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不登校からのホームスクール① 長男の涙に揺れる親心

はじめまして、鈴村結(ゆい)と申します。
我が家には2010年生まれの長男、2012年生まれの長女、2015年生まれの次男がおりまして、日々きょうだい仲良く楽しそうに育っています。

長男と長女は、小学校に入学して半年ほどたった頃から、それぞれ違う理由で不登校になりました。
それから家族でたくさんたくさん話し合い、いまはホームスクーリングという学び方を選択しています。

ホームスクーリングって?

ホームスクーリングは、Wikipediaによると

ホームスクーリング(英語: homeschooling)は、学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行うことをいう。オルタナティブ教育の形式のひとつであり、ホームスクール(英語: homeschool)、ホームエデュケーション(英語: home education)などともいう。【引用:Wikipedia】

となっています。
ホームスクーリング、ホームスクール、ホームエデュケーションいくつかの表現が出ていることからわかる通り、日本ではまだまだ一般的でなく、言葉も統一されていないという状態です。

このnoteでは我が家がホームスクーリングを選択するまでのアレコレや、
ホームスクーリングの日常などをお伝えしていきます。

不登校で悩んでいたり、ホームスクーリングに興味がある方に届いたら、とても嬉しいです。

仕切り(黄緑葉っぱ)

小1で「もう学校に行くのは無理だ…」と泣く

今回は、長男が小1の9月で不登校になり、ホームスクーリングという選択肢を知るまでについてお話します。
息子も辛いし親も辛い。家族で悩んで悩んで、答えらしきもののシッポを見つけるまでの話なので、少々重いです。

長男は、小さいころから本を読むのが大好きで、保育園の図鑑を読破してはそこで得た知識を楽しそうに教えてくれるような子でした。
仲のいい友達もいて、小学校にはその友達も一緒に入学していたので、保育園と同じように楽しく過ごせるかなーと考えていました。

ところが入学して以来、家の中でイライラと怒りっぽくなり、夜中にひどい歯軋りをするなど、ストレスが溜まっている様子なのです。
そして、入学から半年ほど経った9月のある朝、朝食を食べ終わった長男が「もう学校は無理だ…」と言って大泣きを始めました。

息子がストレスを抱えているのは明白だったので、「まずはゆっくり休もう、学校には行かなくても大丈夫だよ」と伝えました。すると息子は少しだけ安心した様子でポツリポツリと「実は学校で嫌なことをされていたんだ」と教えてくれました。

いじめが背景にあったけど

息子は具体的なことを話したがらなかったのですが、心配して遊びに来てくれた同級生のお母さんから、息子が特定の子から毎日、叩かれたり蹴られたり、通学中に悪口を言われていたことを聞きました。

息子がされていたことはいじめですし、大人同士であれば傷害事件、人権侵害に当たります。ですから私は、息子が心身ともにゆっくり回復して、いじめにおびえなくてよくなるまで、しっかりと休ませたいと考えました。

ですが学校は「子ども同士の悪ふざけ、謝って仲直りすることが心の成長につながりますので、まずは登校させてください」という意見で、何度話し合いを重ねてもこの認識は噛み合いません。
そんな状態で毎朝「すみません、今日もお休みします」と電話で謝っていると、息子の心を守るためにしているはずのことなのに、こちらが悪いような気持ちになり、欠席連絡が辛くなっていきました。

夫婦の意見も食い違う

そして夫は、出来ることなら息子には登校して欲しいという考え方でした。そのため息子に「学校でしか経験できない事がたくさんあるから、行かないのはもったいないよ」と心配そうに声をかけます。
それに対して息子は「またあそこに通うのは無理だよ」と小さい背中をギューっと丸めて泣くのです。

学校に行けない我が子を心配する夫、
親に心配をかけていることは分かっていても行くことができずに自分を責めて苦しむ息子、
どちらの気持ちも痛いくらいにわかるので板挟みになって泣く私。
息子が不登校になってから最も辛い時期でした。

そんなある日、インターネットで「ホームスクーリング」という言葉に出会った事で、少しずつ状況が変わっていきます。

仕切り(黄緑葉っぱ)

読んでくださりありがとうございました。
次回は、ホームスクーリングに出会い、ホームスクーリングに移行するまでをお伝えしたいと思います。
↓次回↓



ある日子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、親は動揺します。
そんな時は、子どもの立場を想像してみるといいかもしれません。
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夫と意見をすり合わせていった過程はひたすらに「対話」でした
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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最後までお読みくださりありがとうございました、ではまた次回!

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