SOHO系フリーランスは仕事環境に投資すべき

SOHOという働き方

SOHOとは「Small Office Home office」の頭文字を取った言葉で、個人事業主が小さなオフィスや自宅で仕事をすることを意味します。

一般社団法人 日本SOHO協会では『企業などから委託された仕事を、情報通信を活用して自宅や小規模事務所等で個人事業主として請け負う労働形態』と定義されており、ITを経由し、PCのみで完結する仕事を行う個人事業主がSOHOに当てはまるそうです。

SOHOに含まれる業種（例）
・Webライター
・編集者
・デザイナー
・エンジニア
・プログラマー
・Webマーケター
・ECサイトの運営
・イラストレーター
・動画編集者
・Web制作

…など、PCのみで仕事が基本完結する業種

在宅勤務やテレワークとの違いとして『個人事業主か否か』があげられます。また、不特定多数の場所を点々としながら仕事をするノマドワーカーと異なり、SOHOは自宅または小さなオフィスを拠点に仕事をする点が特徴です。

自宅を職場として活用することで『初期費用を抑える』『労働時間を自分で決めれる』『通勤が不必要』『寝泊まりも自由』『労働環境を自分好みに反映させれる』といったメリットを受けることができます。時間からの解放を獲れるため、通勤というストレスからは完全に解放されることがSOHOの魅力と言えるでしょう。

SOHOとして働く（または働きたい）のであれば、先ずは『パソコン』＋『自宅』の組み合わせでできる仕事を見つけ、営業から納品までの流れを全て完結できそうかどうか検討してみましょう。

最も投資するべきはネット環境

・回線は光回線がオススメ
自宅を拠点にするのであれば、回線は光回線一択です。確かに月額料金は高いですし、場合によっては工事も必要になるので手間がかかります。しかし、ネット環境はSOHOにとって命綱です。どんな時も快適でストレスフリーなネット環境は生産性向上に大きく影響します。

また、テレワークの時代ではテレビ会議が当たり前のものとなりました。この時にネットワークの接続が不安定だとスムーズな商談を進めることができません。機会損失を防ぎ、生産性の高いビジネスに注力するためにも回線は高速化させましょう。

・Wi-Fi 6の導入は検討価値あり
Wi-FiはSOHOのみならず生活の中でも不可欠な存在です。だからこそWi-Fiはこだわることをオススメします。SOHOの場合、Wi-Fiに求められるのは「通信速度」「複数接続への強さ」「省エネ」の3つで、特に「複数接続への強さ」は作業環境を快適にすればするほど必要性をひしひしと感じることでしょう。

Wi-Fi 6は2021年現在では最も新しいWi-Fi規格です。もし、Wi-Fi環境を改善したいと考えているならWi-Fi6への投資はありだと思います。通信環境の快適さはSOHOを加速させることでしょう。

・ノマド希望ならVPN導入はあり
ノマドワーカーとしてあらゆる場所で仕事をしたいのであればモバイルWi-Fiへの投資は不可欠ですが、もう一つ欠かせないものがあります。それがVPNです。

ノマドワーカーとして働くのであれば、無料Wi-Fiや公衆無線LANに接続する機会も少なくないと思います。しかし、無料Wi-Fiは情報漏洩の危険性があり、ビジネス利用するのには適していない現状があります。

そういった課題を解決するのが「VPN」です。VPNを使えばセキュアに公共無線LANへと接続できます。スタバでもマックでも安全に仕事できますよ。

PC環境は効率性と生産性を重視せよ

・ディスクトップPCとノートPCの二刀流
仕事内容によってはノートPC一台で完結する場合もあると思います。ただし、一台のPCに依存してビジネスを進めることは作業効率の点やセキュリティの点でデメリットもあります。

そこでディスクトップPCとノートPCの二刀流体制がオススメです。ディスクトップPCはノートPCと比較して安い傾向にありながらも高機能なスペックを誇ります。高機能な仕事環境は作業効率を改善するだけでなく、セキュリティ対策や、ノートPCでは処理できないアプリケーションの活用など様々な用途で活用できます。

・タブレットで業務効率化へ
SOHO系のビジネスは極論言えば「どこでも仕事ができる」利点があります。そして条件さえ揃えばスマートフォンでもビジネスを行える場合もあるため、手元にPCがなくとも利益を上げることも珍しいことではありません。

真の意味であらゆる場面でビジネスを行い、機会損失を防ぐのであればタブレットの導入はオススメです。タブレットの魅力は持ち運びやすさにつきます。ノートPCを持ち運ぶのは結構重たいので、常に肌身離さず持ち歩くことは現実的ではありません。

その点タブレットは「軽い」「薄い」「高機能」と優れているのでオススメです。また、ノートとして代用できる点も魅力ですね。メモの取りやすさはPCより優れているポイントです。

・デュアルディスプレイで作業効率アップ
PC環境への投資で最も作業効率が上がるのが「デュアルディスプレイ」といっても過言ではないと思います。モニターが複数あるだけで作業効率は爆発的に急増します。

PC2台体制とは別の使い勝手の良さがあり、SOHOとして活動をするのであればモニターへの投資は惜しまない方が良いでしょう。作業効率が少しでも上がるように投資を続けることで大きな成果を得ることができる可能性が上がります。

・WindowsとMacはどちらが良いのか
結論から言えば「どっちでも良い」に落ち着くこの論争だが、双方にはそれぞれの良いところがあるため、自身のビジネスに合わせて購入することがベストと言えます。

Windowsはアプリケーションの豊富さと、使い慣れた操作性が魅力です。PC自体は様々なメーカーから出ていることもあるので、一概に評価はできませんが、surfaceシリーズはかなり扱いやすく、様々な場面に対応できるためオススメです。

特にOfficeが標準装備であることが多く、ビジネスシーンでは必須アプリケーションのためそれだけでもアドバンテージがあります。また、Windowsしか対応していないアプリケーションはまだ多く、ビジネスによってはWindowsでないと対応できないケースも出てくるでしょう。

Macシリーズの魅了は互換性の良さにあり、Apple製品同士であれば簡易的なネットワークをすぐに構築できる点はビジネスにおいて非常に役立ちます。例えばiMac、MacBook、iPad、iPhone、Apple Watchを所有しているのであれば、どのデバイスからでも通知を受け取ることができ、急ぎの対応にも即座に反応可能です。

iPhone、iPadと連携できるのは非常に効率的で、自宅内ネットワークの構築を簡易的にできる点はMacが優れているかと思います。

環境への投資は大切です

フリーランスとして働きたいと考えている方が多い昨今において、ビジネス環境への投資は競合との差別化につながります。

作業効率を少しでも良くするために環境改善を行うことで、ビックチャンスが訪れた時に確実にキャッチすることができます。

また、環境に投資すると「頑張ろう」とモチベーションにも繋がります。

自身を鼓舞する要素としても有効的なので、ぜひ一度見直してみてください。

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