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赤い実、はじけた〜鯉に恋するKoiマカロン

最近の30度ごえと打って変わって、いきなり最高気温18度と肌寒くなった今日のパリ。
クイズまで出しておいてだいぶ遅くなってしまったけれど、先週のマカロン活動=マ活についての話をしたいと思う。

マ活の復習をちょいとすると、素人のくせに狂ってんじゃないの?ってくらい試行錯誤を経て、ラデュレ×フレンチマカロンで安定したマカロンが作れるようになった。

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ラーメンのスープってこうやって作り上げていくのだろうか・・・と、分量や工程をメモしながらふと思ったことを、今となっては懐かしく思う。


次に、イタリアンメレンゲで2回。
イタメレは難しそうに見えるけど、手順と温度さえ守れば安定したコックが作れるような気がしていた。

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そろそろ凝ったものも作ってみたいな。
次はそろそろ巨匠エルメの本でも仕入れようか・・・なんて思っていた矢先のこと。


時を、戻そう

先々週の火曜日、友人とアペロール会をした日に時は遡る。この日は毎年恒例のスイカマン(for 盛岡冷麺)が到来していたな。


待ち合わせのカフェに徒歩にて向かう途中。
ぼーっと歩いていたら目に入ってきたのが、「Koï」という、ジャパニーズ・レストラン。

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「恋」だなんて、まあ可愛らしい名前のレストランだことと思って、看板のしたに目を見やると・・・

「恋」じゃなくて、「鯉」だった。

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お、おう・・・。


近寄ってみると、「鯉」の両脇には、店内にも表にも謎のちょうちんがぶら下がっていた。店内の提灯を目を細めて見ると、

風味「に美しい」

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文節そこで切ってそこが大文字なの?
というかこれは、「美味しい」と言いたいのかな。


SAKURAとかSHIKIとかTOKUGAWAとかFUJIとか、よくありがちな「なんとなく和食系」レストランの名前でも、鯉のKoïは初めてなので思わず俺と記念ショットまで撮ってしまった。

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そして翌日

そしてレストラン「Koï」を見つけた、次の日。

イカなどでお馴染みのチョコチップクッキーさんが、望郷の念が沸き上がって仕方ないこんな記事をアップされていた。「大人の京都修学旅行」なんて、単語単一でも・どの単語を組み合わせても・どこで区切ってもよだれが出そうな、とにかくソソるタイトル。

読んでいて京都にいるような感覚になる素晴らしい記事であります。

さて、チョコ氏によると、「京都迎賓館」の敷地内の池の中にいらっしゃる錦鯉様たちが、格調高きこと極まりないとのこと。なんでも、錦鯉の産地で有名な山古志村の出身のスーパーエリート集団なんですって。

写真で拝見するに、実に美しい錦鯉様たちなのである。

ちなみに私は金魚とか鯉が昔から好きで、金魚はお祭りで釣ってきたものを「金ちゃん」と名付け、水槽の中で巨大化するまで飼っていた(もちろんお世話は父)。
あと、松本城のお堀で鯉を眺めるのも好きだったなあ。

さらにチョコさんの記事内。錦鯉の次に出てくるスーパーおばあさまの秘蔵っ子であられるアルパカ美女ひめ様に、犬界のアルパカことうちの俺がノックアウト。

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(こちら彼此3年くらい前に実家でトリミングサロンに行った時の俺)

これはもう、イヌヒト揃って・・・

赤い実、はじけた。



これ、前回作ったマーブル模様で鯉模様マカロンなんて作れちゃうんじゃないの?という考えに、秒でいきついたのである。

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クイズへのご参加ありがとうございました

ということで先日、ミクニ風カナッペの記事の最後で出したクイズの答え合わせ。

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正解は、ニッポンが誇るコイ、「錦鯉」だったのでした〜!

ピタリ賞はさすがにいなかったけれど、「スイカ」とか「さくらんぼ」とか、可愛らしいものは逆に次回以降へのアイデアになりました。メルシー🍒🍉

驚いたのは、さすがマ活同志・日本のパリの方

「ガナッシュがチョコってことはテーマは味で表現されるものじゃないってことだな?てことは花か動物か…蜂に続いて今回はてんとう虫!」

さすが名探偵ケイチェル。謎は半分解けてる!!素晴らしいので優勝。

「日の丸」とか「太陽」については、見方によってはそう見えなくもない・・・?西海岸のマダムの「ウニ」とか「いくら」も、ある意味惜しかったなあ。


錦鯉マカロン

乾燥卵白はフレンチメレンゲを安定させる効果があるらしいので、今回は久しぶりのラデュレ×フレンチメレで行こう。

集中していたので作る工程の写真がゼロなんだけども、前回のマーブル手法を使ってコックの絞り出しはこんな感じ。

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やはりフレンチメレンゲはイタリアンメレンゲと異なりぷっくり膨らむ。

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フープロ修理中につき、最初にアーモンドプードルと粉砂糖を粉砕して混ぜる過程ができなかったため、表面がちょっとゴツゴツしている。
でもこれが逆にリアルな鯉っぽくてよいかも。

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生焼けも防げた。
フレンチマカロンコックをマスターできているなこれは。

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焼いて冷ましている間にちゃちゃっと生クリームとトンカ豆、チョコでガナッシュを作って、コックに挟む。鯉のKKじゃないYO?(>PONAP)

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錦鯉マカロン、できたァ

白いお皿が大多数な私の食器群のなかでも、珍しい清水焼のブルー。
これにのせて、池で泳ぐ鯉を演出する作戦。

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なんか地味だな、ゴールド入れるか。

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うん、悪くないだろう。


TOP画像へのおこだわり

これをTOP画像に置いてみたら、やっぱりなんだか寂しい・・・

ふと、鯉と共存させてみたくなり、いつもTOP画像を選ぶときに出てくるCanvaってやつを初めて使ってみた。

これ、パワポの進化版(って言い方がもはや昭和?)っぽっくて、初めて触ったけどとても使いやすい!無料版でも選べるものが結構ある感じで、よい。

写真の背景を透明にして、お皿の色に似た水の背景をチョイスして無料版のイラスト鯉を周りに泳がせてみたんだけども、なかなかに上出来じゃあありませんかね!?

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マカロンに、鯉?

ここまで書いてて思う。

わかっちゃいるけど、我ながら渋い。
今更ながら、どうしたらマカロンと錦鯉のコラボなんて思いつくんだ?と。

日常の些細な出来事やnoteヴィラージュの中に、インスピレーションはたくさん散りばめられているのだなということを痛感した、鯉恋Koiマカロン。

私の首は短いけれども、今後も俺のようにぎゅいーんと首を伸ばしながら、感受性を豊かに生きていきたいものである。

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