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追憶のマドリッドきのこ

どうも、昨日の昼から、今日の朝を除いて通算4食連続で昨日完成した自家製鶏のパテカンを食べているユイじょりです。明日の朝起きたら鶏になってそう。むしろなってしまいたいわ。

フレンチの風をびゅんびゅん吹かせた鶏パテカン、フライパンで両面をこんがり焼くとこれまた最高に美味なので、オーブンででも魚焼きグリルででもパテカンを作ってみようって気になった私のような物好きな方々は、是非お試しのほどを。


さて、今日は追憶のマドリッドきのこと題して、旅と食をちょこっと振り返るシリーズ。

最近きのこブーム!?ってくらい、いろんなきのこの詰め物がご近所の食卓に見られるようになった。

まずはプロPATAさんによる、しいたけを使った和のタパス。令和のピカソだけあって、これまた発想が素晴らしい。

ハマのご機嫌QOLお姉さんといえば我らがアイドルぽなちゃん。マッシュルームの生ハム詰め。しかもポルチーニクリームパスタの副菜ときた。強欲なだけあるね。

トライアスロンに料理に物書きetcと、まさに文武両道・才色兼備オーラ漂うかなこさんは、ポテサラ塩辛に共感いただくとともにぽなちゃんレシピのしいたけバージョンを。

かくいう私は先日もカブでファルシを作ったばかりだけど、詰めもの好きとしてはこの波にのらない手はない。

私のつくるきのこは、異国の美味しい記憶から。

🇪🇸

2017年の春、胃友食友のA子ちゃんと弾丸でスペインバスクの天国サン・セバスチャン〜マドリッドの旅に出たことがあるのだが、マドリッドで一番印象に残っている食べものが、その名も「きのこの家」(と訳せばいいのかしら?)で食べた、きのこ。

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なかなか独特なフォントではあるが、マッシュルームとカタカナで書かれているところを見るに、日本人にも有名なのだろう。観光地っぽさ満載だった。

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駆けつけ一杯のビールとともに、まずはししとうの素揚げ
前日までサンセバで飲み食い倒れていたのだけど、そこでもししとうは欠かせなかった。

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そしてついにきました、ここの名物が、こちら。
マッシュルームの鉄板焼き

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ころんと可愛らしいビジュアルもさることながら、これがとても美味しい。きのこ内のオイルがこぼないように両側に太めの楊枝が刺さっているところがニクい。
あまりに気に入ったので、パリに帰ってから速攻で自作したものだ。

きのこの家以外でも、短い滞在のなかでやっぱり食い倒れは続いていた。
以下、マドリッドで食べたスペインっぽいタパス集。
生ハムにイワシの酢漬けにアヒーージョ!
そしてフォークのささったトルティージャは朝ごはん。

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食べてばっかりいないで、少しは観光も。
これはたしか王宮。

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プラド美術館の横にあった、ゴヤ像。

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滞在日数もたしか1泊だったような記憶なので、バルセロナほど満喫はできなかったけど、街並みや建物が荘厳。バルセロナは天才ガウディ一色な感じだけど、マドリッドはより多彩な感じかな。機会があればまた訪れたい。

🇪🇸

さて本題。マドリッドのきのこハウスで供されたきのこは、なんかスパイシーだった覚えがある。たぶん正体はチョリソだ。

ということで、材料はこれだけ。イキのいいマッシュルームに、チョリソを5cmくらい、にんにく。のせ忘れたけど、チョリソがそこまで辛くなかったので、鷹の爪、あとレモンも使った。

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まずはマッシュルームの石づきをカサぎりぎりまでもぎとる。
今日は中に詰めるのでね。
石突きはみじん切りにして、翌日以降に使用。

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ニンニクと鷹の爪をオリーブオイルで炒めて、小さく切ったチョリソを加えてさらに炒める。

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カリカリになってきたら、OK。ちょっとにんにくが焦げた。

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マッシュルームの中ににんにくチョリソをつめる。今日もぴったり具がきのこに入りきるという、空間把握能力というよりもはやこれは運。

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フライパンに並べてパセリを散らし、オリーブオイルをさらに上からまわしかけて、コンロで数分焼く。さらにその後200度くらいのオーブンでさらにきのこがきゅっとしまるくらいまで焼いたら出来上がり。

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追憶のマドリッドきのこの完成。

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そのほかは完全なる手抜きで、冷凍の魚コロッケとフライドポテトをオーブンにいれたりフライパンで焼いたりしただけの簡単ご飯。

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これは、赤ワインがただただ進むだけの完全なる神つまみってやつだ。そしてこのマドリッドきのこ、レモンをきゅっとしぼっても、美味。むしろしぼったほうがいいかも。

かなりオリーブオイルを使った気がするけど、バターと違ってオリーブオイルはいくら摂取してもからだにいいはずだから大丈夫大丈夫!というのは、30代半ばの背中チャックから吉田類系オナゴによる戯言。



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