身体は健康でもこころはボロボロ…日本の子どもたちが精神的幸福度ワースト2位なのは…
バリにいると、ここで育つ子どもたちの自己肯定感の高さに驚かされる事がよくあるのだけど…
(あ、大人も自分が大好きな人、多いような氣がする)
調査によると日本の子どもたちは
先進国38ヵ国の中で、
身体的健康は1位、
でも生活の満足度が高いと答えた割合や自殺率の数値を比較した
「精神的健康」は、
ワースト2位だったらしい。
つまり日本の子どもたちは、
ある意味、精神的飢餓状態。
こころはボロボロですよ、
というわけ…
半分以上の子どもが自分をどこか否定的にとらえているらしい…
これってどっから来るのか…
〈子どもは先生や親の言うことを聞かなくては怒られるし、言われた通りのことをすれば褒められるのが現実だ。それが日本の子どもたちの今の姿だろう。
実のところ、私たち日本の大人は、子どもたちに(どうしたいのか)選ばせていないのだ。〉
でも
大切なのは子どもの自主性で、自分で"選択"できる余地を与えること。
自分で選んだって思えることがとても大切。
なぜなら…
選択は生物の本能だかららしい。
〈本能に反したことをやらされれば、健康なこころを保てないのは当然だろう。〉
〈「選択」は、自分で自分の環境を変える能力なのだから、
選択するためには、
まず「自分の力で変えられる」という認識を持たなくてはならない。
この
「自分の力で変えられる」は、
大きな自信につながる。
よって、子どものうちから育てなくてはいけないと、私は思う。〉
〈“親から何かを与える代わりに、子どもが自己決定できる機会を作ってみてください。小さな自己決定を繰り返させていくことが大切です。〉
私は"何も選べなかった"、こころがボロボロのまま大人になってしまった人の成れの果てを知っている。
「選ぶ」は大きな力になる。
このことを私たち大人が認識すれば、
子どもたちの心の飢餓をなくせるはずだ。
子どもが自分で選ぶこと、
自分が手出し口出ししないで子どもが自主的にやるのを待つことは、
手出し口出しするよりもエネルギーの要ること。
そして子どもが自分で自主的に勝手にやるのだと、自分がそこに何も関与できない。だから待てない、というのもある。
この場合は
"子どもで自己実現を果たしたい"
自己承認欲求を抱えて子育てする親や教師。
大人が自己承認欲求を満たしたがるのは、自己肯定感が低いから。
結局日本では多くの大人も子どもも、
いろんな
"自分で選ぶこと"を与えられずに
"自分の力で変えて行ける"自信も持てずに、
ひたすら学校や親から押し付けられた"正解"にはめ込むように
育てられると言うことか…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?