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【文字起こし】2月13日「長く話しても聞き手を飽きさせないコツ:現在地と目的地までの残り時間を伝える」

はじめに Introduction

English follows Japanese.

この記事は、Podcast・Voicy「話し方のハナシ」
2024年2月1日配信回の文字起こしです。
復習や話し方の練習にお役立てください。
又、番組でもお話しましたが、
皆様の話し方トレーニングにどのようにお役に立てるか、
ご意見もメッセージフォームから聞かせてくださると嬉しいです。

This is the Japanese script for "Hanashikata no Hanashi" on 9th of January.
se it training for Japanese speaking and listening.
We are glad that we could hear your opinion about this script following our message form.We shall read your message as a reference, to improve our script and podcast program.

文字起こし

おはようございます。話し方講師の高山ゆかりです。
毎週火曜日はいつもフリータイムですが、
今日は話し方や伝え方についてお話ししていきます。
今回は「現在地と目的地までの残り時間を伝える」です。

今日の内容は、特に
・研修講師など、教える仕事をしていらっしゃる方
・大切なことを伝える、説明しなければいけない場面がある方
にとって、お役に立てたら嬉しい内容です。

どうしてかと言うと、
何かを教える仕事をしている方、
又は大切なことを説明する場面がある方は、
きっと、どうしても話が長くなってしまうことってあると思うんです。

それは、話していて、
つい自分の思いがどんどん乗ってきて、
結果として長く話してしまう…ということではなくて、
この部分は丁寧にしっかりと口頭で伝えなければいけない
…例えば、例としてあげられるのが
契約書の説明がそうかもしれないです。
契約書の内容って後から揉めないように、
一つ一つ、その書類に書かれている内容を口頭で読み上げて、
その内容について口頭で伝えていく時間が
どうしても長くなってしまう。
みたいなことであると思うんです。

そういうときに、
なるべく聞いている相手が飽きないように
集中力が落ちないようにやっていけることとして、
今日は、
現在地と目的地までの残り時間を伝える
これについてお話ししていきます!
いつもは、毎週月曜と木曜日に話し方のヒントをお届けしています。
その内容の文字起こしも、この後アップしますので
(といってももうアップされているはずなんですが)
ぜひ内容の復習をしたり
聞き逃してしまったところをもう一度確認したり、
また話し方のトレーニングに役立てていただけると嬉しいです!

本編

ではここから本題です。
現在地と目的地までの残り時間を伝えること

仕事上、どうしても丁寧に時間をかけて説明しなければいけないこと、
どうしてもこの部分は大切だから
内容は難しいけれどもしっかりと伝えていく必要があることって、
教えたり説明したりする場面ではやっぱりあります。

そういうときには、できるだけ、
聞いてくださっている方に
飽きさせない工夫をしていくことが欠かせないです。

工夫としてできる事はいろいろありますが、その1つが、
今日のテーマ「現在地と目的地までの残り時間を伝えること」です。

これは具体例を最初にお伝えします。
例えば、私が話し方講座を開くときにも
やっぱりこの部分は時間をかけて丁寧に説明したい!伝えたい!
と思う場面があります。
そういうとき、最初にこのように言います。

「今からお伝えすることは、
とても大切な部分なので、しっかりとお伝えしていきます。
なのでやや話が長くなってしまいます」

というふうに、長くなるということを最初にお伝えしたり、
もしくは話を進めていく中で「あと5分ほどが続きます」と言ってみたり、
「あと5分ほどお話ししたらワークに入ります」とか
後は時間ではなくて、ページ数で伝えていくこともあります。
PowerPointの資料を使って、「いま表示しているこのページと、
あともう1ページご説明をしたら休憩に入ります」
と言うふうに。

とにかく時間でもPowerPointの資料のページでも、
そういった具体的な言い方ではなくて
「もう少し」「あとちょっと」という言い方をする。
とにかく、現在地がどこなのかとか、
次に進むまでの残り時間がどのくらいなのか、
この部分を伝えます。

