【磐梯町】あとがき集①
どうも、ゆいぴです。
以前インタビュー企画『磐梯町の人たち』についての記事を個人的に投稿しまして、その際にアップ済みの記事をご紹介しました。
その後に、何度かマガジンが更新されたので改めて!
今回はインタビュー記事のあとがき集①です。インタビューは大抵そのまま文字起こししているのですが、あとがきは私自身が執筆しています。
基本的には、インタビューから編集までしてみて自分で感じたことや思ったことを書き連ねています。たまに参加者に向けてのメッセージだと思われる方もいらっしゃいますが、あくまで私の頭の中の整理に過ぎません。
どう捉えるかは、あなた次第。
あとがきを先に読む、なんてそうそうないでしょう?
タイトルから記事に飛べますので、ぜひ本編も読んでみてくださいね。
磐梯町の人たち
気持ちはやっぱ前向きじゃないとダメだなと思う人
自分の生まれ育った土地にいずれは戻りたいと思うのは、ある意味の帰巣本能だったりするのでしょうか。私は親が転勤族だったので長く留まった土地がないのですが、青春時代を過ごした青森県は地元だと思っています。ただ、青森県にいずれは戻りたいとは思ったことないんですよね。そもそも地元の定義ってなんやねんって話ではあるんですけど。
「生まれも育ちも○○です」って一度は言ってみたかったですね。一つの地域にちなんだ思い出やエピソードがたくさんあるのは憧れです。顔なじみのおばちゃんに朝の挨拶をしながら学校に行って、放課後は近所の友達とあぜ道を駆け抜けて、暗くなったら「早く帰れー!」って軽トラ乗ったおっちゃんに怒鳴られて、みたいな少年期を来世は夢見てます。
めっちゃ魅力あるんですよ磐梯町って。なのにみんな知らない。人
私は結局何がしたいんだ?何者になりたいんだ?そう自分に問い続ける日々がありました。誰にも相談できなかったですね。そうやって悩んでることも、今まで考えなしに生きてきたことも、ダサいし恥ずかしいなって思ったから。でもいつの間にか「私は何者でもない」と思うようになりました。私は私という尊き存在で、それ以上でもそれ以下でもない。だから人生に限って言えば、私の選んだ道はすべて正しい。いや、これから歩みゆくこの道を正解にしていくんだ。なんて。
頑固さは芯の強さ、臆病さは心優しさ。自分の素直な気持ちや譲れない意志が必ず道しるべになるし、今までの学びや経験や出会いが必ず行く先を照らす光になる。前に進み続ける若者を私は応援します!私もギリ若者だけどね!
隣の家の人の職場どこで何時ぐらいに帰ってくるまで知ってる磐梯町が気に入ってる人
音楽が人生に与える影響って大きいですよね。何を隠そう私も音楽に生かされた人間ですから、とてもよくわかります。音楽に限らず、楽しむことへの悦びを感じられたり、それを自分以外の誰かに伝えられるのって才能だと思います。そういうアビリティに惹かれて、きっと人が集うんでしょうね。地域の子供とかね。
同じく、幼い頃の記憶が人生に与える影響ってのも大きいですよね。それによって子供に優しくありたいと思った人から、楽しむ心を教えてもらった子供たちはどんな大人になるのかな?
これからもここで仕事をしながら生活して老いて死んでいくのもいいのかなと思うくらい磐梯町が気に入ってる人
天気のいい日に外に出て磐梯山を見上げると「ああ、良いなあ」って思うんですよね。田んぼや畑が青々とし始めた町の風景を眺めると「ここにいるために生まれてきたんだ」って思うんですよね。生まれて26年、海沿いにしか住んだことないのに。農業を営んでるわけでもないのに。山や畑や田んぼに幸せを感じる時があります。不思議なもので。
インタビュー中はできるだけ自分の考えや感情を表に出さないよう気を付けているんですけど、たまに泣きそうになってしまう時があって。参加者がすっごい良いこと言ったとか、感動的なエピソード話したとかではなく。ふと勝手に、あなたの心に触れた気がする、と思う瞬間があるんです。今回のインタビューはそんな瞬間が何度もあって涙をこらえるのが大変でした。
自分らしく生きていける場が磐梯町だなって思う人
どんなコミュニティにも必要な存在っていて、それは人を巻き込める人、だと思っています。ただそういう人はいつの間にか抱えてしまうものも多くて、急に充電切れしちゃうときあるんです。明るく振る舞ってても、心は沈んでしまっていたりね。でもその苦悩は意外とみんな気づいてますよ。そしてあなたはここに必要な存在であると、一目置いています。
実は私も無名人インタビューを受けたことがありまして、そこで「自分らしさ」について少し語っています。ざっくり言うと、自分らしさがあるのは自分以外の存在のおかげです、と。だから全てに感謝しています、と。仲間への想いや感謝を大事にしている人は、きっと私と気が合いますね。あ~、私も世界一周クルーズしたいなあ。
本気の町、磐梯。ちっちゃい町の方が本気だなと思う人
私の地元もだいぶ田舎ですけど隣に住んでる人の名前も顔も知らないんですよね。近所にどんな人が住んでるのかもよく知らないし。それに現代の若者って(私も該当するけど)あまり密な関係を好まないのかなって勝手に思ってました。ちっちゃくて狭いコミュニティが心地良いって、この場所の、土地の尊さですね。とにかく人がいいのよ、人が。
本気だし、磐梯町。だから好きなんだよね、磐梯町。ここに住みたいと思うし、人を呼びたいと思うし、町のために何かできないかと思うし。本気の町、磐梯町!ね、ホソイくん。
磐梯町って言ったら、人!の人
熱く打ち込んできたものって、愛情を注いできたものって、ふとした瞬間に牙を剥いてくるときありますよね。ずっと人生の軸だったくせに急に先尖らせてぶっ刺してきたな~みたいな。恋人に浮気された時と同じですよ、知らんけど。でもそういうのもいずれ生き様の土台になりますよね。過去あっての今だから。その上に立ってこそ現在の「自分」が在るんだって誇れる。そんでまたそれを愛することもできる。
何でも楽しく面白くやりたいですよね、私も心からそう思います。何事も楽しめる人は、何事も踏み台にできる人だと思います。良い意味でね。誰よりも上に、誰よりも高く、誰よりも輝いて、生きていける人なんじゃないかな。