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モネの庭に咲く、藤の花のパフェ

最近、界隈で密かにブームの、パフェ。
パフェ活はじめました〜♪な、フランスの府中のユイじょりだ。ども。

やたら美しくって、小宇宙さえ感じさせる日本のパフェ。フランス語の形容詞「parfait:パルフェ(カンペキ!という意味)」が元になっていて、日本で今のような形に発展したらしいけれども、こんなん家で作るものなの?ってのが正直なところではあった。そもそも糖分はアルコールで摂取派の私、甘いものは作るの専門で、ほぼ食べないのでですね。

ただここのところ、巷のブームがすごめ。

イカをメインに、色々なものを共通に愛でるバディと勝手に認識しているチョコチップクッキーさんも、なにやらOSSANNEに似つかわしくない乙女パッフェをつい最近作っていらっしゃり。


残り物でちゃちゃちゃちゃっとアーティスティックなパフェたちを仕上げるまみげプロ。というかパフェブームの発端は多分このお方。


真の姿(まさみ・N)はエイプリルフールの日しか見せないけど、常に乙女がダダ漏れしている日本のパリのケイチェルおじたんなんて、オムトレにパフェ活に、何個活動並行してんの!?と。
こちらは最新のパフェ模様だけど前にも何回か作っていて、常に進化しておられる。


なんだかもう、全ての創作物においてヒュッゲな感じが漂う、センスよしこすぎるanco.labさんも、ミッフィーのっけのかわいらしいパルフェを。いやもう、うさぎは反則でしょうが!かわいいがすぎる。


西海岸の海援隊じゃなかった俺援隊🐶、きこぺんアロハさんなんて、もうモウMou!BEN&JELLY'Sのアイスもりもりに、何でできてんの?って疑問でしかなかったカプリコを突き刺しーの、麦チョコばりに流し込んでたチョコベビーをファサーしーの。日米同盟万歳パフェで最高。


・・・えっと、まだ誰かパフェってたかな?抜けてたらごめんなさい。

ってくらい、ユイじょり空間では常連さんたちによるおうちパフェ活が繰り広げられているってわけだ。これは波にのっておいても損はない。得があるのかは知らんけど。

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みなさんのパッフェーを見ていると、ああなるほどね、完璧とかいう語源だけど、これはどんなグラスに何をのせてもよろしいのだな。表現の場といってもよいだろう。なんでもいいなら得意!!

・・・とかいっておきながら、私の場合、テーマみたいなのがないとアレなんですよ、モチベーションが湧かないんです。ということで、テーマが思いつくのを待ちながら過ごしていたら、たまたまぼーっと見ていたフランスのニュース番組で、glycine(藤の花)の特集をしていた。

お花はそこまで詳しくはないけれど、藤の花くらいはわかる。ニュースのイメージを見て、あーこれはモネの庭!!とよみがえる光景。

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印象派を代表する画家、クロード・モネ。『睡蓮』などの風景画が特に有名。

パリから車で1時間半くらいの場所に、モネが晩年を過ごしたGiverny(ジヴェルニー)という村がある。言わずと知れた観光スポットでもあり、日本人観光客向けのツアーもよく敢行されているので、訪れたことがある方も多いのでは?

私も、親戚や友人が来るたびにかれこれ4、5回足を運んでいるけれど、季節ごとに見せる顔が違って、よい。中でも春のモネ庭は圧巻。

今や観光客は風前の灯だろうし、どうなっているのだろう。パリからでさえ、ロックダウンでいけない。美しい花々は誰からも見られることなく、粛々と咲いては散り、を繰り返しているのだろうか。

🍨

ちょうどいい機会なので、7年前くらいの4月下旬に訪れた時の庭模様がこちら。
来年か再来年くらいには自由に国を行き来できればよいなあ(涙)

モネ宅前にはチューリップが咲き乱れていた。

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ツツジも満開。

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睡蓮が咲く池。こんな庭があったら電波なんていらない。

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コンフィヌモンになってもここに住んでいたら精神衛生が保たれるのではと切実に思ってしまう。


さて、こちらが本題の、藤の花たち。


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あな美し。


藤の花の薄紫と緑、これをテーマに、ユイじょり的パフェ活第1弾にチャレンジすることにした。


まずは緑パート:ピスタチオのアイス

ピスタチオマカロン活動に励むきっかけとなったピスタチオペーストがたんまりあるので、このペーストを使ってアイスクリームを作ってみよう。

参考にしたのは、エルメ流ピスタチオペーストを作ったときと同じサイトのレシピ。


卵黄6個、牛乳500g、生クリーム100g、ピスタチオペースト100g、グラニュー糖100g、ピスタチオ50g。「25グラムのグルコース」が材料に書いてあるものの、近辺で見つからなかったのでスキップ。まあなんとかなるだろう。

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以前は卵白が余分にでることに悩んでいたけれど、最近ではもっぱら卵黄でTKGとか適当にやって、卵白があまって出てくることを心から喜んでいる。もちろんマ活用だ。


ここからは混ぜるだけなので簡単だから割愛。牛乳と生クリームとピスタチオペーストを合わせて混ぜて沸騰させて完全にペーストを溶かす。

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15分くらい火から外して休ませたら、卵黄とグラニュー糖をよく混ぜたものと合わせてよく混ぜてバットに入れて冷凍庫へ。