そうすると、
聞いてくださっている方がモヤモヤしにくくなります。
モヤモヤしにくくなって集中しやすくなります。

これは私自身がもともと飽きやすくて、
集中力が続きにくいからこそ思うんですけれども、
どんなに内容が興味深い話でも、
どんなにわかりやすい話でも、話が長い、
つまり聞いている自分が聞くだけの時間が長くなると
どうしても疲れてしまったりとか
集中力が下がってきてしまったり、
後はふと違うことを考えてしまったり、考えそうになってしまったり、
ということがあります。
なので時々ワークがあったり、
後は質問していただいて、自分が答える場面があったりとか、
何らかのアクションを取るタイミングがあると
疲れにくくて飽きにくくなります。

だからできるだけ話し方講座を開くときも
またはその他の場面で話すときも
1つのトピックが長くなりすぎないように、
ということは意識しているんです。

それでもやっぱり長くなってしまうことがあるので、
その場合には、
「今この辺にいます」「あとこの位で次に進んでいきます」
と伝えるようにしています。

先ほども言いましたが、
これをすることで聞いてくださっている方がモヤモヤしにくくなります。
モヤモヤ、です。
聞き手の集中力が下がってしまうきっかけの1つが
頭の中にモヤモヤしたものが生まれることです

モヤモヤしてしまうって、いろいろあります。
例えば話を聞いていて、
少し自分にとってなじみのない単語が聞こえてきて、
ふと気になって
「今の言葉、どういう意味なんだろう?」
「聞いたことないなぁ」と思って
そこが気になって。
その、気になるモヤモヤが生まれてしまって
話し手が話していることが
あんまり集中して聞けなくなってしまうことがあります。

もしくは今日のお話で言うと、
「このあとどのくらい(話が)続くんだろう」とか
「いつ休憩に入るのかなあ」というモヤモヤもあります。
これがあると、
やっぱりどんなにこちらが一生懸命わかりやすい説明をしていても、
聞き手の集中力が下がってくる可能性があるんです。

なので、仕事上どうしてもこの部分はちゃんと説明しなければいけない
ちゃんと伝えたい、
でも話が長くなってしまいそうだけれども、
なるべく聞き手が飽きないように疲れないように工夫していきたい!
と思う場面があったら、
現在地、そして目的地まであとどのくらい?
という部分を伝えてみてください。以上です!

エンディング 話し方講座お知らせ

エンディングです。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございます!

番組の最後に、話し方講座のお知らせです。
伝わる話し方講座第10期が、4月に始まります
体験会を今度の土曜日 2月17日、そしてその翌週24日、
それから3月9日、そのあと3月にもう何回か開催する予定です。

この講座は第1期から第9期まで、
2022年1月にスタートして開講してきましたが、
自分の話し方にもっと自信を持ちたい
というきっかけでいらっしゃる方も多いです。

自信というのも、講座を進める上で大切にしているキーワードの1つです。
どうしてかと言うと、
自分の話すことや自分の話し方に自信が生まれると、
人前に立ったとき、
たとえ緊張していても、
落ち着いて堂々と話すことができるからです。

ではその自信はどこからやってくるのか?というと、
ひとつは、不安や迷いが減ることからやってきます。

不安や迷いというのは、
話すことにおいては、どこからやってくるかと言うと
わからないことからやってきます。

例えば自分が人前に立って話していると、
だんだん自分が何を言いたいのかがわからなくなってきてしまう…
自分の話し方をもっと磨いていきたいし、
もっと伝わるように話したいけれどどうしたらいいかわからない…
自分の話し方がどんな印象を周りに与えているのかわからない…ですとか。
こういった「わからない」から、
不安や迷いが生まれて、自信がないことにつながってしまいます

もし自信をつけて、自分の話す内容に自信を持って
伝わるように伝えたいと思われたら、
ぜひお気軽に体験会にご参加ください!

体験会の詳細、それからオープニングでお話しした今日の文字起こし、
いずれもこの配信の概要欄にリンクを載せています。
(今こちらの文字起こしを読んでくださっている方はこちら

なおこの体験会はZoomで行いますので、
全国どこからでもご参加いただけます。
体験会で画面越しに
たくさんの方にお会いできることを楽しみにしています!

それでは今日はこれで終わります。
お相手は高山ゆかりでした。


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