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知らないまま死にたくない!

今日は心斎橋meleepというヘッドスパに初めて行ってきました。

1時間のコースを申し込んでいたのですが、結構序盤で寝てしまったので、あっという間に終わってしまいました。ただとても気持ち良かったし、接客が丁寧で本当に気分良く過ごせました。ぜひ行ってみてください!

その帰りに大阪企業家ミュージアムを訪れました。友達と一緒じゃ行かないような真面目な場所だし、入場料が大学生だと100円だったので軽い気持ちで行ってみました。

大阪を舞台に活躍した企業家の方たちが紹介されていて、かなり見ごたえがありました。企業家というフレーズだけ聞くと、お堅いイメージを持ちそうですが、全然そんなことはなく楽しむことが出来ました。

今回は印象に残った会社や経営者のエピソードと、自分なりに考えた経営者の方の想いを知ることに、どういった意味があるのかについて書いていきたいと思います。

1.吉本興業

やはり大阪を舞台にした企業ということなので、日本を代表するエンタメを形作った吉本興業も紹介されていました。吉本興業は吉本泰三・せい夫婦が「第二文芸館」を入手して、寄席経営をするところから始まります。

そして、そこから実弟の林正之助と供に経営をしてきたのですが、どのようにして吉本がこのように大きな会社になったのか、劇場文化が形作られてきたのかなどが知れて、かなり面白かったです。

面白ければ、何を演じようが構わない

当時は落語などと比べて、漫才は色物扱いされていました。しかし、林正之助は漫才の可能性に目を向けて、高座の花形にまで発展させました。やはりどの時代も新しいものは否定されますが、笑いを通して世の中に貢献するという理念の基に漫才を広めたのは吉本らしくて良いなと思いました。

そういった理念を掲げられてきて、100年近くたったわけですが、2020年のM-1グランプリでマヂカルラブリーのネタが漫才じゃないと世間から言われていた時も、芸人さんが様々な番組でマヂカルラブリーのネタを褒めたり「38マイクの前で面白いことをすればいい」と仰っていたのが印象的で、根幹にあるものは100年間ずっと変わってないんだなと感じました。

こういった人たちに憧れて、これからも沢山の人が芸人さんを目指すと思います。この理念はこれから先もずっと続いていって欲しいです。

誰の意見でも拝聴して実行するかはアンタが決める

これは吉本せいさんの言葉です。様々な事業を展開して、成功を収めてきた吉本興業らしい言葉だと思います。

人の意見を最初から否定するということはせず、とりあえず拝聴する。その上で自分の軸と照らし合わせて判断する。そういった考え方が大事なんだと気付くことが出来ました。

2.パナソニック

やはり企業家といえば松下幸之助という名前は必ず聞くと思います。「経営の神様」と呼ばれ、あのパナソニックグループを一代で築き上げた経営者として知られています。

任せる経営

当時配線器具の本体になる練り物の調合は企業秘密とされていて、一部の社員しか知らない企業が多かったんです。しかし、パナソニックでは新入社員にも教えるという方針を取っていました。

また日本で初めて「自主責任経営」として、製品分野ごとに事業部制を用いました。それにより、事業の拡大といずれ経営者になるような事業部長の育成をしていました。

こういったことから、松下幸之助は任せる経営を行うことで会社を発展させてきたことが分かります。1人1人が責任感を持てて、若手が育っていくような仕事の任せ方が組織には大切だと感じました。

事業は人である

松下幸之助は「事業は人である。物を作ることも大切だが、その前に人を作ることが肝要である」という言葉を残しています。その言葉の通り、晩年は学校創設に着手したり、人の育成には特に力を入れていました。

また経営理念を確立することも大事にしていて、「この会社は何のために存在しているのか」「どういう目的で、どのようなやり方で行っていくのか」を明確にすることが大切だとも言っていたそうです。

このように松下幸之助は、一人一人の社員が何のために働くのかを明確にして、その社員が育っていくような基盤づくりに特に力を入れていたことが分かりました。だから規模が違うかもしれませんが、私も組織を動かす時は基盤づくりを第一にやっていきたいです。

3.大阪の企業家精神のルーツ

この大阪起業家ミュージアムには、プロローグシアターと言う映像が見られるスペースがあって、毎時15分から上映されます。

そこで上映されていたのは、大阪の企業家たちがどのようにして育ったのかを大阪の歴史を基に説明された映像です。この映像の中で、特に印象に残ったフレーズを紹介します。

合理精神

大阪は「天下の台所」とも呼ばれるように、淀川などの発達により、様々な物資を運搬する起点となっていたため、大阪が物の値段を決めて、それを全国に運搬するということを行っていたそうです。

そうしたことを行っていく中で、大阪では自立自助の考えを持ち、合理精神がある人が育ってきました。価値を頂く代わりに価値を提供する。そういったことを繰り返していく中でどんどん文明が発達してきたんだと思います。

企業家精神 七つのキーワード

この映像の中でも出てきた企業家の方たちが大事にしているキーワードがあります。入り口でもらったパンフレットにも載っていました。

どの言葉も本当に大切だと思うので胸に刻んで生きていきたいです。

4.知らないままで死にたくない!

今回経営者の方の考えに少しだけ触れたのですが、これは本当に貴重な経験だったと思います。というのも就活していく中で、経営の視点を全く持たないまま企業に入ることに少し危機感を覚えていたからです。

具体的に言うと、企業で幹部の方がどのようにして、会社を運営していて売り上げをあげているという仕組みを詳しく知らずに入社してしまうと、もし会社に搾取されていたとしても全く気付くことが出来ないからです。

不当に働かされているのか、それとも単純に自分の能力がないから給料が上がらないのか、そういった判断が出来ない状態で何年も働いてられません。もちろん働いていく中で見えてくるものも、あると思いますが、事前にある程度の知識は入れておいて会社に依存しない社員になりたいと思います。

また経営者という視座が高い方の考えに触れることが出来て刺激を貰えたので、モチベーション高く明日から過ごせそうな気がしています。

知っていないと判断できない

スティーブジョブズはわが子にiPadの使用を禁じたという話があります。それはスティーブジョブズが最もスマホの危険性を分かっていて、及ぼす悪影響を深く知っているからです。

ただそういったことを知らずに1日何時間も携帯を触って、時間を奪われ続けたまま生きている人が多くいます。僕は絶対にそんな人生を送りたくないです。

そのために、ただ受け身になるのではなく、物事の本質を捉える姿勢を大切にしていきたいです。さらに誰かが作ったエンタメを楽しむだけではなく、生産者側にもなりたいと思っています。

そのために日々noteを投稿しています。これからも続けていきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いします!今回は結構長くなってしまいました!読んでくださった方ありがとうございます!



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