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憂鬱になって、大好きな洋楽を聴いて、また憂鬱になって、翻訳して歌詞を書いた

コロナ生活は憂鬱になりがちになる。
仕事における様々な配慮、ソーシャルディスタンス、マスクの着用、遠隔でのやり取り。

休日でも家にいる時間が長くなる。
日本中が、誰かを応援して元気を届けようとする時期、踏ん張ろうとあらゆる策を練っている時期、新しいシステムの導入を検討する時期。

シリアスに考えないといけない時期であることは間違いないけど、無理に元気になろうとするのは今の僕の気分としては違う。海の奥底にゆっくりと沈み込むみたいに、今の憂鬱さに少しばかりは浸りたい。

そうした時に、好きな曲を聴きたくなった。
マイベストソングのひとつ。
Oasis「Little by little」
リリースは2002年にされたらしい。

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Oasis
イギリス・マンチェスター出身のロックバンド。1991年に結成され、2009年に解散。 The Beatles、The Whoなどから続く正統派ブリティッシュ・ロックを踏襲し、90年代に隆盛を誇ったブリットポップ・ムーブメントの代表格かつイギリスの国民的ロックバンド。

親父はOasisが好きで、実家の荷物置き場にあるタンス引き出しに、若い頃に買ったOasisのCDがやけにたくさん入っていた。(それとU2も同じくらい入っていた。)当然何がいいのかさっぱり分からなかったけど、大人になると良さみたいなのにも気づいてくる。「Little by little」を知ったのは、「Oasis」で検索にかけて色々曲を試しに聴いてみた時だ。

初めて聴いた時、サビが気に入った。
バラードで曲のテンポは遅いけど、サビの部分で何か気持ちに浸れるものを感じた。サビの部分は盛り上がるというよりは、静かに目をつぶってゆらゆらと体を揺らせて曲の重みと気持ちの高揚を得ることができる、そんな感じだ。憂鬱な気持ちがサビに乗せて少しだけ晴れる。だけど、大体は残る。


深夜にベッドにもぐりこんで、Oasisの「Little by little」をイヤホンをしながら曲を聴いた。憂鬱さを感じることができて、やっぱり心地良かった。無理に気持ちを上げようとしなくていい。曲に込められた歌詞が、大きい物語だからか、そこもこの曲で安心できるポイントかもしれない。

和訳を見てもう一度曲に乗ろうと思ったけど、Oasisの中でもマイナーな曲なのか、全然出てこなかった。出てきた数個の和訳を見ても、一人称が「私たち」「俺ら」と書かれていて、それもちょっと自分の中でしっくりこなかった。キザじゃなくて、もっと優しく語りかけてくるようなのが和訳が良いと思った。

どうせなら自分で作ってみようと思って、ベッドから出て机に置いているmacを開いた。暗い部屋の中、パソコンの画面と窓から見える街灯の光だけを見ながら和訳してみた。洋楽の歌詞を和訳したのも初めてだったし、そして何よりも贅沢な気分になれることを今回初めて知りました。

Oasis「Little by little」

We the people fight
For our existence
We don’t claim to be perfect
But we’re free
We dream our dreams alone
With no resistance
Fading like the stars
We wish to be

僕たちはここに存在するために
戦ってる
僕たちは完璧なんて言うつもりはない
だけど自由だ
何の抵抗もなく
一人一人がそれぞれ孤独に夢を見ながら
星のように消えていく
そうなれると願ってる

You know I didn’t mean
What I just said
By my God woke up
On the wrong side of this bed
And it just don’t matter now

さっき言ったことは本気じゃなかったよ
君ならわかるだろ
俺は朝から
機嫌が悪かったんだよ
今はそんなの別にどうだっていいんだ

Cause little by little
We gave you everything
You ever dreamed of
Little by little
The wheels of your life
Have slowly fallen off
Little by little
You have to give it all
In all your life
And all the time I just ask myself
Why you’re really here?

だって少しずつ
今まで君は夢見たものを
叶えてきたから
だから少しずつ
ゆっくりと君の人生は
転がり落ちていているんだよ
だからこそ少しずつ
君は人生をかけて
返していかなくちゃならない
そして俺はいつも
自分に問いかけるんだ
君がここにいる存在の意味を

True perfection
Has to be imperfect
I know that that sounds
Foolish but it’s true
Day has come
Now you’ll have to accept
Life inside your head
We give to you

真に完璧なものには
完璧でないものが含まれてる
おかしな話に聞こえるだろうけど
でもそれは本当だよ
そろそろだ
君はちゃんと受け入れないと
いけない
君が辿ってきた人生は
僕たちが手助けしてきたことを

You know I didn’t mean
What I just said
By my God woke up
On the wrong side of this bed
And it just don’t matter now

さっき言ったことは本気じゃなかったよ
君ならわかるだろ
俺は朝から
機嫌が悪かったんだよ
今はそんなの別にどうだっていいんだ

Cause little by little
We gave you everything
You ever dreamed of
Little by little
The wheels of your life
Have slowly fallen off
Little by little
You have to give it all
In all your life
And all the time I just ask myself
Why you’re really here?

だって少しずつ
今まで君が夢見たものを
叶えてきたから
だから少しずつ
ゆっくりと君の人生は
転がり落ちていているんだよ
だからこそ少しずつ
君は人生をかけて
返していかなくちゃならない
そして俺はいつも
自分に問いかけるんだ
君がここにいる本当の意味を

(もう一度繰り返し)

Why am I really here?
Why am I really here?

俺はどうしてここに存在しているのだろう?
俺がここにいる本当の意味はなんだろう?

どうだろう?
下手くそなんかな。
わかんないや、作っただけで、それで満足。

憂鬱になって、曲を聴いて、また少し憂鬱になって、それでも憂鬱な気持ちに曲が共感してくれることが嬉しい。

明日も大変な1日かもしれないけど、明日も社会が回るように。少しずつ日本が良くなっていってほしい。少しずつ。little by little

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