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イランを旅することにした理由と、驚きの1食目【イラン旅行記1】


こんにちは!yukiです。

今回から数回にわたり、
イラン旅行記を書いていきます。

イランって、日本にいると、
なかなか馴染みの薄い国ですよね。

ペルシア、といったほうが
ピンとくる方もいるかもしれません。

とても素敵な旅だったので、
記事をとおしてイランの魅力
お伝えしていきますね!



なお、イラン旅の写真データは、
知らぬ間に9割が消えていたのです…泣

カメラ盗まれたときレベルにショックでした。

コピーしておいた写真だけ、
50枚ほど生き残っています。

それらを存分に生かしながら
書いていきますね…!

楽しんでいただけますように。


イランを旅することにした理由

イマーム広場で会った親子


イランに行くことにしたのは、
大学時代の友人の影響でした。

友人はイスラーム世界への
並々ならぬ情熱をもっていて、
カイロに留学してアラビア語を学ぶほど。

その友人が、

「イラン行ったけど、
 めっちゃ良かったよ。
 見どころ多いし、人も優しい!」

と言っていたのです。

「イランって危ないのでは?」

と思っていた当時の僕は、
イランへの興味が一気に増したのでした。

イランに危ないイメージがあるのは、
アメリカが“テロ支援国家”として
敵視してるのも一因でしょうね。


実際のイランは、基本的に安全です。

ムスリムの皆さんって、
善良な方の割合が高すぎるので、
安心して旅ができるのです。

いきなり両替問題が


ゴドン、という衝撃で目が覚めました。

飛行機が着陸したところだと気づきます。

機内ですっかり眠りこけており、
気づいたらイラン南部のシーラーズ
到着していたのでした。

ぼーっとする頭で飛行機を降りて、
ビザを取得(簡単でした)。

荷物を受け取り、
空港のロビーへ歩いて行きます。


念願のイランについたぞー!と、
わくわく感と喜びでいっぱい。

何はともあれ、まずは両替です。

現在のイランでは、
日本のクレジットカード等が使えません。
ATMでお金を引き出すのも不可。

そのためイランには、
現金を持ち込むしかないのです。


空港の職員さんに
両替所を聞いてみたところ…

「この空港では両替できませんよ」

え、そんなことある?!

国際空港なのに!
もしかして休業日?

「イランのお金、
 まったく持ってなくて。
 どこか知りませんか?」

「うーん、
 じゃあ僕が両替しましょうか?

「ほんとですか!」

ありがたいことに、
職員さんが20ドル両替してくれるそう!

スマホでレートを確認し、
お財布からお金を渡してくれます。

臨機応変すぎ、ほんと感謝です。



イランのお金はリヤルというのですが、
ちょっとした衝撃が。

・・・紙幣にならぶケタ数が多すぎる!

当時のレートは覚えていませんが、
現在だと、

1,000円=約289,000リヤル

事前に調べてはいましたが、
いざ本物のお金を目にすると、
なかなかビックリです。
(そして計算がめんどくさい笑)

はじめてのイランごはん


空港を出ると、
ぽわっと心地よい空気に包まれました。

3月下旬、季節は

外に出てまず驚いたのは、
道がキレイ!ゴミも騒音もない!

(空港近くのストリートビュー。ここを歩きました)


昨日までのインドが凄すぎたので、
イランはずっと日本に近い気がします。

初めて来たのに、
なんだか「帰ってきた」って感じ

「地球の歩き方」には、
「“アッラー広場”から市内へのバスが出ている」
と書かれているのですが、
肝心のアッラー広場の場所が書いてない。

まあいいや、バス停くらいあるでしょ、
と市内の方向に歩き始めます。


ぐー、とお腹が鳴りました。

そういえば、寝てて
機内食を食べ損ねたのです。

「食堂見つけたら入る!」

と歩いていたところ、
サンドイッチ屋さんを発見。

しかし、
店員のお兄さんは首を横にふり、
ないよ、という仕草。

営業時間じゃないのかな。
英語も通じません。
(イランはペルシア語が公用語です)

「キャバーブ?」

と聞かれたので、
あ、ケバブ!と頷くと、
「ついておいで」と歩いていきます。

少し離れた別のお店に
連れて行ってくれたのでした。
親切すぎ!

「メルスィ!(ありがとう)」

merciってフランス語ですが、
気張らないありがとうはこれでOKだとか。

連れて行ってもらったお店は、
小さなカフェのような感じで、
カウンター席とテーブル席が2つ。

若い男性のお客さんが1人、
テーブル席に座っていました。

店員さんの代わりに、
お客さんの彼が、

「ケバブでいいのかい?」

と聞きにきてくれ、
厨房に伝えてくれます。

なんて親切!

しかし、しばらくして、
ドンッと出てきたお皿をみて
唖然とします。

「な、なにこれ…」

初めてのイランご飯


見るからに異様なものが出てきました。

布みたいにペラペラのパン、
焼きトマト、大量のフレッシュハーブ。

ケバブは別に出てくるのか…?
いえ、しばらく待っても、
そんな気配はありません。

これ、そのまま食べろと…?


戸惑っているのが伝わったのか、
さっきの若いお兄さんが来て、
食べ方をレクチャーしてくれました。

「まずはパンを広げて…
 この中にケバブが入ってる。
 トマトとハーブとケバブを
 パンで巻いて食べるんだ。」

なるほど!
畳まれたパンを開くと、
そこには3本のケバブが。

具をくるくる巻いて食べてみます。


・・・!

美味しすぎる!!

ケバブの塩気と油とスパイス、
熱々の焼きトマト、
強い香りを放つハーブが、
絶妙なバランスを作り上げています。

「めっちゃ美味しい!
 教えてくれてありがとう!!」

お兄さんはにっこりして、
自分の食事に戻りました。


想定外の美味しさでしたが、
これ、かなり量が多いんですよね。

特に、生のハーブ。

こんなに沢山のハーブを
もしゃもしゃ食べたことがないので、
だんだんキツくなってきます。

食事の後半は、
修行感がありました…笑
(気合いで食べきりました!)

何はともあれ、
到着早々いろいろと助けていただき、
無事にイランの旅が始まりました。

どんな人やものに出会えるのだろう。
わくわくです。

次回もお楽しみに!




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

それでは、今日も良い1日を!



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