中で自分の口から繰り返し発せられる言葉は、「自分はダメだ」「主体性がない」「エネルギーが足りない」だった。
あまりに自分はダメだと自分で言っていることに、最早おかしくなってしまうくらいに。
セルフイメージの証拠集めについては考えてきたつもりでいたけれど、今でも完全にダメな自分を一生懸命作り上げている。
劣等感が強く繰り返しそう言う割には、視点を変えたら人から見たらそこまででもないようにも見えた。
でもそれは、単純に大きな組織の一員として働いているからという一点につきる。
日常的に関わっている人以外から見た自分なんて、どのカードをどう見せるかが全てだ。

理想と現実の話をして、私は理想を各分野のトップのような人において、そことの比較でギャップに苦しんでいるようだった。
そしてそれは、ダメな自分の証明のためにおいているようなもので、心から本気でそうなりたいわけではない。
後でこの話をしたら、恋人から「それは思ってたけど現実なんて見ないで理想を掴むために頑張ればいいじゃん」と言われたけれど、きっとそういうことではない。
頑張って苦しんで掴みたいほどその理想になりたいわけじゃなくて、ただいかに自分がダメか言うためにそれを理想と仮初めに設定しているだけ、だ。

エネルギーが低いのは自分がどうしたいかをずっとおざなりにしてきたからで、そもそも今自分が何を考えているのか認識する力すら弱い。
これを掬いとって眺める習慣をつけることで、主体性のカケラのようなものを見られるようになって、そこからそれをエネルギーとして頑張れたら好循環になってくれるんだけどな。
自分の考えが介在しないことを仕事にしたいと言ってきたけれどきっとそうではなくて、本当は自分が考えたことを形にしたい。
ただそれにはあまりに自分の考えていることが把握できていないし、自分の考えたことに対して正解ではないのではないかという不安が果てしなく強い。
だから小さなところから、考えたことを表現する経験を積んでいけたらいいのだと思う。

こんなに何も自分がわからないのは、人からどう思われるかが怖いから。
それがあまりに強くて何もできなくなっていて、話すことも動くことも満足にできなくて、周りに気を使えないことに対して劣等感や大人になれていない感覚がとても強い。
私はサラダの取り分けもできないし、自分から会話を始めることもできない。
少しずつでも動けるようになるには、そういうところから始めていくしかないのかもしれない。

2時間以上紅茶を飲みながら話していたので、お手洗いにすごく行きたくなってしまって大変だった。
それもやっぱりタイミングがわからなかったり自分から話を切ることができなかったりして、結局最後まで我慢していた。
お手洗いに行きたいことくらい、もう少し簡単に言えるようになりたい…

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