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不安な気持ちの片し方

不安はどこから湧いてきてどこへ消えていくのだろう。そもそも消えていくのだろうか。自分の内側から湧き出る感情の置きどころがないと、ただただその感情と同居しなければならなくて、しばしばそれが辛い時がある。

そんな時、ふとしたきっかけでそのループからバビューンと飛び出す方法があるらしい。その方法とは人によって違うけれども、例えばスマホを見ずにぼけーっとしたり、焚き火をみたり、お風呂でのんびりしてみたりといったことらしい。共通するのは、不安の原因から距離を置いてみる、ということなのだろう。

以前、私はそれを「逃避」だと思っていた。勘違いしていた。なんだったら今日も不安を抱えながら逃避してる自分、進歩がない、なんて思いながら円軌道を描いていた。

ところが、どうだろう、狭い部屋の中で不安要素から離れて風呂に入り、人と会話し、紅茶を喉に含み、まったりしてみたところ、バビューンが起きた。現実は自分が思っていたほど悪くなく、かつ不安要素も具体的であった。曖昧なものと対峙するより遥かに楽である。

そして、creepy nutsの「のびしろ」を思い出して、「のびしろしかないわ!」と口づさんでいた。そんな日があったっていいじゃないか。のびしろに気づけただけ儲けもんだ。