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毎日スーパーのパックのお寿司を食べて乗り切った日々があった

noteの更新が久々になった。
たべもののはなしをしようとアプリを開くといつもなんだかこう、呑気な気持ちになって良い。
食べ物ありがとう、noteありがとう、
読んでくださる皆様ありがとうございます。

ここのところ人生史上でもかなり上位に食い込むハードさの日々を過ごしていた。
1日の活動時間が長い日だと20時間に迫るようなときもあり、ア〜いつかこの日々が何かのあれで良きものなってくれ〜とフモフモ不毛な願いが脳裏によぎることもしばしばであった。眠気と疲れと使命感がバトルしているとき、あぁ、三者が戦っても勝ちか負けか選択肢は2つしかないんだなと思ったりして。
いろんな人の手を借りながらこの日々をエイヤで乗り越え、今朝は9時間寝た。めっちゃ元気である。

この日々を支えてくれた存在は数あれど、特筆すべきはパックで売られているスーパーのお寿司なのであった。

勘のいい皆様ならとっくにお気づきであろうが、私は難局という難局に出くわすと必ずと言っていいほど食に逃げる。やつれたこととかマジで一切なく、忙しいと太りまくるたちである。しかしその習性を持ちながら年齢を重ねてきてもいるので、ここ最近は一食の量が増えるケースと一食の質が高くなるケースの両方を経験している。

普段ならあまりスーパーのお寿司をいただくことはないのだけど、職場近くのスーパーで昼食を探していたときふと目についた握り寿司10個入りパックの中のキラッキラしたイカのネタが妙に美味しそうに見えたのだ。
過去とても疲れた時にホタルイカを食べてめちゃ元気になったことがあるが、たぶん同じ栄養素を感じて欲したのだと思う。
ええい、私を癒すのは資本主義!お寿司食べんとやってらんねー!と迷いなくノーモーションで手に取って自席で一口食べると…

みるみるうちに元気がみなぎってきた!
多分なんか、お寿司を食べた時にしか出ない脳内物質とか、絶対あると思う。と思わざるを得ないくらい。噛み締めて味わい嚥下するそのたびに元気が出てくる。こんなに美味しいんだ、スーパーのおすし!と日々の風景を再発見したような気分である。そこには喜びがある。

目に飛び込んできたキラキラのイカはむっちりと柔らかくて風味豊かだし、大好きなサーモンも分厚くて食べ応えがある。いくらもプチっとして美味しいし、マグロもいい感じ。スーパーのお寿司…すごい!!と夢中でモリモリ食べた。あぁ、最高なお昼…!とうっとりしながら午後を始め、その日を乗り切った。

その経験が忘れがたく、そこから数日ほど毎日パックのお寿司を食べては元気をみなぎらせて働いていた。本当につらかった日は「お昼にお寿司を食べられる…」というのがガチのモチベになっていたりしたので、本当に癒され助けられていた。

お寿司からはなんだかすごく生の活力を感じる。お魚のいのちとつやつやのお米と発酵食品であるお酢と職人さんの技術の融合。もっとも、スーパーのお寿司は機械でつくられているかもしれない。でも、ものづくりをしていると改めて想うことなのだが機械にも企画や設計図や製造の過程があり、その全てに誰かのものづくりと時間がある。配送する方も陳列してくださる方もレジを打ってくださる方もいる。

全ての皆さまにお会いすることはできないかもしれないが、私はお寿司を取り巻くありとあらゆる存在から元気を分けてもらって心の健やかさを保っていられたのだった。いつかここ数日のはちゃめちゃな私の日々が、巡り巡って予期せぬ形で誰かの喜びや元気になったりするのだろうか。なれたらいいな。

スーパーのお寿司、大好き、マジでありがとう。

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