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新しいこと記録帳

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40代に向けてほそぼそと、少しずつやりたいことをやってみる。そんな自分を勝手に応援、ときに反省。覚書のようなnoteです。
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#今こんな気分

鉛筆と紙の薫り

鉛筆と紙の薫り

(ヘッダーの画像は我が家ではなく、拝借したものである。なんて素敵な空間だろうか。)

暖色の灯りと壁に囲まれた空間で、小さく音楽を流しながら、小机に座る。部屋が温まり、心が落ち着いて寝るまでのひと時を過ごす場所として、先日秘密基地をウォークインクローゼットの中に作った。

普段は閉ざされている場所であるので、私にも特別な場所であるし、猫らにとっては、とっておきの遊び場となったようだ。
(時々、頭上

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家篭りの日々

家篭りの日々

家に引き篭もる自分を責めた日々。
雨降る中を心を奮い立たせて、合羽を着て傘をさして、近くのスーパーまで行った日々。
そういう思考や行為が「チャレンジしている自分」、「現状を打開しようと足掻く自分」のシンボルであるかのように縋っていた。
けれど、現実は甘くなく、揉み返しのような反動にいつも敢えなく撃沈したのだった。

家に篭るということは、決して悪いことではない。でも、たとえば、台風の日にわざわざ用

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主体的な選択

主体的な選択

私たちの周りは情報で溢れていて、溢れさせることも難しくなくて、自分で選んでいるように見えて、自分で考えているように見えて、いつの間にか違う所に立っていることがあるのではないか。

これまで私は、自分に主体性をあまり感じたことがなかったけれど、本当は、自分が感じているよりも、もっともーーーっと主体性がないのかもしれないとハッとした。

復職してから働き方を意識的に変えている。休職前の自分なら、ここで

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時計を置いてきた日

時計を置いてきた日

朝、家を出る時にいつも確認するのは、猫の健康と腕時計と戸締まり。今日は腕時計を忘れた。私が日常使いしているのはスマートウォッチなので、充電が必要。そして、充電しっぱなしにして、置き忘れてきた。

家を出てすぐに、腕の締め付けがないことに気付く。そして、焦っていない自分に気づく。抗不安薬を飲んだ後だからだろうか。いつも肌身離さず持っているものがない日常に、違和感よりもわくわくした気持ちが勝っている。

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主観的じゆう

主観的じゆう

毛布をずるずると引きずって、日の当たる窓辺へと向かう。どてん、と長ーくなっている猫らの側で棒状に寝転んでみる。
「なんだ、お前も日にあたるのか?」とでも話し出しそうな顔でこちらを見やる猫ら。相席ならぬ添い席。席でもないけれど。

家の中のほとんどの電化製品をとめると、置き時計の針が刻む音と、部屋の外の音だけの空間が出来上がる。たまに、猫らがご飯を食べたり、水を飲んだりしているけれど、そのうち元の場

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欲が出るんです

欲が出るんです

新しいことに挑戦したり、今まで出来なかったことができるようになったりすると、「次」を求めてしまう。「次、〇〇をやってみたい。」「次、〇〇が出来るかもしれない。」「次、〇〇ができたら最高!」という具合に。そう、欲が出る。

詳細なやりたいことリストを書いた訳ではない。これくらい、ざっくりしている。

それなのに、それなのに。家の中という限られた範囲でも、「次」を見つけ出してしまう。こういうときが一番

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不安な気持ちの片し方

不安な気持ちの片し方

不安はどこから湧いてきてどこへ消えていくのだろう。そもそも消えていくのだろうか。自分の内側から湧き出る感情の置きどころがないと、ただただその感情と同居しなければならなくて、しばしばそれが辛い時がある。

そんな時、ふとしたきっかけでそのループからバビューンと飛び出す方法があるらしい。その方法とは人によって違うけれども、例えばスマホを見ずにぼけーっとしたり、焚き火をみたり、お風呂でのんびりしてみたり

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どんと張れ!

どんと張れ!

動悸がする。薬(抗不安薬)を飲むべきか否か。いや、待てよ、この動悸どこから来ているのだろうか。私のなかの不安?違う。不条理へのフツフツとした思いだ。

世の中の不条理は、なかなか無くならない。それは、職場という小さなコミュニティも例外でない。先日言われていたことと違うことを指摘されたり、最優先事項がいつの間にか凄く下の方に位置付けられていたり。報告・連絡・相談は、新入社員だけに「義務付け」られてい

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