見出し画像

余りもので三位一体な一皿〜クスクス・チリコン・プティン

noteに書いたか失念したけれど、フランスは先週土曜日から全土で18時以降の外出禁止となった。前まで20時以降だったから、門限が2時間早まったわけだが、これが、我が家では意外な影響をもたらしている。

まず、Otto氏が帰ってくるのが1、2時間繰り上げになり、同時にアペロも夕飯の準備も早まる。それはすなわち、私の(ひとりでいられる)日中の活動時間が削られるということでもある。

最近、翌日のお酒の残り方や体力の遅々たる回復ぶりなどから、内臓機能の衰えと体力の低下を痛感することが多い。本人はずっと気持ち32歳のつもりだけど、肉体の歳はとるもので。

こうなったらこの際、ここ最近の荒れた飲んだくれ夜型生活(始動10時、すみません)から、がんばって朝型生活(始動7時)にもっていこうかという気になった。昨日から始めてとりあえず2日続いており、欲に即負けする私にしてはかなり頑張っている。noteは半年以上続けられたから、アラフォー的な健康生活を目指してせめて10日くらいは続けたい。続くかな?


今日は午後、あれやこれやと集中して取り組んでいたため、気づいて時計をみると、すでに17時すぎ。普段ならみるぅを連れて散歩にいきつつ、スーパーを物色して献立を考えて・・・みたいな楽しい時間なのだけど、それは過去のお話。今はあと1時間しかない。この時間帯のスーパーは、昨日牛乳を買いに走ったけれど、仕事帰りに家路を急ぐ人も多くかなりの混みよう。

みるぅのお散歩だけささっと済ませて、今宵はうちに残っているものたちでどうにかこうにかしてみようではないか。

冷蔵庫に入っている使いかけの野菜が、パプリカ、ズッキーニ、セロリ、にんじん。缶詰はなんやら色々ある。たんぱく質は冷凍庫にステークアシェ(牛パティ)が一箱、自家製豚ひき肉および鶏ひき肉、鳥手羽少々など。

一番に思いついたのが、クスクス

ラム肉の代わりに鶏肉にすればスープは問題なくできそう。ラムなしは物たりないけれど、贅沢は敵だ。ただ、肝心のクスクスがほんの少ししか余っていない。ご近所で有名な自作パスタ女王PATA様でさえ、クスクス自作は困難とおっしゃっていたし、さすがに自作するわけにはいくまい。。

次に思いついたのが、チリコンカーン

チリコンカーンのメイン素材、キドニービーンズがないけど、前回クスクスに入れ忘れたひよこ豆ならばある。トマトもないけどトマトソースがあるから代用すればいいし、その他はすべてクリア。

・・・あっっ、インディカ米切らしてる。

こうなったら、主食はじゃがいもじゃ!フリット!モントリオールのプティン!!


過去のごはん記事はこのようにしていつの日か役立つのだなあ・・・と我ながら感心しつつ、野菜を小さめにカット。今日は大体チリコンカーンのレシピで。

画像1

たまねぎ、あんなに切って冷凍したのに、そういえば場所を移したものたちがまだ残っていた。2個分切って、にんにくとともに炒めたら、牛&豚ひき肉を入れてさらに炒める。その後、カットした野菜をすべて加え、トマトソース、ハーブ、調味料を入れて、蓋をしてオーブンに入れて30分ほど放置。コンロがふたつあればそのままでいいんだけどなあ・・・。

画像2


チリコンカーンを煮込んでいる間に、フリットを作る。フリット用のじゃがいもと、義母からもらったナミナミに切れるカッター。

画像3

皮を剥いて、ぐさぐさとカット。こういう形のポテチ、美味しいよね。

画像4

水にしっかりとさらして、その後しっかりと水を切る。お好みで小麦粉をまぶして、油で揚げる。

画像5

画像6


チリコンの方は、オーブンに入れて30分経ったら、味見しつつひよこ豆を足して、さらに20分くらいオーブンへ。

なお、食べながら気づいたけど、目の前に置いていたコーン缶、いつの間にか物陰に隠れて使い忘れていた。詰めがつくづく甘い私である。

画像7


直前に2度揚げしたフリットのうえに、クスクス・チリコン・ソースをかけ、チーズをのせたらできあがり。

画像8


熱々を食べてもらおうと、Otto氏分のお皿は一足早く提供。説明が面倒なので、「チリコンカーンでプティン風です」と言って出していた。

私が自分用のフリットを揚げている最中に食べ始めた氏、開口一番、
「これはチリコンカーンじゃない。クスクスか?」

・・・豆に敏感だった!一瞬にしてバレてる!!

全部平らげていたからいいことにして、おやすみなさい。


本日の締めは、反響がちょこちょことあった赤鬼みるぅ。がおー。

画像9

プロフ写真、しれっと節分バージョン👹



サポートいただいた分は、おうちごはん研究費としてフル活用いたします!