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心理学用語#27 意味飽和とゲシュタルト崩壊|脳科学

「ゲシュタルト崩壊」という言葉を聞いたことがあると思います。漢字をずっと眺めていると、「こんな漢字あったけ?」と文字の構造が分からなくなることを言います。

ゲシュタルト崩壊が「こうえん」の「公園」が「ハム園」に見えてくるのに対して、意味飽和はそもそも「『こうえん』ってなんだっけ?」と意味が分からなくなることを指します。

ジェームズ氏は、意味飽和の効果や原因を確かめるために様々な実験を行ないました。研究を続けたジェームズ氏は2015年に、「意味飽和は一種の疲労です。これは反応抑制と呼ばれます」と結論付けています。

反応抑制とは、同じ言葉が続いたときに、脳が反応を抑制する効果のことです。通常、脳細胞が言葉に反応し、その意味を思い出すにはエネルギーが必要になります。

そして、回数が重ねられるごとに同じ言葉に反応するためのエネルギーが多く必要になります。更に繰り返されると、遂には数秒待たなければ脳が反応しなくなるのです。

例えば、ネガティヴな認知や反芻思考、果てない快楽の欲求を、一時的にでも停止できる手段があるとしたら、それは意味飽和の効果なのかな?

ちなみに、仏教に代表されるお念仏で、脳の意味飽和を誘導できるとしたら、心の煩悩を抑えられるのかな?


「スキ❤️?」「キライ🙅‍♂️?」


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