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海沿いの田舎町へ【キューバ旅行記2】


こんにちは!yukiです。

今日はキューバ旅行記の2回目です。

カリブ海の島、キューバ。
ラテン系なイメージのとおり、
明るく陽気な雰囲気がある国でした。

今回は、
次のようなお話をしていきますね。

  • つらーい夜行バス

  • 美味しいキューバごはん

  • 海沿いの田舎町を歩く


楽しんでいただけますように!

過酷な夜行バス


キューバは、
東西にひょろりと長い島。

首都・ハバナは島の西側にありますが、

「せっかくなので東側も見てみたい!」

ということで、
バスで移動することにしました。

鉄道もありますが、
昼の滞在時間をのばすのために
夜行バスを使います。

ツーリスト用の高価なバスと、
安価なバスがあるのですが、
現地のことを知りたかったので、
後者を選びました。

夕方。
バスが発車する駐車場に向かいます。

乗り物を一目見て、
不安が沸きあがってきました。

これ、バスじゃないじゃん…!


もはや改造トラックに近い。

この乗り物は、
「カミオン」
と呼ばれています。

カミオンに乗り込むと、
恐ろしいことが判明しました。

なんと、座席が鉄!

カッチカチで、坐骨が痛すぎます。
夜行でこれはヤバい。


どんどんお客さんが乗ってきて、
車内はぎゅうぎゅうになりました。

大きなエンジン音をさせながら、
カミオンが走りはじめます。


するともう1つ、
恐ろしいことに気づいたのです。

窓が閉まらない…!

というか、窓がない。笑

びゅうびゅうと
風が吹きつけてきます。

「・・・これ、寝れるかな汗」

そとは、だんだんと
夜になっていきました。

車内には明かりがなく、真っ暗。
明かりくらい付けたらいいのに!

荷物の口に南京錠をかけ、
身体にしっかり固定します。
これだけぎゅうぎゅうだと、
何が起こるか分かったもんじゃない。


幸い、道は悪くありません。


すると意外なことに、
すんなりと眠れてしまったのです。

時々うっすらと目を覚しながらも、
気づいたら朝が来ていたのでした。

我ながら、図太さにびっくり!

美味しい!キューバごはん


夜行バスを乗り越えたものの、
目的地にはまだつきません。

乗り換えの小さな町で、
ごはんを食べることにしました。

キューバのごはんは、
これといったインパクトは薄いですが、
クセがないので何度食べても飽きません

だいたい、
ご飯、メイン、付け合わせ。

雑穀米のことも多かったです。

このときの食事ではないですが、
キューバでは、ロブスターも有名。
“ランゴスタ”と呼ばれています。

民泊した宿のおばあちゃんが、
夕食に出してくれました。

大きくて、プリプリで美味しい!
写真の付け合わせは、焼きバナナです。

海沿いの田舎町


ごはんを食べたら、
今度は別のカミオンへ乗車。


やはり、座席は鉄。
なんだろう、この“輸送車”感…


午後になってようやく、
目的地のバラコアに着きました。


バラコアは、海沿いの小さな町
風が潮の香りを運んできます。

雲はどんどん形を変え、
晴れたり、突然雨になったり。

宿を見つけて荷物を置き、
町を歩きます。

都会のハバナでは、
声をかけられることは
ほとんど無かったのですが、
ここではけっこう話しかけられます。


「Welcome! Welcome!」

と気持ちのいい大声で
言ってくれるお兄さんも!

海沿いの公園では、
若い男の子たちが
スケボーの練習をしています。

ゆるやかな空気が漂う、
落ち着いた町です。
やっぱり地方はいいなあ。


特に観光する場所もないので、
海を眺めながら
ぼんやり考え事をしていると、

遠くから、

「オラ!」

って可愛い声が聴こえてきました。

声のほうを向くと、
子どもたちが手を振っています。

“オラ”とは、スペイン語のあいさつ
英語の“Hi”にあたり、軽い感じで使います。


キューバの公用語はスペイン語です。

それは、400年もの長い間、
スペインの植民地だったため。

スペインって、
そんな大きい国じゃないのに、
とんでもないほど広い範囲を
植民地にしてた
んですよね。

中米はもちろん、南米だと、
コロンビア、エクアドル、ペルー、
ボリビア、アルゼンチン、チリなど。

地図で見ると驚愕してしまいます。

スペインが多くの国を征服できたのは、
騎馬や銃器などの“力”はもちろんのこと、
ヨーロッパから図らずも持ち込んだ
病原菌の影響も大きいと言われています。

欧州の国々を壊滅すれすれに追い込んだ
天然痘やインフルエンザは、
新大陸にも大打撃を与えたのでした。



キューバがスペインに支配された時から、
すでに500年以上が経っています。

今の平和がこれからも続いて、
子どもたちが
笑顔でいられる国でありますように。

無邪気な笑顔に心洗われながら、
そう願うのでした。

みんな、元気でね!
アディオス!(ばいばい!)




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

それでは、今日も良い1日を!




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