2024年最初の出張9日目:大阪

おはようございます。
昨晩から冷え込みが戻り今朝も6度とかなり寒々しい朝。

昨日はイベントも無事終わり、9日振りにお休み。せっかく大阪に来たのに大阪の店舗を見て回れていないため、今日大阪の店舗を回るために大阪でお休みをもらう。
さすがにのんびりしたいところではあったんだけど、京都に滞在していた時にいろいろ行きたくても時間が無くて行けなかったお店を回りたかったのと、東京で昨年から今年の1月末まで開催されていたけれど行けていなかったモネ展が大阪の中之島美術館で開催されているので、なかなか見どころが多い。

モネ展@大阪中之島美術館

早速朝一10時の開館に合わせて中之島美術館まで歩いていくと、平日の朝だというのに入場の列ができている。ただ、チケットを購入してからも列の流れはスムーズですんなり入場できる。100%モネの作品で彼の作品を年代ごとに見ていくと共に、彼の製作スタイルや印象派となっていくまでがとても分かりやすくまとめられている。
改めて感じたモネの絵の面白さは、絶妙な色遣いに加えて、引きで見た時の印象と近寄ってみた時の印象が全く異なること。遠くで見ると風景がそのまま切り取られた写真かの様にとても写実的に見えるのに、近寄ってよく見るとトントントンと筆致を重ねているのがわかるほど細かすぎないピクセル感。油絵具の盛り上がりも含めて、いくつかの絵の具が遠くから見た時にどう混ざったように見えるのかを完璧に理解して表現しているのがとてもよくわかる。
ノルマンディー地方の海岸に競り出た岩の丘や潮に削られて穴が開いた海辺の奇岩ラ・マンヌポルト、丘の上の風景などが印象深い。そして、大阪会場限定のロンドンのテムズ川にかかるチャリング・クロス橋を宿泊したサヴォイ・ホテルから見た景色を描いた2枚の比較もとても贅沢。本当にロンドンの薄明りのような陽の光を水面に反射させて、モネ独自の柔らかい色合いで表現していてとても見応えがある。その内の一枚を所有しているの吉野石膏さんは東山魁夷の絵もいくつも所有されていて趣味が似ているので
そして最後のコーナーは彼が晩年を過ごしたジヴェルニーでの作品たち。睡蓮だけでなく藤や庭の花々、池の水面の映る森の風景など大作(サイズの面でも内容的にも)が待ち受けるコーナーで圧巻のフィナーレを迎える。
結局ノルマンディーとロンドンの辺りは見応えがありすぎて2週目のお代わり、結果的に東京で見るよりも大満足のモネ展でした。

キャッシュレス状態で京都へ

そして、一路京都へ。ここで、ひとつ問題が。
キャッシュがほぼなくなってしまったのだ。
現金を3万円程度持ってきていたのだけれど、中途半端に大きな金額持ってきていたのでパン屋さん含め現金のみの場所以外でもちょこちょこキャッシュで払っていて気づいたら手元には¥1,000のみに。しかもこのご時世、阪急も地下鉄も切符が現金でしか買えない、という罠が。
Suicaだけでもチャージできればと聞いてもそもそもカードリーダーすら持っていない各社は無論チャージもできない。社会の公共サービスとして、この時代に現金しか受け付けないなんて、企業としての怠慢以外何物でもないと自分のミスを棚上げしながら一人焦っていた。
なんとか今日にでも仲の良い同僚にPaypayで現金と交換してもらうことにして、阪急に乗って京都、烏丸へ。(この時点でキャッシュは¥600。)

京都四条からノボル

烏丸に来た理由は四条から北へ御池、丸太町、一条まで登ったエリアにちょこちょこ行きたい場所を尋ねるため。
地下鉄に乗っても良かったけど現金もないし雨も上がっていたので、結局烏丸から一条まで歩いて往復する形に。まぁ京都の一本入った街並みを歩くのはいろんなお店や独特な街並みが楽しめるから結果オーライで。

丸太町のカレー屋さん

まずはお腹が減ったので丸太町にあるカレー屋さんへ。これもたまたま何かで知ったのだけどイベント中に来たら20日の祭日と重なっていて頂けなかったので改めて来訪。途中で路地裏で営業されている漬物屋さんで両親へのお土産として青しその実という他では見ない佃煮を(Paypayで)購入。
そして、お目当てのカレー屋さん、カリルさんへ。
京都カレー製作所 カリル - 丸太町(京都市営)/カレー | 食べログ (tabelog.com)

入店時に現金以外が出来るか確認をして、本日筍キーマカレーをいただく。キーマに筍がゴロゴロ入っていて歯ごたえに加えて春らしさも楽しめる一方で破格にご飯もおいしい。粒が一粒一粒経っているのがよくわかる。そして福神漬け側に置いてある、玉ねぎとキャベツ2種類のアチャールも単体で楽しめるほど。普段はチャイだけど、ここはラッシーのみなのでいただいたラッシーも濃厚かつすっきりした味わい。
白でまとめられたシンプルで綺麗なお店は若い女性から老夫婦、ツーリストまで幅広い客層で賑わっていた。
数日ステイだとなかなか京都でカレーとはなりにくいだろうけど、機会があればぜひお試しいただきたい。

堀川遊歩道から京都御苑へ

そこから少し西に流れて堀川遊歩道を通って北へ上り、京都御苑に向かう。御苑のすぐ横にあるとらやさんで食後のお抹茶と和菓子をいただく。たまたま一番奥のお庭側の席に通してもらってお庭を見ながら生菓子とお茶をいただいて、休日感をより強く感じる。そちらでのんびり過ごさせてもらってから、京都御苑へ。
日本離れしたこの大きな区画使いはやはり圧巻で、それが1,000年近く前から京都の町の礎となっていたことを考えるとやはり感慨深い。砂利道をザックザック音をさせながら歩いていくと早々に咲き始めている八重桜に国籍関係なく皆が圧倒されて皆思い思いに記念写真を撮っている。
3月下旬の京都、出張の終盤にして初めて春の訪れを感じることが出来た。

丸太町から四条へ

そして御池まで降りてきてからは、西陣織で有名なHOSOOさんのギャラリーのようなお店で美しい織物を拝見したり、四条へ降りていく過程でいろんなお店を覗かせてもらう。途中で扇子屋さんが多いエリアがあり、いくつか覗かせていただいた中で個人経営のお店で品の良い扇子をご紹介いただけたので探していたこともあり夏への備えとしていただく。他にもうちわ屋さんなどもあって金魚の涼しげな細工も含めて次来た時には改めて購入を検討したい。元々京都に来たらお邪魔したかった雨晴さんの京都の店舗はイベント準備のため臨時休業でこちらも次の機会の楽しみに。

こうして大充実の京都巡りを終えて、烏丸から阪急に乗って梅田へ。(これでキャッシュは¥200)
幸い、京都にいる間に今週最終出勤日で明日から東京で引継ぎとHRとの面談がある同僚と晩御飯を食べることになったので、ここでカードで支払いをさせてもらって何とか現金を¥3,000獲得。
これで何とか明日の大阪の店舗を無事回ることが出来るので一安心。

今日からまた(まだ出張中だけど)通常モードに戻って自分のカテゴリーの売上アップのために働きます。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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