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「カンボジアのシェムリアップへ」青年海外協力隊になる前、2か月間1人旅した話⑯

↓前回(ベトナム戦争証跡博物館でベトナム戦争時代の写真を見て衝撃を受ける)

私が旅行できる期間は2ヵ月間。

最終目的地はポルトガルと決めている。


なのに、中国とベトナムだけで4週間を費やしてしまった。

「自分の気の向くままに、行きたいところに行く」という無計画の旅でもあったけれど、ゆっくりしすぎたか・・・。


というわけで、ベトナムからカンボジアのシェムリアップに移動した。

カンボジアの首都プノンペンにも行ってみたかったけれど、時間を節約するために今回はアンコールワットなどの遺跡があるシェムリアップだけ行くことにした。

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カンボジアのシェムリアップ国際空港に到着した。

空港から中心地まで行くために、トゥクトゥク(3輪タクシー)を探す。

ちなみに、空港で観光客を出待ちしているトゥクトゥクよりも空港の敷地外で待機しているトゥクトゥクの方が安い。

案の定、空港の駐車場の門を出たところに1台のトゥクトゥクが停まっていた。


「こんにちは。中心地までいくら?」

私は運転手に話しかけた。


「7ドルだよ」(カンボジアの通貨はリエルだけど、観光客はUSドルを使える)

「・・・5ドルに・・・!」

「じゃあ6ドルでいいよ」

「・・・5ドルにしてください・・・!!」

「・・・いいよ。乗って」

「ありがとう!」


インターネットとスマートフォンの普及は、本当に個人旅行をしやすくしたと思う。

「シェムリアップ 空港 市内 移動」とかで検索すれば、行き方も、値段の相場も出てくる。

値段交渉はあまり好きじゃないけれど、移動費はなるべく節約したい私にとって、値段の相場がネットで検索できるのは助かる。

今回も、空港から市内までトゥクトゥクで行くなら5ドルという情報をネットから得たので、それを元に値段を交渉した。



トゥクトゥクに乗っていると、窓ガラスがないので砂埃がバシバシ顔を襲う。砂埃のせいで髪もゴワゴワだ・・・。


そういえば、中国からベトナムに入ったときも経済的な差を感じたけれど、ベトナムとカンボジアの差も結構大きいように感じる。

カンボジアには、地面が舗装されておらず赤土が見えている場所も多い。


これはカンボジアだけを旅行すると気づかない部分かもしれない。

国境を何度もまたぐような旅行では、国ごとの特徴や雰囲気の違いを感じられる。



中心地にあるユースホステルに着いた。

トゥクトゥクの運転手に5ドルを支払って、お礼を言う。


ユースホステルにチェックインして、部屋で荷解きをしていると外から雨音が聞こえてきた。

外ではバケツをひっくり返したような大雨が降っていた。


水しか出ないシャワーを浴びたあともまだ降り続いていた。


明日は遺跡めぐりをしたいから、どうか止んでほしい・・・。

雨の音を聞きながら眠りについた。



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