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アイスクリームメーカーを使えと参照元には書いてあるけど、Otto氏はさすがにそやつはもっていなかったため、1時間〜2時間おきに冷凍庫から出してはかき混ぜる。

翌日には完成、ピスタチオのローズアイス風。やはりちょっとしゃりしゃりはするけれど、ピスタチオの油分?でリッチ感は保てている。

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続いて紫パート:マ活(マカロン活動)

ここ1週間は、ほぼ毎日、マ活。もはや私の日課。

前回のピスタチオマカロンでコツはつかんだと思いきや、フレンチメレンゲとラデュレの配合にこだわり続けているせいか、まーた失敗を繰り返す。

こちらはイースター用に作ったマ活の成果。下から1、2、3。OMG。。

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まあでも、出来上がって缶にいれておくと、ネズミ比5000倍のうちのヒト科ヒト属がちょこちょこつまんでいるようで、翌日は半分以下になっている。ということで需要と供給がそこまでミスマッチというわけではなかろう。むしろ「今日デザートないの?」と催促が入るくらいだから(需要過多)。


このマカロンというお菓子はひとえに、最初からひとつひとつ積み上げていく感じなので、まず最初の関門、メレンゲからマスターしなくてはと。色々動画などをみたら、メレンゲについては、この方の方法でやると割といい感じに仕上がることがわかった。

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たしかに前回までよりは泡立つスピードも早く、つやのあるメレンゲに仕上がった気がする。

大体同じ大きさで絞りだせるようにもなった。

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火加減と時間も、うちのオーブンでこれくらいというのが大体わかった。天板にオーブンシートをしいて絞ったマカロンは生焼け回避で大体うまくいく。

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一方、マカロンシリコンシートで上記と同条件で焼いた場合、シリコンの方は若干生焼けに近いフィニッシュになることがわかった。こちらはもう少し焼き時間を伸ばしたりするなど改善が必要。難しいなー。

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あとは着色。右側の紫があまりにうすいのでもう少し濃い紫にしたいなーと思ったけれど、青が強すぎたうえ、若干赤とか青の色素が残ってしまった。赤(ピンク)とか黄色とか、単色使いなら単純だけど、緑とか紫とか、色を混ぜ合わせる場合は、パウダーを入れるタイミングとかも変えたほうがいいのかもしれない。

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こうしてマ活と称し、毎週100個近くマカロンコックを焼きまくっているわけだけど、パフェに使うのは多くても3ペア、最低1ペアでよいわけで。

今週の成果として、コックは安定して出るようにはなった。
次のステップは、表面の凸凹さえ回避できるようになれば完璧。日々是精進也。



パフェの準備と組み立て

鳥小屋みたいな広さなのに、100人呼んでもダイジョーブイ!な量のグラスだけはある我が家。ビールグラスを中心に、シャンパングラスだのウイスキー用のグラスだのショットグラスだのとまあいろんな形がある。私はどちらかというと食器だけど、Otto氏のグラス蒐集家のこだわりが垣間みえる。

これだけたくさんのグラスがあっても、パフェ初心者的にはなんのグラスがいいのかよくわからなかったから、結婚祝いにパリ友からいただいたお気に入りのアスティエ・ド・ヴィラットのワイングラスを使ってみよう。私の料理に欠かせないアスティエの白いお皿、お皿だけじゃなくグラスとかキャンドルとか手広くやっている。

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数日間にかけて事前準備してきた成果が今日ここに。ボンベ式の絞り出し式生クリームも用意。左下はピスタチオアイス。

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あとはのせていくだけなので、写真にて。まずはイチゴ&ベリーのジャム。

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砕いたスペキュロス(ロータスビスケット)。

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ボンヌママンのカシスヨーグルト(色がそのものすぎて買うた)を半分くらい。

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コーンフレークからの生クリームボンベどーーん。予想以上にボンベどーーんの迫力があってビビる。

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あまりのカシスヨーグルトをのせて、なんとなくブルーベリーをのせてみる。

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生クリームとピスタチオアイス。

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ここまできたらあとは仕上げ。砕いたピスタチオとブルーベリーたちと、綺麗にできた藤色マカロンをのせる。もっとマカロンをのせたい気持ちもあったけど、バランス的にこれが限界のようだ。

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かなりイメージ通りのカラー配置。濃緑要員でミントの葉があれば、なおよし。

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みなさん写真撮るのが難しいとおっしゃっているけれども、ほんとにそう!
どこから撮ったらいいのかわからなくてあたふたしていると、あっという間に全てが溶けてくるという。。

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もう少しカリカリサクサクしたものを入れてもよかったのかなとも思うけど、初回にしてはよい出来なのではないでしょうか!?
我満足当分酒以外糖分不要。


ちなみにこれ、私の遅めのお昼代わりで、夜のデザートにOtto氏にもこれいかが?と尋ねたら、「こちらは結構だけどその代わりに」と、もれなく氏の好きなパフェっぽい画像が2、3送られてきた。

続編もあるかもよ!


今日のお・ま・け

そういえば、昨日のトリコロールミサンガ🇫🇷、マ活の間とかに隙間時間で編んでいたらあっという間に出来上がってしまった。

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エリザベス俺の首に巻きつけてちょい見せな感じ。今日のシャツにちょうどよい。

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カチューシャ的な使い方もできまっせ!ヒッピーなのかチミは??

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