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文学フリマを1ミリも知らない理系オジ、はじめてのおつかい(文学フリマ東京37レポ)

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この記事を書いた人

室長 
 株式会社遊学の一員(埼玉分室:ビジネス担当)
 東京理科大大学院修士課程修了(技術経営修士:MOT)
 技術者(バリバリの理系男子)
 ハイテク上場企業に長年勤務。海外交渉なども担当。

文フリと私

理系のビジネスパーソンである私にとって、文学フリマ(文フリ)は全く別世界。X-Y座標軸で考えると、文フリの参加者が第一象限だったら、私は第三象限に位置する。そこに、たった一人で参加するわけなので、私にとっては小さな冒険でした。

文フリと私

概要 
日時:2023年11月11日(土)
場所:文学フリマ東京37(東京流通センター)

文フリへ行った目的 
・文フリ参加者との交流
・来年1月の文フリ京都への出店を控え、注意点などの調査
・図書等購入 11冊(お使い)

では、いよいよレポを…

まず、想像を大きく超える盛況に驚かされた。

文字離れってホント??と言う印象。モノレールが文フリ会場の最寄り駅の流通センター駅に到着すると、ホームから溢れんばかりの人が下車する、人人人。暫くの間は混雑でホーム上で列が先に進まないほどだ。

会場に入ると、展示は手作り感満載。会議用のテーブルの上という限られた空間で、各ブース工夫を重ねていた。多くは路上販売の延長線上で本の平積み+アルファ程度の出品が目立つ。

各展示、自分たちならどうするかと考えつつ回る。本の見せ方レイアウト、積み上げ方など。立体化とアイキャッチ(例えばぬいぐるみ、iPad、切り替わる画面など)がポイントだが、売る人の顔や上半身隠れるようだと逆効果か。販売スペースが狭い故に、売る人自身が一番のアイキャッチになる。恥を捨てて、アイコンとして目立つ必要あり。ここポイント。特に目立ったのは、和服の人や変な帽子の人。

「売れますか?」「売れますねぇ〜」

出品者と立ち話しているうちにもどんどん売れていく。モノレールホームでも、会場内でも「コミケ」「コミケ」と声多数。客層が被っているのか? 若い人多い。女性が多い。おじさん少なめ。

購入者はぶらぶらして買うというよりも狙って買いにくるような感じ。反対に、私は初参加だし全く土地勘がない、「はじめてのお使い」なので、メモを片手に「〇〇〇って本、ありますか?」と目の前にその本が並んでいるのに、聞きながら購入していました。みなさん、指名買いが基本なので大量購入の人は少ないようです。なので、10冊以上も大量に買っている私は各所で驚かれました。「実は、お使いなんです」と照れ隠し。

ビジネスの切り口の出店は、見学した限り見当たらず。また、予想に反して?名刺を用意している人も少なかった。背広(ブレザー)着ている人は私だけで、目立つ。ビジネスの匂いは皆無でしたね。

【お使いエピソード】
「この本探しているんです」と聞いたら、目の前にあった。
「表題がわからない本」に初めて出会った。

色々な予想がことごとく裏切られた、文化の違いを感じた一日でした。
また、いい意味で、アマチュアの力、アマチュアの時代を感じました。

それでは、文学フリマ京都(24年1月14日(日))
みやこめっせで会いましょう!


おまけ

「お使い」は無事、届いたようです。


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