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不登校からのホームスクール④ 学びの主体を子どもに返す

このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した、我が家のアレコレをお伝えしています。
初めて読まれる方は、初回からお読みいただけると嬉しいです。
初回不登校からのホームスクーリング① 長男の不登校に揺れる親心

今回は、ホームスクーリングを選択している中で感じていることをお伝えします。

仕切り(黄緑葉っぱ)

子どもの主体性が何より大切

長男はいま11歳(小学5年生)で、小学校1年生の9月から不登校になり、ホームスクーリングを選択しました。

その結果、本人は毎日笑顔で、好きなことに没頭して過ごしています。
親としても、テストの点数や宿題を進捗状況に気をもむことなく、いわゆる「学力」では測れない成長を感じることができています。

こうして我が家はホームスクーリングに落ち着いていますが、私はホームスクーリングが最良の教育だとは思っていません。
ホームスクーリングでも、学校教育でも、フリースクールでも、不登校でも、
その子が主体性を持って「今日はこれをしよう!」と前向きな楽しい気持ちで毎日を過ごせるかどうかが、一番大切なのだと考えています。

親は愛情を注ぎ続ける

子どもが種だとすると、親は土、土から上が社会や学校。
土のもとにやってきた種が、どんな花を咲かせるかを土が決めることは出来ないし、土の上で起こる嵐や日照りを止めることもできません。

土である親に出来ることは、ひたすらに愛情や安心感という名の栄養を注ぎ、「どんな花が咲くのかなー」と楽しみに待つだけ。
それ以上を望むときっと親も子も苦しくなるから、親は大地としてただそこにあればいい、これが私の子育て観です。

ですが、これはあくまでも理想とする姿です。
実際は、仕事で疲れて帰宅したとき、ゴロゴロと寝そべって楽しそうに漫画を読んでいる長男の周りに読み終えたであろう本が散乱していたら、「家にいるんだから片付けくらいしてよ!」とイライラします。

ホームスクーリングを始めて5年たち、すっかりこの生活になじんでいる私でもこんなにストレスを感じます。
ある日突然「子どもの不登校」に向き合うことになった保護者の方々の大変さと不安感は、計り知れません。

それでもこのnoteをはじめとして、インターネット上にあふれている様々な情報を集め、お子さんと真摯に向き合おうとされている保護者の方々には、感動と尊敬の気持ちが湧いてきます。

そんな方たちにとって、なにか一つでもお役に立てたら嬉しいなぁと願って、これからも、ここで更新を続けていきたいと思います。
読んでくださりありがとうございました。

仕切り(黄緑葉っぱ)

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次回は、長男より2学年下でHSCの特性を持つ長女が、不登校になり、学校との距離感を自ら決めていくまでをシリーズでお届けします。
↓次回↓


今回のテーマである「子どもの主体性」を最大限に生かしている、きのくに子どもの村学園の加藤博さんの講演会をまとめました。
↓こちら↓


「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
↓こちら↓


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